デスノート Light up the NEW worldのレビュー・感想・評価
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デスノートルール内で展開する刑事物の亜流
前回のデスノート事件から10年。
世界に6冊のデスノートが頒布され、日本では警視庁にデスノート対策班が設置された。
対策班の主力は三島と名乗る、デスノート事件に詳しい刑事(東出昌大)と、前回の事件解決の立役者Lの後継者で世界的探偵の竜崎と名乗る男(池松壮亮)。
そんな二人の前に、デスノートを用いた通り魔的殺人者が現れる・・・
というところから始まる物語は、その後、前回の事件の犯人キラの後継者(菅田将暉)が現れ、地上にもたらされた6冊のデスノート争奪戦が始まる。
うーむ、前作をおさらいしておけばよかった・・・
とにかく、デスノート・ルールが判らない(思い出せない)。
顔を特定して名前を書くと、書かれた人物は書かれたとおりに死ぬ、というのは覚えていたが、その他はさっぱり。
一度名前が書かれると、その後に名前が書かれても無効になるとか、また、ノートを破ろうが燃やそうが効果は変化しないとか、デスノートを使った後に所有権を放棄すると所有時の記憶がなくなるとか、死神と契約すると観た人物の名前がわかるとか、なんだかそんなのがあったのね。
さらに今回は、地上に存在できるデスノートは6冊が上限だとかというルールも加わる。
劇中前半で誰だったかが死神に問う「デスノートにはルールはいくつあるんだ」というのを、製作者サイドにそっくりそのままお返ししたい気持ちになった。
で、そんなルールの中で繰り広げられる物語が、刑事ドラマの亜流。
すなわち、
(1)誰が貴重な品(デスノート)を持っているか
(2)誰が、その貴重な品を狙っているのか
のふたつで物語が展開される。
いやぁ、刑事ドラマならば、一般の常識や法律という範疇で活動がなされるから、観ていて(納得できなくても)わからなくなることはないんだけれど、デスノートルールの中で展開されても、なんだか勝手にやってくれ、という気になってしまう。
前作で感じられた「ノートを手に入れた主人公が、「犯罪のない世界を夢見、また、法律で罰せられない犯罪者を自らの正邪の論理で罰する」ところから発せられる「物語の葛藤」が、本作ではまるでない(いや、最後の方にあるのはあるんだけれど)。
ということで、今回は期待外れ。
135分の長尺も、やたらと疲れるだけの結果になってしまった。
これがデスノートか!
キャストも原作も監督も好きだからディスりたくない
何故この出来で世に出したのか??
レビュー書くためにアカウント作った
これはヤバい
映画を見終わった時に、私は「これはヤバい」と思った
今までで私は映画を見てつまらないと思ったことがほぼないが、これは本当につまらなかった
前作、つまり藤原竜也VS松山ケンイチの物語から10年という設定でデスノートのルールなどは9割程さらっと通りすぎる
前作ではルールの検証のために試行錯誤するときのライトの頭のキレ方やLの対応にいちいち圧倒されて「スゲー!」の連続だった
今作で登場人物の頭の良さに圧倒される部分は 一つとして ない
いや、あるのかもしれないがデスノートの世界を経験済みなのですごいとも思わない
頭脳戦のスリルや圧倒があるわけではない
では何があるのか、友情?
