「人生は神様からの贈り物」愛しき人生のつくりかた yumekoさんの映画レビュー(感想・評価)
人生は神様からの贈り物
普通に生きてきた1人のおばあちゃんの人生の終盤を通して、家族の愛情や、人と人との温もりを、しみじみと感じることのできる映画だった。
パリの華やかな街並みと、ノルマンディーの圧倒される自然の美しさ。大画面で見ることで、普通の物語も、飽きることなく最後までほっこりとした気持ちで見ることができた。だから映画は劇場で観たいのだ。
挿入歌の歌詞もフランスらしくて良い感じだった。
人生は長いようで短く、懐かしい写真は色褪せていく…。それでもキラキラと輝く思い出は、時折、心の引き出しから取り出して、愛おしみながら生きていきたい。
たくさんの普通の人生が世の中には溢れていて、ひとつひとつにストーリーがあるのだ。
忘れがちな日常の幸せを、こうしてたまに思い出す良いキッカケが、わたしにとっては、このようなハートウォーミングな映画を観るということ。
原題の「les souvenirs」の意味、思い出や記憶というのが、シンプルでステキなタイトルだと思う。最近の邦題は、説明しすぎなものが多い気がする。
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