無限の住人のレビュー・感想・評価
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只の人斬り映画。
原作の大ファンでもあるからこそ、実写化が決まった時、少し、ガッカリしてしまいました。実写化は、原作を超えられないから。それが、アクションものなら尚更。
でも、前売り券を買い、観に行きました。拓也さんの演じる万次は、男前すぎて
原作とは程遠い感じです。でも、凛とのシーンがとてもすきで、団子買ってきてあげたり、技教えてあげたり、何だかんだで面倒見てあげてるところが、愛おしかったです。
しかし、作品の9割は人斬りシーンなので、申し訳ないのですが、途中で飽きてしまい映画館を後にしようとしたら、持っていたポップコーンをひっくり返したので、拾ってるうちに、まぁ最後まで観ようと、最後まで観たのですが
リピートは、キャストのファンの方以外絶対無いなと思いました。
まあ、こんなもんでしょ
22年ぶりに劇場へ
劇場で映画を観たのは22年ぶりだった。公開前からネットではあまり評判が良くなかった…コケるとか、興行収入がどうだとか、キムタクの演技はキムタクのままだとか色々と水をさすような内容ばかりだった。
しかし、私はそんな外野の声はどうでもよかった。とにかく「無限の住人」を劇場で観たかった。原作は全く知らなかったが、木村拓哉が主演であったこと、ただ、その一点だけが私を劇場まで足を運ばせた。
5月にネットで6月7日(水)指定席を予約した。この映画を励みに日々、頑張って過ごしていた。そんな中、6月1日に腰椎椎間板ヘルニアが再発。酷い痛みの中、車で1時間25分の劇場へ向かった。しかし、道を1本間違って全く着けず、ナビもない中、やっとたどり着いた時には残り50分だった。
場面は、万次が町のお墓に手を合わせているところだった。見終わって内容はよく分からなかったが、木村拓哉の殺陣が凄かった。福士蒼汰の天津影久は、はまり役のようで、なかなかの好演技だった。
最後はエンディングの曲が心にぐっときて凄く良かった。見終わってからパンフレット(810円)を購入した。
帰宅後、昇華できなかった為、もう一度、観に行きたいと強く思い、最終日の6月9日(金)自由席をネット予約した。改めて観た感想は観に行って本当に良かったと思った。あっという間の141分だった。
まず、主人公の万次は木村拓哉だから成り立っていたと感じた。殺陣の扱いは上手く、着物の着こなしも自然体、哀愁漂う演技や立ち振舞いは万次と木村拓哉がリンクするかのように思えた。100人斬りの剣さばきの迫力は至近距離の映像がリアリティーさを感じさせた。300人斬りでは、長いシーンだが、あれだけの体力は一体どこから出てくるのだろうかと思った。観ている自分も万次になっていた。演技の所々でキムタク節が出てくるが、個人的には、あれでいいと思っている。また、顔の大きな傷も実際に映像で観ると、しぜんに見えていて違和感が無かった。
この映画のもう1つの楽しみが、戸田恵梨香の槇絵だった。さすが!戸田恵梨香。やっぱり上手い。殺陣も上手いし、着物姿も似合っている。そして、綺麗でカッコ良かった。
福士蒼汰の天津影久は美しかった。役柄は凜の父の敵として憎むべき存在なのだが、後半になるほど人間の情が垣間見えて、最後のシーンでは殺したいと思えなくなった。しかし、凜の父を殺して、母を子分どもに好きにしたらいいと言い放った冷酷さは許せなかった。
そして、凜の敵を前にして叫ぶような演技は当たり前だと思った。あれが本当だと思った。決して耳障りなんかではない。両親の敵を胸に秘めている中、あのように感情を剥き出しにできる演技のほうが本物だと思った。凜の存在が無限の住人の殺伐とした空気を和らげている。ほんのひととき、つかの間の休息を与えられているように感じた。
万次がいろんな人物と剣を交わすシーンがあるが、一番怖いと思ったのは海老蔵が演じる閑馬永空との戦いのシーンだった。何とも言えぬ恐ろしさを感じて、早く対決が終わってほしいと思った。
「無限の住人」のエンディングで、MIYAVI(雅)の【Live to Die Another day 存在証明 】がとにかくカッコ良かった。心の叫びが聴こえてくるかのようで無限の住人にふさわしい音楽だった。見終えてから暫く席を立てなかった。余韻に浸っていた。そして、一番最後に劇場を出ようと思っていたが、同じように思っている人達が結構いて、皆、席を立たなかった。なんだかわからないけど嬉しかった。
総体的に無限の住人を評価すると、カオスのようだった。これから万次が凜を守って生きてゆくことが使命であり、その先に希望の光りがあるように思えた。
生きることは辛く哀しい。しかし、それだけではないことを証明するには、生きることを続けてゆくことでしか判らないのかもしれないと思った。
人の評価は関係ない。自分が観たいか?観たくないか?だけである。だからランクもどうでもいい。数字で人の心は計れない。
帰りの車の中、音楽をかけることもなく、「無限の住人 」の万次と木村拓哉がリンクして、私の心の中に棲みついて、ずっといろんなことを考えながら帰路に着いた。
※私は今後も木村拓哉さんの活躍を応援しています。(*^▽^)/★*☆♪どうかお身体に気をつけて頑張ってくださいね。
かっこよかった! とにかくかっこよかった! 不死身って無敵のイメー...
