「《息子への愛》は、人をこんなにも強くさせるのか?」レヴェナント 蘇えりし者 covaxhiさんの映画レビュー(感想・評価)
《息子への愛》は、人をこんなにも強くさせるのか?
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ひん死、裏切り、極寒、復しゅうーーこの男の「生きる力」が、見る者すべての胸を打つ極限のサバイバル・ドラマ!
レオナルド・ディカプリオが念願のアカデミー賞主演男優賞を獲得した「レヴェナント 蘇りし者」が、本日公開。
目の前で息子を殺害され、ひん死の状態で極寒の荒野にひとり置き去りにされてしまった伝説のハンターが、息子への思いだけを頼りに決死のサバイバルに挑む。壮絶なドラマが、ついに幕を開けるーー
本作のタイトル「レヴェナント」とは、「黄泉の国から戻った者」という意味。極寒の荒野にひん死の状態で置き去りにされながらも、凍りついた川を泳ぎ、木の根を食べ、先住民の攻撃をかわし、300キロにおよぶ魂の徒行を繰り広げたという、実在した伝説のハンターの壮絶なサバイバルが描かれる。彼はなぜ死の淵から這い上がり、「黄泉の国から戻った男」となれたのか。それは、愛する妻との間に授かった最愛の息子、目の前で失ってしまった我が子への思いの力に他ならない。圧倒的な力で描かれる父と息子の固く尊い絆に、心が強く揺さぶられるのだ。
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