「少なくとも、わざわざ映画館に足を運んで金を払う気にはなった。」デスノート Light up the NEW world 平 和男さんの映画レビュー(感想・評価)
少なくとも、わざわざ映画館に足を運んで金を払う気にはなった。
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10年前の前作を堪能し、今回も楽しめた。
ただ、いくつか釈然としない点が有るので、
主観的には100点満点中60点といった所。
〔釈然としない点〕
1.冒頭のロシア人と思しき医者がデスノート争奪戦からあっけなく脱落した事。
邦画に国際色を出そうとして外国人の登場人物を出す場合、多くの邦画で英米系の人物が多い中、ロシア系というのは少しばかり珍しく、期待していたのだが。
ロシア系の俳優さん達に対するギャラとか人脈とかが足らなかったのか?
2.船越英一郎 氏が演じる最高裁判事・御厨賢一もまた、デスノート争奪戦からあっけなく脱落した事。
船越 氏ほどのベテランが出演すると聞いて、観に行く事を決めたというのに。
3.最後、テロ組織にデスノートを2冊も奪われる(一緒に集まっていた残り4冊は奪取の際の戦闘で焼失)とか、この世界のICPOはどんだけ無能なの?
これについては「各国のドロドロした思惑のせいで警備の足並が揃わず、その隙を突かれた、あるいは内通者の手引があった」と好意的解釈ができなくも無いが。
続編作成のための仕込としては露骨過ぎ。
こういう展開にするなら、もっと各国のドロドロした思惑を描写すべきだった。
〔結論〕
色々とマイナス点は有るが、映画内の世界について考えて遊ぶ余地は有り、全体としては割と満足。
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