有限の住人も気にしてあげて
三池崇史監督、木村拓哉主演。累計発行部数
750万部超の大ヒットコミックの映画化作。
原作は評価が高いそうで、全米で最も権威ある
漫画賞のひとつ、アイズナー賞の最優秀国際
作品賞というのを受賞してるんだそうな。
しかしながら監督は三池崇史。
ゴキのアレの出来が悲惨だった上にまたマンガの映画化……。
近頃の三池監督はマンガ原作の粗製乱造が多過ぎて
個人的に信用ガタ落ちなのだが、不味くない近作も
あるにはあるし、2010年の時代劇『十三人の刺客』
は稀に見る秀作と思ってもいるので、
期待して良いか悪いかサッパリな状態で鑑賞。
この監督は作品の出来にムラがあり過ぎる。
ま、それ(=ゴキ)とこれとは別ということでレビュー。
* * *
予告編の印象から『十三人の刺客』のような硬派な
時代劇は目指していないのだろうとは感じていたが、
実際に鑑賞しても、時代劇というよりは時代劇風味の
バトルアクションという感じの映画に仕上がっている。
舞台は江戸時代でも、登場人物の着物や武器は派手で奇抜。
アクション演出自体も“殺陣(たて)”と格式ばった呼び方
よりはカジュアルに“チャンバラ”と呼んだ方がしっくりくる。
(注:“殺陣”と“チャンバラ”は基本的に同義語。ただ
個人的には刀がぶつかる時の擬音が語源である後者は
より娯楽要素が強くカジュアルなものに感じる)
とにかく全編に渡ってチャンチャンバラバラが繰り広げられる
映画なのでアクションの出来が評価を大きく左右する訳だが、
その点、木村拓哉のアクションは素晴らしい。
特に二刀流での大立ち回りは豪快にして流麗。
槍やら仕込み双剣やら二又の刀やら妙チキな
形状の武器を次々繰り出しての戦闘も楽しいし、
どの武器での立ち回りもしっかりと様になっている。
木村拓哉以外でも、人気だけでなくアクションも
きちんとこなせる役者さんが良い仕事をしている。
涼しい顔で激しいアクションをこなす福士蒼太も
良いし(さすが元仮面ライダー)、戸田恵梨香は
剣戟初挑戦らしいがそれを感じさせない。
市川海老蔵や田中ミンについては、動きを“魅せる”
技能の高さは今更言及するまでもないが、本作でも
その尋常ではない眼力と声音で良い仕事してる。
(あんなに怖い顔でおにぎり食べるお爺ちゃんヤダー)
撮ってる側の見せ方や指導も巧いのだろうし、基本的に
身体能力が高い役者じゃなきゃこなせない仕事だと思います。
* * *
ということでアクション面は上出来!
