「胎動」3月のライオン 前編 U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
胎動
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二部作の前編。
まさに、序盤。
作り手側と観客と、差し向かいで将棋を指してるかのように、着々と静かに…でも、確実に盤の上が整えられていく。
主に登場人物たちの背景が描かれる。
未だ、途中。
何も動き出さない。
前編という位置づけには最適な構成ではあるが…一作品としては、出し惜しみ感しか残らず、この作品単体での評価はし辛い。
まるで対局中の棋士のように…静かな外面とは真逆の内面を画面から感じた前編だった。
だが…其々準備は整ったように思う。
物語が動き出すであろう後編を。
この静かな前編があったからこその後編を。
雰囲気のあるキャスティングに煽られつつ期待感が上昇していく。
加瀬さんの佇まいときたら…素晴らしい!
全編でどんな作品になるのか楽しみにしたい。
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