モンスターズ 新種襲来のレビュー・感想・評価
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モンスター映画作れや!
ギャレス・エドワーズが『GODZILLA』の監督に抜擢されるきっかけとなった作品の続編を、続けて鑑賞。
2014年の作品なので、ギャレスはプロデュースに回り、別の新人監督が抜擢。
ギャレスのように大成するか…?
前作は本格的なモンスター・パニックを期待したら、期待外れだった。
今回は、パッケージは“ソルジャーvsモンスター”!
今回こそ、本格的なモンスター・パニック×戦場バトル・アクション!
B級チックでもいいから、それを期待したら、さらに期待を裏切られた。
期待外れと言っても、前作はそれでもまだ、モンスターが蔓延る危険地帯の動向を、超低予算ながらの作り/見せ方、独特の世界観やドキュメンタリータッチの演出で醸し出した。
ところがどっこい、今回はどうだ!?
つまらない若いアメリカ兵士らのドラマが延々、人間同士の争いがメイン。
モンスターなんて単なる背景。
もはやモンスター映画じゃねぇ!
中東が舞台。
モンスターに対するアメリカ軍の巻き添えを受け、中東地域にも被害が。
それ故アメリカに対し反感を抱き、米軍と武装勢力の衝突が絶えず…。
まるで中東情勢を見ているようで、おそらく作り手側はそんなメッセージを込めたのだろうが…
もう一度言おう。
我々が見たかったのは、社会派アクションじゃなくて、モンスター映画。
これで多少でも面白かったらマシなんだけど、そんな所一切ナシ!
監督が大成しなかったらB級どころC級として忘却の彼方に…。
あれから8年。言わずもがな。
久々に駄作見ちまった…。
って言うか、真面目にモンスター映画作れよ!!💢💢💨
怪獣詐欺映画
前作同様、モンスターは添え物、怪獣と闘うのではなくアラブのゲリラと闘う新兵物語ならそういえばいいのに怪獣映画を装う詐欺映画。
怪獣が主役の筈なのに兵隊の話ばかり、例によって下品な下ネタ会話にはうんざり、映像も暗すぎたりアップの多用で見づらいこと夥しい。低予算のしわ寄せがこれほど映像にでる映画も珍しい。
普通に考えれば怪獣を倒す米軍は救世主なのに市民から狙われる、この辺は中東の内乱に介入した米軍の立ち位置と重なり、皮肉っているようだ。
戦争ドキュメンタリーみたいな・・・
主人公への感情移入ができない、戦争ドキュメンタリーみたいなストーリー。まぁ、ここでもモンスターの排卵みたいなシーンが神秘的に描かれ、一作目の意思を受け継いでいるとは思われるのだが・・・とにかくつまらない内容。
前作同様モンスターは添え物です。この低評価はモンスターパニックを期...
前作同様モンスターは添え物です。この低評価はモンスターパニックを期待したガッカリ感からだろう。私は前作で予習済みなので楽しめた。
モンスターがいる中、相変わらず中東ではアメリカと武装勢力が戦争をしている。私は宇宙人が戦争を仕掛けてきたら、地球は一つになれるのではと考えていた。甘ちゃんな考えだと気付かされた。
そして本作、この戦争描写が実にリアルなのだ。もはや誰が敵で誰が味方か分からぬ恐怖。人間的優しさを捨てねば生き残れない現実。
前半はエログロでB級を装いつつ、後半はB級を遥かに越え、中東の闇、アメリカ🇺🇸の闇を描いているのだ。
もはやこれ、モンスターいらないんじゃないの(笑)このシリーズ不思議な新ジャンルモンスター映画だ。さらなる続編はあるの?モンスターズって名前のついた映画、多すぎて分からない(笑)
モンスター級にスベる
ゴジラ(2014)のギャレスエドワーズが2010年にMonsters を監督している。
邦題はモンスターズ/地球外生命体。
話はほとんどつながっていないが、エドワーズがこの映画の製作総指揮にいるので、いちおうMonstersの続編といえる。
Monstersの特徴は、巨大モンスターの具体的な造形と、それが現実的な風景のなかにあらわれることにある。
エドワーズはどちらかといえばVFXに比重する映画人だと思っていたが、Monstersもゴジラも成功をおさめ、近年のSWでも一角なローグワンも撮っている。寡作なわりにバランスのいい監督である。
Dark ContinentはMonstersより予算も大きいが、原案も脚本も監督も実績のない人で構成されている。
