「生傷が絶えない!」レヴェナント 蘇えりし者 桑manさんの映画レビュー(感想・評価)
生傷が絶えない!
アメリカ西部開拓時代の話。
狩猟団体に属している主人公がインディアンの襲撃を
かわしながら毛皮を運ぶ道中で熊に襲われて瀕死になり、そこで仲間に置いてけぼりにされるどころか息子を殺されて復讐するストーリー。
熊に襲われるシーンなんかリアリティ満点✨
瀕死の状態で土から這い出た後から生傷生活の始まり。
インディアンに見つかり川の濁流に流される。
馬を強奪するも仕返しに遭って崖から転落。
生肉食べて吐き出す。
寒さを凌ぐ為に馬の内臓を取り出して馬の体内へ入る。
ラストで耳を噛み千切られる。
などなど生傷が絶えない!!(笑)
それでも復讐する為に過酷な自然環境の中を生き抜いて
目的を達成することができた主人公。
ジェラルドをインディアンに引き渡して
「神に委ねる」的なことを言ってましたけど…。
いや、そりゃ殺されるに決まっとるわww
インディアンに引き渡さなくても
腹と太ももをナイフで刺されて、横っ腹は斧で切られ、おまけに指も切断されて…。あの豪雪地帯。
放っておいても死んだよ、絶対…。
最後に、この映画の見所シーンは
狩猟団体の隊長がグラスが生きていたことを知り
ジェラルドと一緒にグラスのことを頼んだ男にぶちギレたシーンだね。
男「ま、まって!死んだと思ってたんだ!」
隊長「祈りの言葉を言え!!」
男「知らなかったんだ、助からないと思って」
隊長「いいから祈りの言葉を言えーー!!!」
男「…ブツブツ(祈りの言葉)」
隊長「黙れ、黙れーー!!!」
男「…!?」
この理不尽なやりとりは笑うしかないよね…(笑)