確かに友情の描写はある キラ対策室のメンバーの女が「本当の名前で呼び合いたい」って言ったときにヘドが出ました(実話)(悪い周りのお客様ごめんなさい)
名前を呼び合わないのはキラへの対策に過ぎないわけで、そこに感情が入ってくるのはどうも…ミソジニー出ない私も(関係ない)不快感を抱きました
物語後半になると、銃撃戦が始まってしまいます
前作はどこに行ったのかと。デスノートがRPG7のような兵器の一つか何かと勘違いしたようなアクションシーン
みんながバキュンバキュンしている間、ずっと私は( ゚д゚)ポカーンでした ( ゚д゚)ポカーンです
( ゚д゚)ポカーンって言っちゃいました 周りのお客様ごめんなさい
そして今回、死神のスタンスにも気に入りませんでした
冒頭の死神大王の後継者の話 まあ…死神大王は絶対そんなことしないだろうと思いましたがそこは許容しましょう
アバー?だったかな メスの死神と竜崎の絡みが酷い
あのメスなよ死神は竜崎と仲が良いとそれだけ
特別に感情移入するようなところはないはず
「初めてできた人間の友達」みたいな感じで接していますが、そんな死神と人間の友情を描いてどうするんですか、薄っぺらい
リュークにも問題アリです
人間の行動に興味があって興味本意で接して、いません
完全に人間に肩入れしています もうこれわけわかんねえな
Lのデスノートに対する哲学の話です
Lはデスノートを使いませんでした それはデスノートでの殺人は犯罪であり悪だからです
最後にデスノートを使ったのは自分を殺すためです つまり殺人ではない
今作のLは何を勘違いしたのでしょうか、デスノートを使わないのがLの哲学で自分も絶対に使わない…
違うでしょうよ、それは
ハードルを上げすぎていたというのも全部取っ払ってフラットな目線で見たとしても酷い
藤原竜也の最後の「計画通り」→何が??????
小一時間問い詰めたい
これが面白いと言う人と話してみたい
今までのデスノートの世界観にとらわれない全く新しいストーリーを組み立てていくならまだしも、中途半端に前作をなぞらえて前作の良いところを全て捨てて不純物のみを濃縮還元した作品という表現に至らざるを得ません
頭脳戦なし、感動なし、友情なし
本当に、何も、無い。そんな映画でした
DEATH NOTE見る前はオリジナルストーリーで原作の10年後っ...
よくあるクオリティ
①話の展開、設定、演出
・ルールを意識した台詞
原作を読んだ時から、前作を観てから、結構間が経ってる人にも、ノートのルールについて、記憶を喚起させるような配慮があってよかった。
・原作ファンも楽しめる点
全体的に、登場人物が今までの設定を踏まえた行動をしていて、原作ファンとしては好印象な部分もあり。特に、新しい死神の登場のさせ方は上手いと思った。
・頭脳戦の要素
ハッキングが万能すぎる。デスノートの最大の魅力であるはずの、キラとLの駆引き、頭脳戦の要素が薄い。
・ノートの使い方
ノートの使い方にオリジナリティがない。せっかく6冊もあるのだから、もう一捻りほしかった。例えば、ノートの予想外の新たな使い方、原作では描かれなかったルールに触れる等々。取ったり取られたりの「ノートの争奪戦」という緊迫感がない。
・最後の展開
オチは嫌いじゃない。意外と言えば意外で、月並みといえば月並み。
とはいえ、もっと面白くできたのではないか感が残る。追加シナリオを作るには充分な設定・材料が揃っていると思うので、更なるクオリティの続編を期待したい。
②配役
演技自体に文句はないのだが、Lの後継者はあんなにフランクな感じで良いのだろうか。明らかに異質な雰囲気を出すキャラ作りor俳優(思いつかないけれど(笑))の方が良いのでは。
③映像
新しい死神のデザインや動きに不気味さが出ていて格好良かった。
④音楽
意外に壮大だけど映像に合っていた。
正統派の続編。特に音楽が素晴らしい。
デスノートのコミックが実写映画化されたのは 2006 年であるので,丁度 10 年前である。元々死神が持っていたノートが人間界に落ちて来たもので,自分の顔を知った者によって自分の本名をそのノートに書かれると死んでしまうというものである。極めて単純なルールであるが,付加的な条件もあって,死因が書かれてなければ心臓麻痺で 40 秒後に死ぬが,死因や日時等を細かく指定することも可能であり,死ぬ直前の最後の行動なども指定が可能であり,一度書かれたものはノートを破いたり燃やしたりしても取り消すことが不可能で,二度以上書かれた場合は先に書かれたもののみが有効で,ノートのページを切り取った紙に書いても有効で,ノートに触れた者にはノートに憑いた死神の姿が見え,ノートの所有権を放棄すればそれを使っていた間の記憶が消失するが,再度ノートに触れれば失われた記憶が蘇るなど,実に良くできていた。また,自分の余命の半分を代償にして死神と契約すると,全ての人物の本名と余命が見えるようになる「死神の目」を手に入れることができるといった設定もあって,それらのルールが物語を見事に構成していた。