おそらくDark Continentは、続編と予算が、たまたま間違って許可されてしまった映画であろう。
この映画のプロダクトとしての装丁と中身のギャップはそこからきている──と思う。
現実に巨大モンスターがあらわれる──すなわち第9地区のように、現実世界に異形のものたちが介在するという発想において、本作でも、アフガン戦線らしき中東に、巨大モンスターがあらわれる。
あらわれるというより、そこは、モンスターの遍在が既知となっている世界である。
映画のコンセプトは、地球軍はモンスター排除の目標を掲げながら、じっさいは、人間どうしで殺し合っている──という不条理である。
ところが、映画はぜんぜん別の不条理を提供する。
中隊長が新兵卒を教育しつつ実戦に率いるわけだが、この兵卒が何かにつけ、パニックにおちいる。
ことあるごとに、泣き、わめき、ダダをこねる。
いったい何度、映画の中に入っていって「おまえうるさいんだよ」と撃ち殺したくなったかわからない。
しかも、この兵卒のパニックが原因で、信じられない我慢強さで彼の面倒を見てきた中隊長が死んでしまう。
この不条理。
そこでわたしはまてよ。と思う。
これが不条理であるなら、ハネケやヌリビルゲジェイランやアスガーファルハディや、周到に不条理をつくっている作家たちと同列の映画と見なしていいのか──と思ったからだ。
これが計算された不条理であれば、これほど大掛かりで贅沢な胸糞もない。マシンごと買い占められる大富豪がUFOキャッチャーに夢中になっているようなものだ。
かならずしもいい映画が記憶に残るわけではない──そう思う。
邦題変えるべきでは?
今回もモンスターの出番は少なめ。前作はその存在が芯になって全体に緊迫感を生んでいたが、今回は武装勢力の主張が強すぎて、モンスターはただ居るだけ感が凄い。VFXは前作より圧倒的に良く、作品のテーマも重く見応えあるが、いかんせんモンスターの扱いが中途半端。
ミリタリーものとして観ればもっと満足感あったかもしれないが、モンスターパニックを期待して観た自分にはかなり不満足感が残った。
GYAO!にて
モンスター目線の人間
意図してる事は分かるけど、
それでもモンスターいるかな?
と思うほどの戦争映画だった。
モンスターから見て人間(コイツら)何してんねん
という、戦争の滑稽さを描いてると思うのだけど、
視点として存在してただけで、
モンスターがいなくても成立する戦争映画だった。
ポスターを見て、今度はついに人間対モンスターを
描くのか!と思ってたら、またこの手法か…と
ガッカリした。
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自宅にて鑑賞。英国製、原題"Monsters: Dark Continent"。続篇の名を借りた戦争映画。舞台も前作('10)の中南米から中東へ変更された。全篇、彩度を落とした色調で統一し、『ブラックホーク・ダウン('01)』や『ハート・ロッカー('08)』に近いテイスト。反勢力も交えた三つ巴の戦争を描くが、あくまで“MTR”は前作からの連続性を保つ為だけの様なあしらいで、極端に云えば無くても成立する。観たかった続篇はこれじゃない。ところで12週と10日って13週と3日なのでは?50/100点。
・敢えて前作('10)との共通点を捜すなら、サバイバルロードムービーと云った処か。不気味で出し惜しみする様な『エイリアン('79)』から出ずっぱりの戦争映画になった『エイリアン2('86)』の流れに似ている。“MTR”が終盤、夜に咆哮し乍らクラゲの様な胞子を撒くシーンや逆光の中、もがくラスト間近のカットは雰囲気があって佳かった。ただ前作が気に入った方は、これじゃない感が終始、付き纏ったのではないか。
・鑑賞日:2016年1月19日(火)
重みを増したテーマへ
危険区域からの逃避行を人間らしさたっぷりに描いた前作と変わり、モンスターへの空爆を怠らないアメリカに対し、空爆によって被害を被った人々が武装勢力と化して本来ならば力を合わせるべきはずが戦争へと発展してしまった世界を描いた作品となった。
主人公は、堕落した人生を送り、何となく軍に入所した青年。そんななか派遣された中東で、行方不明の同胞を救助しに行く指令を受け、危険地帯を抜け向かうのだが、途中で武装勢力に攻撃を受け…
このようにモンスターそっちのけでアメリカ軍対武装勢力の戦いがメインとなる。
