「めちゃ豪華な俳優陣で、期待通りの出来栄え」3月のライオン 前編 Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
めちゃ豪華な俳優陣で、期待通りの出来栄え
原作が羽海野チカ、監督が大友啓史、脚本が岩下悠子、渡部亮平、大友監督。出演が神木隆之介、有村架純、倉科カナ、染谷将太、清原華那、佐々木蔵之介、加瀬亮。豊川悦司、伊藤英明。髙橋一生、新津ちせ。
改めて今こう書いてみると、めちゃ豪華な俳優陣。
原作漫画と言うか、羽海野チカさんの大ファンであり、期待大で視聴。ただ、漫画では冷たい陰のある美貌の幸田香子役が有村架純で、かなりガッカリ。ただ映画を見終わってみれば、彼女なりの香子を造形していた。
神木隆之助による桐山零(史上5人目の中学生棋士)は、原作のイメージそのままというか、それ以上のリアリティで家族を亡くした孤独な天才高校生棋士を演じ、素晴らしかった。
佐々木蔵之介も、胃痛持ちのA級棋士島田開八段をまさに体現。染谷は役柄通りブクブクの体型で将棋への情熱を迸らせ、役者魂が全開。
清原はあくまで可愛いく、加瀬、豊川、伊藤も各々個性的な棋士像を見事に造形。
原作ものの実写化はガッカリすることも多いが、期待通りの出来栄えであった。
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