「ンー」デスノート Light up the NEW world さえさんの映画レビュー(感想・評価)
ンー
原作ファンです。
正直実写をやると決まった段階から前作と比較してしまっている気持ちがないというわけではないため、見る前からそんなに期待してませんでした。が、なんだか予想以上に頭脳戦という面で薄かったです…。
デスノートの真骨頂はやはり頭脳戦だと思ってます。今作はそれがかなり薄かったように思えます…。見終わってから「いや、ただのデスゲームやん!!」と言ってしまいました。三島は未だしも、竜崎や紫苑などもっと頭使ってくれという感じです。正直言ってしまうと、月やLの後継者設定も付け足してる感がハンパないですし、原作から考えたらあり得ないです。また松田さんやミサミサの死はしょうがないと思う部分もありますが、ずっと主要キャラで来てたので残念で割り切れない気持ちが大きいです。
また死神大王?なぜ人間界に干渉するのか、そこの設定何なんだ?と思いました。確実にいらないですし、これもまたあり得ないです…死神が人間に干渉しすぎてる感ありました。アーマの展開は過去原作にもありましたので納得ですが…
逆に良かったなと思える点もありました。
三島の部屋が月の部屋に若干似てるな…と最初思ったところと、ミサミサの楽屋にポテトチップスの袋から携帯が出てくる部分…なんだか懐かしくなりました。また音響がとても良かったです。見てて邪魔にならず、場面に適した音楽だった思います。そしてラストあたりの三島の正体の展開などは良かったと思いますが、なぜ最後竜崎と和解したのか…ンー…
俳優さんの演技はどの方も素晴らしかったと思います。菅田将暉さんはドラマの役を連想して見ましたが似つかないので、やはり上手いのだな…と感じました。
まとめると頭使ってくれという感じです。