と言いたい所だが、残念ながらそうは思わない。
アクション映画は緩急が肝要だ。
冒頭とクライマックスの大立ち回りは、最初の1,2分間
こそいいが、緩急無く延々と続くのでダレてくる。
合間に入るライバル達との一騎討ちも、武器やキャラの
奇抜さで変化は付けているが構成的には毎回ほぼ単調だ。
本作のアクションは、いわば猛スピードは出ても
コースが平坦なジェットコースターのようなもの。
最初こそスリリングでも、途中でそのスピードに
慣れるとだんだん飽きを感じてしまう出来。
* * *
あと、演技面でどうしても気になったのは杉咲花。
可愛らしいし、そのくせ悪党相手に啖呵を切る序盤のシーン
では「力強い声が出せる役者さんだな」と感心もしたが、
映画が進むに連れてその一本調子な演技が気になり始める。
彼女の場合、演技だけでなく役柄も気に入らない。
物語上での成長も弱いし、なによりあの少女が仇討ちを
果たす為だけに百人超の人々が死ぬ展開がなんとも嫌。
いや、冒頭の山賊どもは金の為なら人殺しもいとわない悪党
だし、逸刀流の連中も目的があって人を殺しているから
自分達が殺されても文句は言えまい。それは構わない。
だがクライマックスの敵は、田中ミン以外は、逆賊の
捕物という名目で駆り出された下級武士ばかりのはずだ。
お上からの務めを果たそうとしているだけの一般市民である。
それを思うと、ものすごく後味が悪い。彼らが
襲い掛かってくる以上は殺すしかないかもだが、
それでもものすごく後味が悪い。
中盤の、「殺した人間にも大切な人がいたはず」という
敵側の問い掛けも、後味の悪さに拍車をかける。
あの少女は最後まで、自分の業深さをさして気に
かける様子もなく主人公に人を殺させているのだから。
* * *
死にたくても死ねず無気力に生きる男が“死なない”
目的を見出だすまでの物語としては悪くないし、
木村拓哉は時代劇とは微妙に異なる映画のトーンに
うまく溶け込み、アクの強い役者陣との相性も良い。
時代劇ではなく剣戟アクションとしての
多彩なチャンバラも割と楽しめはした。
だが上述の理由で、総じて爽快感よりも疲労感を感じた次第。
いっそヒロイックに描くより業深い存在として
主人公2人を描けば良かったのに、と勿体無い気持ち。
まあまあの3.0判定で。
<2017.04.29鑑賞>
木村さん!
原作は途中でリタイアしてしまいましたが、映画化された部分は大昔に読んでいて、それが三池監督の手で映画化とくれば、天下のキムタクが遠慮なく血みどろにされる画を期待しては今か今かと待ち望んでいたのです。
実は鑑賞前は徐々に不安になってましたが…笑、予想より面白かったですよ。
・コスプレ感がすごいけど演者の魅力もある
ハマってたなぁと思うのは、ぶっきらぼうさが本人と似てるよキムタク、色気があるよ福士くん、ゲス役が似合うよ市原隼人、のお三方でしょうか。
栗山千明がまったく活躍しないままだったのはもったいないですよ…。せっかくのGOGO夕張なのに。
ほかの皆々さまも、それぞれに濃ゆい漫画キャラを存分に演じつつアッサリと退場していくので(えっこんな立派そうな箸を使い捨てにしていいんですか?!)みたいな。例えヘタか。
・がんばって詰め込んだ脚本
万次の過去、万次と凜、逸刀流との闘い、ラストバトルと盛りだくさんだけど、こじれることなく最後まで進みます。その分ダイジェスト感は強いですが。
逸刀流一派の背景描写が皆無だけど、それやってたら終わらないですしね。戸田恵梨香の演じた槇絵くらいはあってもよかった…?
・腕もげる
これでPG12かぁと思うくらい斬る斬られる。100人+300人+その他。腕や脚がもげたり、原作通りの悪趣味な描写も多くてちょっと心配ですが。
とは言え個人的には、樹に引っかかった腕をたぐり寄せようとするキムタクがベスト!!
