無限の住人のレビュー・感想・評価
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う〜ん、、長い、クドイ、御託が多い
賛否両論の映画、ようやく観れました。
木村拓哉のファンでも無く、アンチでも無く感想を書きます。原作も知りません。
気になった所は
①後半が長い
最後の逸刀流vs〇〇までテンポ落とさず持って行きたい気持ちは分かるが、そこまでどっか他の映画で観た様な展開だし、それまでの万次(木村)vs逸刀流刺客数人(満島、海老蔵、戸田)の連戦が後半尺が長い為、忘れるくらい台無しになってしまっている。
市原直人が絡むシーン。そんなに要らない。
②【再生】がクドイ
あるお方の特殊能力である再生。やってもいいんだよ。だけど、毎回やられると飽きちゃうんですよ。
ある程度強い設定で、雑魚相手には使わなくて良いのでは?あと、隠し武器設定が分かりづらい。
③御託が多い
誰かが登場する度、言葉が多く大半が御託。
「毎回かよ!そんな話いいんだよ!早く対決しろよ!」と言いたくなった。
主な感想3つが上記でした。
木村拓哉がヒットせずの戦犯みたいな扱われ方だが、違うと感じた。頑張ってましたし、及第点付けますよ。福士もいいし海老蔵も戸田もいい。
他ですよ!他!戦犯は!
戦犯①三池監督
監督は儲からないと言う事で、スポンサーのいいなり状態で作るから映画センスが無くなったのでは?
土竜の唄2といい、テラフォーマーズといい、コレといい、誰かから託された脚本ありきで心が入っていない作品に感じる。
戦犯②撮影監督&衣装担当
対決シーンはカメラがブレるブレる!いつの間にか終わってる!迫力出す為ブレるのは分かるが過ぎるのは良くない。
また、カメラアングルのおかしさで殺陣が台無しの箇所がある。(木村vs福士の対戦で真上アングルからの為、当てにいっていないのがまるわかり等)
衣装も大半、綺麗過ぎるし、、、
(木村と杉咲が小雨の中池の前で話すシーン。衣装グチャグチャで雰囲気良かったのに、次のシーンは小綺麗さでため息。)
戦犯③何の為に出てきたか分からない映画界の重鎮&ベテラン俳優達
杉咲父親役の勝村政信、殺陣&すり足下手過ぎ。
幕府側の田中泯、いつも役風同じ。
山崎努、お前は何の為に出てきた?要らんし、その役柄は売れない役者でも良い。
ダメ出しばかりしましたが、杉咲花は特に良かった。
悔しがる時の鼻の廻りの仕草と鼻水最高です。役者です。
無限の中年。
なにを演ってもキムタクだからと、アンチキムタクな私でさえ
今作は結構面白かった。中年になった彼が身体に鞭打っている
感触がハッキリ見て取れる。俺様目線が消えて汚れ役でも何で
も脇で主役を支えられる存在になれたらイメージが変わるかも。
今回は死にたくても死ねない、無限の命(虫)を与えられた悲劇
の男を演じているが、いつものめんどくせぇ顔や台詞の端々に
守り切れなかった妹の無念を抱える情けなさを巧く出していた。
妖艶な肢体やカッコ良さは若手に任せ、ひたすら少女を守ろう
と頑張る中年オジサンというのは共感を呼べるから、豪華に脇
を飾るキャスト陣の巧さを引き立て、尺の長さを感じさせない
チャンバラ活劇になる。いろいろ細かい点が気になるところは
御愛嬌なので、おそらく原作が面白いんだろうなと予測もつく。
観て良かった
「木村拓哉」がいない。冒頭から「万次」を観ていました。
「木村拓哉」がいない。冒頭から「万次」を観ていました。
ゆえにエンドロールを観た時のなんともいえないこみ上げる気持ちがあったのかと思います。木村拓哉という俳優が、万次に徹する直向きさが「無限の住人」を成立させています。
映画を観るときはストーリーを追うより映像美を探すほうが好みですが、ほぅと魅了されたのがモノクロのシーンのラスト、画面右の万次と惨劇のその後です。
このシーンを監督は撮りたかったのだと感じました。
残酷?壮絶?などの言葉とはなにか異なる、「事の顛末の哀」を感じさせる一枚の絵でした。
荒ぶるなかの哀しみはみたことがある気がしますが、この絵はそっと荒ぶるものが隠れているような哀しさを示していました。
