「よくあるクオリティ」デスノート Light up the NEW world lavaさんの映画レビュー(感想・評価)
よくあるクオリティ
①話の展開、設定、演出
・ルールを意識した台詞
原作を読んだ時から、前作を観てから、結構間が経ってる人にも、ノートのルールについて、記憶を喚起させるような配慮があってよかった。
・原作ファンも楽しめる点
全体的に、登場人物が今までの設定を踏まえた行動をしていて、原作ファンとしては好印象な部分もあり。特に、新しい死神の登場のさせ方は上手いと思った。
・頭脳戦の要素
ハッキングが万能すぎる。デスノートの最大の魅力であるはずの、キラとLの駆引き、頭脳戦の要素が薄い。
・ノートの使い方
ノートの使い方にオリジナリティがない。せっかく6冊もあるのだから、もう一捻りほしかった。例えば、ノートの予想外の新たな使い方、原作では描かれなかったルールに触れる等々。取ったり取られたりの「ノートの争奪戦」という緊迫感がない。
・最後の展開
オチは嫌いじゃない。意外と言えば意外で、月並みといえば月並み。
とはいえ、もっと面白くできたのではないか感が残る。追加シナリオを作るには充分な設定・材料が揃っていると思うので、更なるクオリティの続編を期待したい。
②配役
演技自体に文句はないのだが、Lの後継者はあんなにフランクな感じで良いのだろうか。明らかに異質な雰囲気を出すキャラ作りor俳優(思いつかないけれど(笑))の方が良いのでは。
③映像
新しい死神のデザインや動きに不気味さが出ていて格好良かった。
④音楽
意外に壮大だけど映像に合っていた。
コメントする