「宗教観的善悪の境界線」ボーダーライン(2015) コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)
宗教観的善悪の境界線
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のDUNEの予習の為に観てみたかった作品。監督独自の緊迫感のある重低音と俯瞰からの遠方撮影が世界観をよりリアルに見せる為にいい演出だと思います。内容は、監督が一貫して伝えたがっている何者かの抑圧からの解放か恭順か??監督の世界の見え方が麻薬組織に対抗する舞台装置として機能している時代性のある作品だと思いました。監督自身、家族や親子関係もよく使う素材なので物語が複雑になりながらも支配のボーダーラインに迫った様に感じました。
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