おそらく海外の方には印象的な絵かと思います。
(またこの黒く「無」が蠢くシーンは「13人の刺客」でも感じたものです。)
凛と出会いストーリーが展開していくとこは日本の漫画的なスピードがあります。
漫画が原作で良かったと感じています。小説的なものだともう少し大人しく進んでしまうかもしれませんので。
黒衣鯖人、凶載斗と次々に戦うなかで、ふと善悪に疑問が沸きました。
凶載斗には凶載斗の理由もあるからです。
そしてその疑問は、槇絵との戦いのなかでさらに深まりました。
万次の敵は残虐、無慈悲な殺人集団ではないからです。
この道理は万次が凛に出会ったときの会話にも集約されているのかもしれません。
万次は決して強くありません。え?ってくらいボコボコにされます。
これがヒューマン映画なら「愛のためにどんどん強くなる」などのストーリーが付与されるのでしょうが、徹底して万次は万次でい続けるのです。
あたかもそれが「無限の命」とも心情は近く、永続的世捨て人な万次が「じゃあ殺してくるわ」のごとくあっさりとした心持なのです。
ただ万次は斬られ、悶え苦しみます。山の中で暮らした野犬のように、吠え、食し、酒をかっくらい、泥だらけでも全く意に介せず。
そこにはやはり「めんどくせえ、生きるということ」が強く存在するのです。
中盤での永空との出会い(敢えて「出会い」)では「生きている」「誰かに生かされていること」の受け止め方をすっと観客も斬られてゆきます。
ただこのシーンは演者の気迫のぶつかり合いが凄まじく、観客にそこまで心の余裕を持たせてくれません。
ドカンと「不条理の悲しみ」「不条理の意味」をぶつけられてしまいます。
気がついたら涙が出たシーンですが、その意味は誰が可哀そうとかだけではないのだと思いました。
あ、忘れていました。これ「木村拓哉」が演じているんですね。
でも忘れてしまうんですよ。
そこには凛の本気を万次にぶつけまくるシーンが幾度とあるために、さらに「凛のための万次」になってしまうのだと思います。
凛の心にあるそのままが言葉になってぶつかってくるのですが、万次との絡みはクスッと笑いました。
だって、あの世捨て人の汚いおじさん万次さんに、ほとばしる熱いパトスをぶつけてもね(笑)
さて、それぞれ万次の斬らねばならない相手には哀(愛)があるのですが、ちょっと許せねぇって敵も現れます。
シラです。
でも悪人が最高の悪でないと、万次の覚醒はないのです。
「13人の刺客」でも三池監督が描く「悪人」は想像の遥か上の「悪」です。
しかし、生きていること、愛を寄せること、許せないこと、許さないこと、そして人間が生きる上にある善と悪の境目は、
悲しいけれど争いの中でしか覚醒されないもの、自分の行いを良しとする理由は見つからないのが、人の性なのかもしれません。
後半には前述でも出た「監督がどうしても撮りたかったと思われるシーン」がバシバシ決まります。声をあげたいシーンも多くありました。
他の観客のかたも前のめりになったシーンではないでしょうか。
そこはエンターテイメントでもあるんですが、随所には根底にはアングラっぽさを感じました。
(「あさま山荘事件」を観たときに似ている何か見てはいけないものを見てしまった、人間の性のような不穏なものです)
長まわしのなか観客はともに歯をくいしばる時間のなかで天津は「悪なのか?」「悪ならば殺せばそれは善か?」と心が揺れました。
それは槇絵のセリフは少ないものの、そこに「愛」が対峙するからかもしれません。
しかしまたこれ三池映画に答えらしいヒューマニズムなシーンがあるわけないのです。
そういった問いも答えもない中でも観客として答えを待っていた気がします。
個人として良作というのは「帰り道ひとりで考えたい」と思う映画です。
夜に観に行って良かったと思いました。薄暗い河原を自転車で走りながら、「天津は・・・蒔絵は・・・永空は・・・凛は・・・万次ならば・・・」とまだまだ悩むことができます。
そしてもう一度、「それでいいのか?」と確かめたい気持ちが沸いてきて、再び万次に問いに行きたいと映画館に通いました。
面白い!300人対1人というキャッチコピーに釣られた
杉咲花に敬礼!
