グッドモーニングショーのレビュー・感想・評価

落ち目のキャスター澄田の最悪な1日。

中井貴一のなんとも情けないオロオロぶりが見どころ。

家庭でも家族に威厳がなくオロオロ…キャスターは朝3時に起床。
夜中にタクシーで局に向かう最中、サブキャスターの圭子から不倫をバラすと脅されオロオロ…
プロデューサーから番組の打ち切りを言われオロオロ…
近くのカフェで立て籠り事件が発生。犯人は澄田を要求。
現場嫌いの澄田はまたしてもオロオロ…

各局のモニター一面に澄田が映る。澄田祭りだ‼︎

過去の震災報道での失態に視聴者からの苦情が殺到し、それ以来現場恐怖症になってしまった。

人質救出の為、澄田は犯人と交渉するのだが、
警察からの3つの約束を全て覆した澄田が、犯人にインタビュー。

命をかけた澄田のモーニングショー。
濱田岳くんの熱演も良い。

テレビ局の裏側が垣間見れ面白い。
メインキャスターの座を巡る争奪戦もあり、正に下克上。

難しい事を考えず頭空っぽで見れるところがコメディの良いところかな。

テレビにおけるリアリティーは感じたけれど、事件におけるリアリティーはあまり感じられなかった。しかし、そこは俳優陣の演技力でカバーしていた印象。
全体的には面白かったし、笑えた。メッセージ性は多少感じたけれど、もともとそんなに強いものでないので、その辺はさらりと、あくまで笑ってやろうと臨まなければ、楽しみが減る。
終わりが気に入らない。しっかり最後まで追うのか、あくまでここでお終い！ということなのか、中途半端な気がした。テレビっていうのはそういうものという落ちなんですかねー。
予想通りの面白さだったので、面白かったとはいえ、物足りないと。

生番組中の事件を描いたものは、
今年の春公開された「マネーモンスター」があり、
そちらは、番組中にスタジオジャックされるという、
緊迫感がある話。
しかも、ある事実を暴くという、サスぺンスで、
社会的な硬派ないい映画だった。

こちらは、テレビ局の内側を描き、事件を描きながら、シリアスにはならず、あくまで、コメディー
で通している。

描き方が違うので、こちらは訴えるものはなく、
心に残らない。
まるで、テレビのバラェティだった。
映画の中でも、同じ台詞があるが。

君塚監督が描きたかったはこれか？

ただ、報道とバラェティのやり取りは、おもしろかった。

日本版「交渉人」です。
ハリウッドのような「デキル」警官ではなく、災難続きの、落ち目のキャスターを中井貴一さんがうまく演じているように思えます。日本的でなんとなく好感が持てました。
後半は、少しくどいかなと思えましたが。

映画が始まって、朝の情報番組が「こんな感じで作られているんだ」とテンポよく進んでいきます。面白い。

毎日、時間に追われながら、生放送番組をつくるのは大変です。

報道班とバラエティー班が対立するシーンが何度かあります。

報道班がバラエティー班を下に見ていますが、バラエティー班も自らを卑下するシーンが多い気がします。視聴者の声がー！といっていますが、実は同どう思っているのでしょうか

犯人の動機がうーんと感じますが、そこまで追い詰められたのでしょう。
しかし、濱田岳さんは、うまく演じていました。

長澤まさみさんは「アイアムアヒーロー」「海街Dairy」とは違って、かわいらしい女子アナを演じていました。こんな女子アナがいたら、TV局の人は大変でしょう。
笑いを最もとっていました。

嫌な思いをせずに見る事が出来る映画です。

朝のワイドショーを舞台にしたコメディ映画です。オールスターキャストで、それぞれの役者の持ち味を引き出す脚本もよく出来ていて、それなりに面白かったです。ただ、立て籠り犯の動機や主人公のロケへのトラウマ等の心情が伝わらないため最後が今一つ盛り上がらないのが残念でした。

シリアスっぽいところにちょこちょこ挟まるギャグシーンとのバランス最高❗️
視聴者アンケートの濱田岳が気にするとことか、ギャグなんだけど迷ってる人の心理も表してるみたいな？
アンケートの操作とか、当然行うべきヤラセとして、テレビのあり方を揶揄してる様なとことか？
死ねって言ってます❗️の笑いからの繋げ方が秀逸。。

