「リアリティを追求するならば」ボーダーライン(2015) オヒトヨシさんの映画レビュー(感想・評価)
リアリティを追求するならば
淡々と進んでいくストーリー。
法律無視で無茶苦茶な警察やFBIだけど、それくらいしないと問題を解決できないという説明にも説得力がある。
そんな超法規的な作戦中、ありがちな正義感を振りかざす主人公が若干ウザい。
エンターテイメント的な映画ではないので、緊張感や恐怖感に如何にリアリティを持たせるかが重要で、そこが評価ポイント。
全体的には非常に良い!
だけど細部が甘い。
マネーロンダリングで札束を留めていたゴムと同じゴムを持っていたというだけで即攻撃してしまう主人公。
銃弾飛び交うトンネルでヘルメットを脱いでしまう主人公。
ラストシーンで銃口を無抵抗な人間に向けてしまう法律万歳なはずの主人公。
とにかく主人公が残念。
ヘルメットは無い方が絵的に良いからきっと制作側の都合なんだろうけど、あからさまなのは嫌だ。
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