小さい身体なのになんと堂々とした佇まい。『湯を沸かすほどに熱い愛』のときは突かれたネコのような声だったのがここでは一変、腹の底から突き出てくるような太くて通る声で、ものすごい人数のエキストラを恫喝していた。肝の座り方が半端ではない。とても先行き楽しみ。
三池崇史監督は『十三人の刺客』の時のような大殺陣でキムタクをパブリックイメージの呪縛から解き放ってやろうと目論んだのか、かなり気合の入った出来栄え。敵役の市川海老蔵、戸田恵梨香、満島真之介、北村一輝、市原隼人が絶妙。中でも市原隼人のなりきり度が純度高く、もう少し出番あっても良かった。戸田恵梨香も殺陣がそれなりに強そうに見えてしまう。
キムタクはもう「頑張ったね、お疲れさん!」という感じ。コレ褒めてる。
割り食ったのは福士蒼汰。仮面ライダー出身だし、アクションもこなす役者なんだが、ちょっとスマートすぎたような。
でも、この映画は、良い。
原作を知ってもらうきっかと考えればありかも?
三池監督作品全般に言えることですが、原作からの実写化の場合、
基本設定やキャラクター、世界観を使った別もの作品として観るべき。
無限の住人の場合、主人公「万次」は本来はコミカルなキャラ。
終始シリアスではない。
それと殺陣なども動きがどうも…
るろ剣を例としてあげてる人もいるけど、原作ではありえない殺陣(刀の逆手持ち、合気道を利用した行動など)もあり、
ワイヤーアクション特有の変な動きなどなど…
「どろろ」の妻夫木聡さんの時もそう。
時代劇でもアクションが加わったものはどうしても動きがおかしいものが出てくる。
これなら日曜朝の特撮ものの方がまだまし。
全体的な作りとしては、世界観などはわかると思うが、
るろうにでも何でもそうだが、原作設定を使ったまま2時間枠で納める為に凝縮しすぎ。
演者のファン達は純粋に楽しめるのかもしれないが、
原作ファンやどういう映画だろう?と思って観る人からするといまいちかも…
そもそも実写化するなら、海外映画と違い、予算も技術もたいしたことないんだから、世界観、設定、キャラなどを使い、オリジナルストーリーにした方がまだまし。
テラフォーマズ、進撃の巨人を見てもわかる通り、いまいちレベルが高すぎる。(ドラゴンボールよりはまし)
るろうにも原作ファンからすると「………(・д・)」が多いはず。
最初のは詰め込みすぎ、京都大火編2部もなんだかなぁ…という感じ。
原作ありきの作品で実写化が成功したのはデスノートくらいだと思う。
実写化映画をもとに、原作を知ってもらうきっかけにはなるだろうけど、原作をそのまま実写化するのは間違っている。(邦画の場合)
長々と書いてしまいましたが…
いつも通りの邦画アクション映画といった感じでしょうか。
思い切ったなぁと。
原作は知らないが、木村拓哉の話し方や雰囲気がまさにドラマの時と変わらずで、恐らく原作好きな輩にとっては不評なのでは(想像ですが)。それほどまでに、最初から最後までキムタクであった。愚痴なんか言うとこは、まんまであった。三池さんも思い切った事したなぁと。
娯楽チャンバラとしては十分楽しめる作品。言う程、グロくも残酷でも無いし、不死を扱う割に、オカルトな感じもしない。最初から最後まで、失速せずにグイグイくる展開には好感もてる。が、ストーリー自体は少し幼稚で甘いかな。
正直、ヒロインと敵ボス(福士蒼汰)の存在感とパンチ力は物足りない。もっとエグい演技が出来る人を持ってくるべきでは?海老蔵をボスに持ってくるとまた変わったかも。まわりが弱い故に、キムタクの存在感が光る光る。
いやぁ、間違い無く木村拓哉の為に作られた映画だな、こりゃ。
抜群でした
見たい
最高でした。
感動した
キムタクいいじゃない、さすが三池監督
不死身の万次の痛みがリアル
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