「家族との対話が深い悲しみから救う」君はひとりじゃない とえさんの映画レビュー(感想・評価)
家族との対話が深い悲しみから救う
母を亡くした娘が心を病み、父は娘にセラピーを受けさせるが、父もまた妻を亡くした喪失感に包まれていた
彼らが悲しみから立ち直っていくまでの物語
深い悲しみからの立ち直り方というテーマは「マンチェスター・バイ・ザ・シー」と似ている。
「マンチェスター〜」とこの映画が明らかに違うのは、セラピーに死者との交流が入ってくる点
ここが、この映画の突出した個性であり、面白さだった
また、「マンチェスター〜」と共通しているのは、誰かと悲しみを共有し、対話をすることで救われていくという点
ITやスマホが普及して、人と人の距離が近くなったようだけど、心の距離は遠くなっているからこそ、こういう映画が増えているのではと思う
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