カリートの道のレビュー・感想・評価
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良かった
健さんの映画を見慣れていると、立ち直ろうとする主人公とか抜けられないジレンマとか、ありがちな設定。だから日本人には高評価になると思う。
デ・パルマらしいラストの緊迫感、計算されたオチ、カメラワーク。エンドロールもなるほどと洒落て気に入った。良い映画でした。
デ・パルマらしい
いきなりアル・パチーノが撃たれた白黒画面からはじまる。出所するシーンに戻り、腐敗した弁護士や司法制度。街でも亡霊のような過去の麻薬王には一目置くが、情けのない世界。
ヴィゴ・モーテンセンが結構なさけない役だったり、相変わらずチンピラがよく似合うルイス・ガスマンも活躍したり、配役も面白い。ショーン・ペンはいつ出てくるんだろう?と思って観てたら、最初から出てた弁護士だった・・・いやぁ~これは似合わないと思っていたら、やはり終盤にはブチ切れてフランキーを殺してしまう。
「くたばれ弁護士」と言って、ごみ箱に銃弾を捨てるシーンはデパルマらしい映像。ラストは、やっぱり駅を舞台にした大活劇。だれてくる中盤がなければ、かなりいい出来。だれてくる中でも70年代ヒット曲オンパレードは嬉しいですけどね・・・エンドロールの楽園映像もグッド。
クライマックスの追いかけっこは手に汗握る。が、そこへたどり着くまで...
クライマックスの追いかけっこは手に汗握る。が、そこへたどり着くまでがやや地味か。まあ、しっかり面白く見られるのでいいんですが。
なにより、ぶちまけてのスタートは良かったのか、悪かったのか。
恋人役の女優さんも文字通り体当たりの演技。期待に違わぬ場面ももちろんあり(笑)
ギャングもの好きなら外せない作品。しかし、このジャンルはあまりハズレがない感じがする。怖くて暗いんですがね。
クソ長いがなかなか良かった。クライマックスの撮り方が良かったのが聞...
クソ長いがなかなか良かった。クライマックスの撮り方が良かったのが聞いたような気がする。途中で休憩することをおすすめする。この脚本家はけっこう良い作品を書いていて脚本家として成功している。ほかの作品もチェックしてみたい。
見所は後半から
Al Pacino、本作ではプエルトリコ系麻薬組織レジェンドの役…。しかしスペイン語訛りは中途半端で、ヒスパニック仲間に囲まれれば囲まれるほど、イタリア系マフィアにしか見えない(^_^;)。もう少し発音が何とかならないのかと期待してしまいました。弱気な役も似合うViggo Mortensenの方が上手かったかな。Sean Pennのパンチパーマ弁護士も良かった。
足を洗いたいけど一度突っ込んで付いた泥はそう簡単に落ちない。生きていく為なら手段は選ばない。選べない。
最後の見せ場は、監督ならでは。
非情の世界
『カリートの道』(1993)
主人公が悪の世界にまみれていた人なのだが、さらに巨大な悪に追われて逃げまくる。主人公をアル・パチーノが演じていたり、それまでの様々なエピソードから、悪の世界の人なのに主人公が逃げおおせるのを願ってしまう。逃げているほうも悪なのに応援してしまうという怖いトリックなのだが、生き残るために、とうとう悪と悪との銃撃戦。おまけに悲劇の愛人が待っているところ、逃げ切ったと思ったら、追っていた組織とは別の、以前助けてしまった男に主人公も撃たれた。忠実だと思っていた用心棒まで裏切っていた。途中で仲間だと思った者たちも裏切り者だったりした世界。足を洗おうとした主人公を巻き込んだのもそうした中の一人だった。こんな世界の中で頑張ったほうだぜといいながら、愛人とその腹に宿る子供を考えながら、主人公は永遠の目をつむる。悪であっても悪の世界で巨大な悪に追われると恐ろしい。ちょっと何を教訓にしていいのかわからない。いや、悪の世界から抜け出すのは大変なことなのだと、足を洗おうとしても。そして、自らは悪だと思わなかったとしても悪の世界の中にいたのだとしたら。逃げおおせたと思っても・・・。か。
Carlito's Way
カリートのやり方、生き様、的な。銃と薬と女と金という羽振り良すぎる作品はあまり馴染みがないですが、アルパチーノの顔面力とショーンペンの可愛さの勝利。アンタッチャブルにしろカリートの道にしろアメリカ映画のギャングたちは階段の上と下でドンパチやりがち。
一線を退いた中年やくざの哀愁
・服役を終え全うな人生を歩もうとするカリート(アルパチーノ)に降りかかる悪の気配
・カリートの側近の弁護士(ショーン・ペン)がよくと金にまみれ終いには仲間をも裏切って殺されるクズを熱演、最後に拳銃の弾を抜かれたと気づいたとき思わずガッツポーズになった
・ビリヤードバーでのいとこが首を切られてからのカリートの立ち振舞いの本物感
・終盤の電車内のおっかけっこから駅での四人を相手にしたかくれんぼ、そしてエスカレーターでの撃ち合いまでのカメラワーク含めた見応えさ満天
・緊張感を煽る演出と主人公の悲しみによりそうショットはデパルマならではのものだと感じた
・ドアのチェーン越しに恋人のゲインと小声で会話して、鏡越しの裸の挑発からのドアぶち破ってキスの一連のシーンはロマンチック
アル・パチーノ格好良い
物語が二転三転してて、「一体この先どうなるの?」とワクワクドキドキでした。
アル・パチーノ格好良い。
ヤクザ→カタギになると「腑抜け」とか「格好悪い」と劇中とか現実でも言われたりするけど、このアル・パチーノ(カリート)はずっと格好良かった。
アクション好き、興味ない人もおすすめ。
最も好きな映画
好きな映画はたくさんあるが、最も好きな映画がこれだ。
また、マフィア映画にハマるきっかけとなったのもこの映画。
渋くて哀愁たっぷりで、何度も心にグッとくる。
男の生き様をガンガン見せつけられた。
カメラワークも巧みだ。
あんな撮り方が思いつくなんて、天才的なセンスである。
夢中になって観ることができたのは、役者の魅力はもちろんだが、カメラワークの素晴らしさも大きいだろう。
ドアチェーンのシーンが最高
春に行く初めてのニューヨーク旅行のためにここのところニューヨークが舞台の映画を漁っている
その中で出会った映画
私の大好きな映画「スカーフェイス」のブライアンデパルマ、アルパチーノのコンビである上、最近好きになったショーンペンも出ているということで、冒頭のシーンからずっと楽しかった
ゲイルとアルパチーノのドアチェーンのシーンと、ラスト5時間でのアルパチーノの心の声が聞こえるシーンがとても好き
マフィアの大物が4人揃ってアルパチーノに振り回されるシーンはなんだか間抜けでかわいかった笑
アルパチーノかっこいいっす…
アルパチーノが好きな人なら絶対に外せない映画。ひたすら渋い。アルパチーノにありがちな過剰な演技もそこまで感じられないので自然と「アルパチーノカッケェ…」てなれる。ただ弁護士役のショーンペンも最高。見てると弁護士役のショーンペンにクソほど腹が立つ。ここまで見てる人を腹立たしくさせるショーンペンも流石。そして切ないラスト。とても良い映画です。
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