ファイティング・ダディ 怒りの除雪車のレビュー・感想・評価
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ノルウェーの映画
自宅待機のなか、チャネルをまわして(ザッピング?)いて発見した映画。
番組説明を見るとノルウェー映画。
ブランチを食べながら、チャネルを変えずに最後まで見てしまった。
雪原シーンも素晴らしいが、ギャングの親玉が地元の少年少女スキーヤーのポール練習に見入っているシーンが微笑ましかった。
韓国映画はパクリが多いのであまり見てないが、北欧で韓国映画作るとこんな感じなのだろう。
聞いたことがない北欧の言葉、超長身の俳優に、ひきつけられたのは確実。
「スノー・ロワイヤル」の元ネタ
長年の除雪業務で表彰されたばかりの主人公(ステラン・スカルスガルド)のもとに、一人息子が麻薬の過剰摂取で死んだとの連絡が入る。
これを信じない主人公は独自に息子を殺した連中を探し出し、次々と殺していく。
麻薬組織はセルビア人組織がやったと思い、ボスの息子を殺してしまう。
とても凄惨な話なのだが、語り口がユーモラスで面白く観てしまう。
ヒーロー物ではない、復讐劇。
息子を麻薬組織に殺された男の、復讐を描いた物語。
リーアム・ニーソン主演「スノーロワイヤル」のオリジナル作品です。先にスノーロワイヤルを鑑賞しているのですが、殆どそのまま制作しているんですね。少し驚きました。
しかし、知らない俳優が演じている為でしょうか。オリジナルの方がリアルでシリアスな復讐物として観ることが出来ました。リーアム主演だと、どうしてもヒーロー物として観てしまいますから。
私的評価はその分高めに付けています・・・が、やはり人が死ぬシーンを、ふざけた演出で映すのは好きになれません。
邦題はまるでB級おバカ映画かと思われるけど、観てるとなかなか良い。
イングヴァル・ディックマンが薬物中毒によって殺された。父であるニルス(スカルスガルド)は「薬物なんてやらない」と検死官に訴えるも取り合ってくれなかった・・・息子イングファルの同僚から聞きだして先ずはヤンを撲殺するニルス。ロナルド、ストライクと次々と雪山で殺してゆくニルス。しかし、そこで大物の手がかりは途絶えてしまった。しょうがなく昔はその筋にいた兄を頼り、殺し屋を雇うことになった。しかし雇ったチャイナマンは即座に相手に取引してディックマンという名前を教えてしまったのだ・・・そしてチャイナマンはもちろん暗殺・・・やがて、伯爵は彼の兄を殺し、ラドヴァン(ガンツ)が逆に復讐を果たそうとする・・・復讐の連鎖だ!
ガンツは誰の復讐のためだったのかよくわからない・・・が、序盤の復讐シーンは静かで見ごたえあるし、三人の死体を金網で巻いて滝の上から捨てるというのも。死人が出ると必ず十字架マークと名前が出るところも斬新。一人だけユダヤシンボルでしたが。
面白かった
コメディと説明にあったのだけどシリアスなトーンで描かれていて、正統派な復讐劇とも見えるのだけど、変な楽しさがあった。ヒットマンなんて雇わず、爆弾か狙撃でやっつけて欲しかった。人を殴る場面がたびたびあるのだが、それがいちいちスカッとした。敵の息子が懐いて、主人公もまんざらでもないところがよかった。
邦題はB級だけど…
邦題やポスターはすごくB級感漂っていますが、意外にも中身は骨太なクライムムービーに仕上がっています。
強いお父さんが大暴れする映画といえば96時間ですが、北欧の静謐な雰囲気の中、お父さんが大暴れします。
長年除雪の仕事をしてきたお父さんがなぜあんなに強いのかは不明(笑)
死んだ役の名前を、ちょい役でも必ずクレジットするあたりも面白い工夫で良し。敵役のマフィアがやたらイケメンで、いかにも北欧っぽいインテリアの数々もおしゃれ。でも、めちゃくちゃクズで、もはや気持ちいいくらい。
初老のおじさんが主役だけあって、リーアム・ニーソンほど機敏な動きはないけれど、無駄なくサクサク復讐していくのが愉快でした。
邦題はホントだっさいけど、フィルムノワールがお好きな方はぜひ。
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