笑うところが随所にありますが、基本は真面目に作ってあります。
前半、いつも見慣れたニュース画面が、裏方を映しながら出来上がっていくのは、結構感心します。
少し無理やりな展開も、劇中で突っ込みや動機付け（犯人の要求やほぼ盗撮の続行許可）がされており、そこまで違和感はありませんでした。
後味も悪くなく、気軽に見れる作品でした。

とある一日を描いた映画だが、、まぁ、テレビでも。

笑った。
とにかく笑った。
久しぶりに痛快な映画を観た気分。

うわぁー、朝からこんなことが続いたら、
泣きたくなるだろうなと同情しつつ苦笑い。
そして中井貴一は役者だなぁーとあらためて感心する。
彼の真面目っぽさが余計に面白みを増幅していた。
全編通してニヤニヤ笑いが止まらなかった。
家で見てたら声に出して笑ってたと思う。

問題作もいいかもしれないけど、
やっぱり映画は見終わった後に『おもしろかったー!』と
心の底から思えるものの方が良い。

予告編を見てから公開を心待ちにしていた。
期待以上の出来で嬉しかった。
期待値が高いとがっかりすることも多いから。

これはDVD化したらまた見たい作品。

朝の情報番組のメインキャスターの不運な(?)一日を巡る物語。

制作にフジテレビが参加しています。そのため、制作に際しては、フジテレビの朝の情報番組『めざましテレビ』が参考にされています。監督の君塚良一、主演の中井貴一が、実際に『めざましテレビ』を見学しています。

その他、長澤まさみのアナ連については、フジテレビの山﨑夕貴アナウンサーが協力しています。画面にチラッと写った長澤まさみ演じる小川アナの原稿は、山﨑アナの手によるものらしいです。

話半分かもしれませんが、実際の番組制作も、こんな感じで進んでいるらしいです。女性アシスタントがハイヒールを脱いで走ったりね。この作品では、人質事件が起きているので通常より緊迫しているということもあるんでしょうが、それを差し引いても次から次へと変更があるのは、中々緊張しますね。

エンターテイメント作品として、中々面白いと思います。

キャストの配役がほぼ完璧だと思います。楽しめる作品に仕上がっています。
是非映画館で。

観終わって何にもスカッとしません。
後半の説得シーンもかみ合わずだれます。
バリバリのコメディー映画を期待していただけに残念。

面白い

テンポの良い笑いと相まって中井の得意分野の領域に達する。まず人を傷つけない脚本、笑える要素満載に最高でした。テレビドラマでも可との批判も否めないが劇場は大爆笑で臨場感がありました。出きれば犯人の手紙の内容を読む場面が欲しかったです。

楽に見れて、楽しいエンターテインメントな映画でした。

ホント楽しかったです。
演者もみんな素敵でした。（笑）

笑えてちょっと泣ける娯楽映画で楽しかった。そんなに心に残るものは無いけど笑、ノンストレスで楽しく観れればオッケー。
テレビ局の、朝のワイドショー放送前のバタバタ感がすごくリアルで面白かった。確かに明け方に掛けて廊下ダッシュしてたわーとか思い出したり。笑
個人的には「マネーモンスター」より好きでした。似てるけど。かなり。

めったに見られないテレビ局にまつわる映画ですが、とにかく面白いです。さすがは業界のことを知り尽くした君塚さんですね。これは現実なんだなとか、これは面白くしてるなとか分かりやすかったです。また、中井貴一さん、濱田岳さん、吉田羊さんなどの演技にも圧倒されました。ともかく面白いです。

今日公開の「グッドモーニングショー」をクーポンで鑑賞。話がよくできていて、まるでワイドショーを生放送で見てるかのような展開。笑えるシーンもあって104分飽きさせない。さすが「踊る大捜査線」の脚本家君塚良一脚本・監督作品。最近アニメや実話モノ流行りだけど、オリジナル脚本っていいな！

シアター内、笑いが耐えませんでした。

マネーモンスターのダメなところを丁寧に潰した感じ。踊る大捜査線の二作目以降の失速感が払拭された感じ。
犯人役の役者さんが良い演技をしていた。脚本以上の説得力がある。