最初の映画化では,主人公が夜神月(やがみ・らいと)という青年で,拾ったデスノートで犯罪者を大量に粛正したために神のように崇められたが,その正体を突き止めて逮捕しようとする警察や,その協力者として活動する探偵のLなどとの駆け引きが,あたかも将棋や囲碁の名人戦を見ているかのような緻密な頭脳戦として描かれ,非常に見応えのある作品となっていた。また,Lを主人公にしたスピンオフ作品も作られ,それもまた実に面白い作品となっていた。今作は,これまでの全ての実写化作品の流れを汲んでおり,ルール等も全て遵守されているほか,前作までに生き残った人物もそのまま登場するので,完全な続編である。本作で特に重要な人物は,夜神月の信奉者で,これまで二度も死神と目の契約を行った弥海砂(あまね・みさ)である。
10 年前にアイドルという設定だった弥海砂は,どんなに若かったとしても 15 歳は過ぎていたはずで,10 年経った時点では 25 歳以上になっていることになるが,二度も死神の目の契約をしたということは自分の余命の 3/4 を失っているので,本来 100 歳まで生きるはずだったとしてもギリギリの設定である。でもまあ,あり得ない話ではない。彼女の本作での振舞いもまた,見事な駒の一つになっていたことに衝撃を覚えた。
本作は,新たな原作なしに製作が行われたものであるらしいが,とにかく脚本が本当に見事であった。これまでの一連の作品を全て見ているのが前提であるが,10 年前にやり尽くした感のある話で,ここまで面白い話が作れるのかと目が点になった。夜神月やLとして前作までの人物がそのまま回想シーンに登場するのも素晴らしく,本流を継承する続編であることを物語っていた。本作で付け加わった新たなルールは,人間界に登場できるデスノートは6冊までで,7冊目以降は効力が発揮できないというものである。新たな死神が6体も登場するのかと期待したが,第1作から出ずっぱりのリュークを含めても3体しか出て来なかったのはやや肩すかしであったものの,その造形は実に見事なものであった。
これまでのルールを駆使した物語は非常に見応えがあって,観客にはサプライズの連続であり,すっかり騙されてしまうところなど,やられた感が半端なかった。強いて難点をいえば,6冊のノートという設定はあまり活かされておらず,3冊もあれば十分であったような気がした。また,夜神月やLの生物学的な遺伝子を継ぐ後継者という設定があるのだが,いつの間にそんな存在を作ったのかという唐突感があり,特に必要な設定でもなかったような気がした。更に,死神の目を持つ者を騙すことなどができるのかという疑問が非常に腑に落ちなかった。また,シリーズ上の主要な人物を不用意に殺してしまっていたのではないかという点が残念であった。
役者はいずれも好演していたが,一部にあまりに芝居がかったものを感じてしまったのが惜しまれた。また,戸田恵梨香の加齢が想像以上に痛々しかった。音楽担当のやまだ豊という名前は初耳であったが,実に素晴らしい曲を書く人であった。この映画の音楽は,昨日見た「インフェルノ」のハンス・ジマーを完全に凌駕していたと思う。これからの作品にも是非注目したい作曲家である。日本映画のエンドタイトルで歌謡曲が流れるのは,その曲を流すのを代償にして制作費を出資してもらっているためであるが,それにしても,今回の安室奈美恵の歌は映画の内容と全く無関係で邪魔なだけだった。監督は「アイ・アム・ア・ヒーロー」と同じ監督だそうで,手腕の確かさが感じられた。
この映画は,ネタバレすると著しく面白さを欠いてしまうと思われるので,あまり情報流出がないうちに鑑賞したのは大正解だったと思う。これから見ようと思う方は,極力ネタバレ情報に触れないように配慮することをお薦めしたい。
(映像5+脚本5+役者4+音楽5+演出5)×4= 96 点
続編に向けた作品。展開が途中で読めてしまう。後半になり話の展開がす...
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