「DEATHNOTE史上最高の駄作」デスノート Light up the NEW world たかさんの映画レビュー(感想・評価)
DEATHNOTE史上最高の駄作
原作からのデスノートファンとして数々の作品をみてきましたが、今作はデスノートの面汚しとしか言えません。キャストさん達に初めは多少不満はあったものの、素人目での意見で恐縮ですが演技に不自然だなと感じる部分も特になくその点は良かったなと思いました。そんなことよりもひどいのは脚本です。あんな話をデスノート作品として位置付けてほしくないです。以下まとまらないので箇条書きで述べさせてもらいます。
1、初っぱなから「キラの行いに歓喜した死神大王が新たなキラを探しだそうとした」みたいなことが出てきましたが、そもそもなぜ歓喜したのか、そしてなぜ死神は大王の座を目指したがるのか、主軸となるはずの設定がガバガバで開始1分で萎えました。
2、警察側がポンコツ過ぎです。それよりもひどいのがLです。なにもしていません。ただキラにしたがって動いて運よく生きてたからどや顔で登場して調子乗って推理しだすだけです。最初から顔見せて名前かかれるとかまじでバカなのかと思いました。最後Lの座を譲るのもLをバカにしてます。天才の座を汚さないで欲しかったです。
3、デスノートのルールに合わないことが起こりすぎです。女の人を操って思ってもないことを言わせてたのも無理。デスノートの所有権を放棄してまたデスノートに触れて記憶が戻るのはいいけど触れ続けていないと記憶が戻らないのに記憶があるのがおかしい。アーマが死んでデスノートが残ってないのがおかしい。三島が最後以外にデスノートに触れた場面があるのに記憶が戻ってないのがおかしい。
4、全体的にデスノートのコンセプトに合わない。あくまでも頭脳戦が売りなはずなのに全くしてない。ただのデスノート集め。途中からドラゴンボールだと思ってみてました。ドラゴンノートみたいな名前でやってください。
5、設定や展開に無理がありすぎる。上述したようにデスノートが6冊地上に落とされた理由、ライトが子供や遺言を残してる、最後紫苑だけ撃ち殺されたあと急にICPOが介入して射殺取り止め、アーマと竜崎のお涙ちょうだい場面や三島と仲間達とのお熱い友情場面等々…。ライトは自分こそが神だと信じている上、かなりの年になって死が近づいてきたりしない限りあそこまでの負けず嫌いが負けたときの保険を考えて継承者を残してるなんてありえません。
以上です。まだ書こうと思えば書けるかもしれませんがキリがないのでやめます。
最後に、これはデスノートではありません。ご覧になる方はあくまでもデスノート(仮)としてご覧になってください。
長文失礼しました。