「本来の自分」リリーのすべて ぺんぺんさんの映画レビュー(感想・評価)
本来の自分
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リリーがリリー本来の姿になっていくことは、ゲルダにとって1番辛いこと。愛する夫の身体が他の女になってしまうということがどれだけ辛いか初めて知ったような気がした。それでもアイナーを愛し、同じようにリリーを理解し大切にする彼女の姿に何度も涙した。
エディレッドメインの演技は本当に女性になりたいリリーにしか見えず、リアリティが逆にこの物語を残酷に悲しくさせた。それに対比するアールヌーボーの装飾がより一層美しい。
汽車で2人が別れるシーンはなんともいえず、悲しく、胸をえぐられた。
そして性別適合手術を受けるということの重みやつらさ、そしてどれだけの彼、彼女たちの望みなのかというとことが痛いくらい知れた。
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