「考えるための素材。」グッドモーニングショー お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)
考えるための素材。
フジテレビお得意のドタバタ映画ですが、ディテールが凝っていて楽しめました。
立て籠もり事件の犯人がキャスターを交渉役に指名したりすれば、そりゃその番組の視聴率は極限まで飛び跳ねることでしょう。
宝くじで1等賞が当たるような幸運を引いた、しかし不運な主人公を通して、マスコミってなんだろうと考えさせられる、「考える素材」として面白い作品だったと思います。
時任三郎が投票結果を改竄するシーン。
それを平気で映画で載せてしまえるフジテレビは、度量が大きいのか、それともフジテレビに限らずテレビ局では、アンケート結果の改竄なんて、日常茶飯事の常識なのか。
この点、考え直すための素材を示してくれたという点も評価したいと思いました。
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