・コメディ感が希薄
「なんじゃこりゃあ」とか、狙っているところがことごとくスベってるのはどうなんでしょ。スベリ芸なのかそうなのか。
万次と凜の間の抜けたやりとりとか、もっと笑わせるべきところでわかりやすく笑わせてくれていいのに(それこそ妙な間が気になる…)。
悪趣味なシーンでつい笑えてしまう、という狙いはハマりますけど。市原隼人の退場とかもうね。すき。
不死身というトンデモ設定と、中学生が考えたような面白武器での闘いに対して、ふつうの殺陣になると途端に絵面が代わり映えしなくなるので、ラストはもうちょっとタイトにしてよかったかもですね。
同監督の『十三人の刺客』とか、まぁほとんどのチャンバラがそうですけど、「多人数で囲みつつも同士討ちを避けるためなかなか斬り込みにいけない」というムズムズ感が、殺陣の段取りの順番待ちみたいに見えるのはもう仕方ないんでしょうけど、やはりもどかしいです。
木村拓哉は夢に出てくる
久しぶりに映画でも見ようと思って時間がちょうど良かったこの映画を選んだ。
普段ならグロテスクなのは見ないけれども。
途中で根をあげてしまうかなと思ったが、木村拓哉の万次が出てくると、万次が来たからもう大丈夫!という安心感があって、グロテスクで救いようがない残忍な暗い世界観でも嫌にならずに見られた。
この貫禄は木村拓哉じゃないと無理だったと思う。
木村拓哉はスマップという一大ブームの先頭に立ち、トップでい続け、国民全てが木村拓哉は文句なしに日本を代表するアイドルと認めていた。
彼氏とうまく行ってない女友達が「今日、木村拓哉が夢に出てきて〜」という話をしてるのがとても多かった。
「この酷い状況を誰かに救って欲しい」と無意識に助けを求めるのが木村拓哉だったのだろう。
最初から手を繋いで引っ張って助けてくれるんじゃ無くて、バーっとトップで一人独走して圧倒的な強さを見せ、最後の方でクルッと振り向いて黙って手を差し伸べてくれそうな感じ。
助けてくれなさそうで、助けてくれそうな感じ。
木村拓哉がいれば、もう大丈夫。
何が大丈夫なのかは分からないが、何故か「大丈夫だ!」と思えるオーラと安心感がある。
私の木村拓哉イメージと万次のイメージがピッタリと当てはまった。
次に惹きつけられたのは目を引く美しさの天津。
福士蒼汰は真面目で心がキレイそうというイメージがあった。
天津は容赦無く人をぶった切るのに、福士蒼汰の雰囲気が上手に入り込んでいて「この人は本当は悪い人じゃないんだ!純粋で真面目なんだ!この人には幸せになってもらいたい!」と思えてしまった。
悪役なはずなのに。でも悪役じゃないな、天津は悪じゃない。
万次も天津も本当に魅力的だった。
二人が戦ってるシーンでは涙が出てきた。
この二人は何で戦わないといけないんだろう。
お互いに結局は敵討ちなんだけれど、敵討ちなんてやめて欲しかった。
二人には大事な物の順位を変えて欲しかった。
一番大切なのは生きてる人で、死んだ人の敵を取るために死ぬなんてして欲しくなかった。
良く、亡くなった人のために幸せに生きようという事を言う人が
いるが確かにそうだ。
亡くなった人が大事に思っている人が幸せに生きているのが供養じゃないのかって思った。
二人には幸せになって欲しかった。
こういう風に思うような映画じゃないのかもしれないけれど、二人の魅力的なキャラクターに、思わずにはいられなかった。
星が-0.5なのは、エネルギーが強すぎて、もう一度ジックリ見るのが躊躇われた事と、もう少し短くして欲しい、もう少し長く入れて欲しいシーンがあったくらい。
でも、あれだけの長編をここまでまとめるのはすごい。
この映画は細かい計算とかされてない勢いのある感じの方が娯楽映画として良いのだろうけれど、自分が後から色々と深読みしたり考えたりしたいタイプなので。自分的にという事。
キムタクがまたキムタクを演じているといわれていますが、 万次さんが...
初体験。
劇場で観なかったことを後悔することは多々あっても、
観たことを後悔する日が来ようとは…
初めてエンドロール前に席を立ちました。
”ぶったぎり” エンターテイメント
とは よく言ったもんで
ダイジェストか?と思うほど
話は端折り過ぎ、
”そこ”に存在している 息吹 が全く
感じられない 説得力皆無の
コスプレ集団から
吐き出される 説明台詞の連続 で
終始 ダラダラとテンポが悪く、
カメラワークも
演者に寄り過ぎで、何が何やら。
そのひと 誰?いる? と思わずには
いれないほど キャラ出し過ぎ。
個人的には バカにしか見えない
ヒロインの金切り声が
一番キツかった…
高評価されてる方々には
申し訳ないんですが…
自分には 合わなかったです。
お金と時間の無駄でした…
いい映画 観たことないんだろうなぁ
と思うしかないほど
褒める要素 ゼロです。
同じ監督の作品で、
十三人の刺客 の方が 何十倍も
見応えがありました。
明らかに いらないシーンが2つほどありますが…
これよりは マシ です。
原作読んでみよ🎵
面白かった\(^o^)/
最高でした!
キムタクは最高、他はやや平均下
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