劇場公開日 2016年11月26日

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「ある種、ハッピーエンドでバッドエンド」ブルーに生まれついて たぁぼぅさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ある種、ハッピーエンドでバッドエンド

2016年12月2日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

チェット・ベーカーという人を、
表の顔だけでもよく知っている人が見ると、
全然違う印象なんでしょうね。

僕は彼のことを名前くらいしか知らなかったので、
1960年代~70年代にそういうことがあったんだなぁ
と思いながら見ました。

実話ですから、
過去の事実として
知ってる人は知っているんでしょうけど、
知らない人にはネタバレかもしれませんが、
結局は「ドラッグ」の話です。

JAZZミュージシャンとして認められた、
と思ったとたんドラッグで身を滅ぼし、
そこから復活するまでの物語です。
エンディングで、
この後ヨーロッパツアーに行って大盛況になる
というようなことが語られていますから、
ひょっとしたら世界的に知られるようになるのは、
この映画の「後」なのかもしれません。
だとするとこの映画は「知られざる裏の顔」ってことかも。

最終的には世界的に認められますから
ある種、ハッピーエンドではありますが、
一方で、バッドエンドともとらえられる作品です。
どこが「バッド」なのかは、観てください。

JAZZの演奏シーンは、なかなか良いです。
(イーサン・ホークJAZZの才能あるのかな?)
でも、全体に暗い、重いトーンなので、
ハッピーな映画ではないです。

「ドラッグ」ってことで、
今の日本にはタイムリーかも(?!)

たぁぼぅ