こういう作品はアメリカ寄りに作られて、アメリカ=ヒーローのようなイメージを与えられるが、本作ではアメリカ軍の空爆に巻き込まれたスクールバスと焼け死んだ子どもたちが映るシーンがある。犠牲無くして勝利なしという言葉があるが、これはその犠牲と一緒にして良いのか?と考えさせられる。これは今現在の世界で起きている裏の出来事の数々を描いているようだ。一方でモンスターはみるみる巨大化し、数を増やしていく。まるでそれらが人間の闇を吸収し、膨れ上がった象徴のようにも感じる。
恐ろしい映画を観た。観賞後にそんなことを感じた。
戦争映画と考えれはスッキリ
前編も見てなかったので、最初はさっぱり意味不明。一時停止して、このサイトのレビュー等を閲覧し少し理解したが、「モンスター=漠然としたイスラムへの恐怖」と置き換え、これはSFではなく戦争モノであると思い込むことで割とすんなり映画の中に入っていけた。
911後に日本を含めた欧米社会の中に漠然としたイスラムの恐怖心が蔓延った。自分自身も当時イスラム圏への出張する機会があり、ムスリムの方が多く利用するホテルに泊まったことがある。礼拝などを見たのか初めてだったからか、なんとも言えない恐怖心を感じた。実際にはごく普通の人々の日常にすぎないわけだが、滞在中にはその日常に対する漠然とした恐怖心がつきまとっ
これはあくまでも自分自身の置き換えであるが、イスラムに限らず、人間の漠然とした恐怖心のメタファーとしてモンスターを描いているのではないだろうか?
ゴミ映画
ストーリーが意味不明なところや明かされない内容などが多すぎる。
また何を表現したいのか全く伝わってこない心理描写的シーンの数々。
ゴミ以下の何物でもないです。
・モンスターは人間を食べるの?
・子供がモンスターの幼生を持っていたけど、どこで捕まえたとか一切聞かないのは何故?
・ゲリラにつかまった建物の最上階で叫び声をあげていたのは誰?
・ゲリラにつかまった建物でモンスターに襲われていたようだがどうやって助かった?
・救出するはずだった隊員たちはなぜ死んだ?
・隊長が住民を撃ち殺したときに家畜の馬が暴れるのをスローモーションにしたのは何を表現したいの?
・隊長の身の上話がよく出るが結局過去に何があったの?
前作を観ているかどうか。
前作を観ているかどうかで大きく評価が変わるであろう一本。
「まさかこの方向に舵を切るとは!」と自分は終始楽しめたが、前作を観ていない方は「タイトル詐欺だ!」と怒るかもしれない、いや怒るだろうな。
冒頭から軍人が出てきたら、そりゃぁ「スターシップ・トルーパーズ」を期待するもの普通は。
これは完全に日本配給元のミスリードが悪いと思う、担当はこの作品を観ているのだろうか?
前作も怪獣をネタに使いながらの「人間描写」だったが、今作ではさらにそちらの方向に深化。
とにかく笑ってしまうくらいに救いようのない最前線の日々を切り取っている。
極限の中の極限での、それでも変われぬ人間の哀しい滑稽さを描いた作品。
追:
入場者プレゼントは嬉しいけれど、そんなモン作る手間があるならパンフレットを作成してください。
こうした作品こそキャスト・スタッフも含めた補完資料として必要です。
究極の戦場。
ギャレス・エドワーズの出世作「モンスターズ 地球外生命体」の正式な続編である。監督は交代してトム・グリーン。といってもドリュー・バリモアと何かがあったあの人とは別人だとは思うが。
前作は純粋な怪獣映画、といって語弊があるならSF映画になっていた。
本作もそのつもりで臨んだのだが、まったく違うテイストになっていた。
モンスターがそこらにいるのは当たり前になっていて、モンスターが人類の存在を脅かすかどうかも定かではなく、それでもモンスターを退治はする。ただ、そのせいで罪のない民間人が巻き添えになったりもするので、武装勢力が軍隊に襲いかかったりする。
世はカオスになっている。
そこでの戦争である。
本作は真っ当な戦争映画である。トム・グリーンの演出は、戦争映画を撮るピーター・バーグやポール・グリーングラスのような臨場感をもたらし、あるシーンでは、キューブリックを思わせるような映像も見せてくれる。
究極の戦場では何がどうなるかわからない。
あのエンディングでは救いがないのでは。
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