カリートの道のレビュー・感想・評価
全42件中、1~20件目を表示
強い敵より弱い味方の方が怖い
前にみていて、なんだか「スカーフェイス」とごっちゃになっていたので、BSで放送するのを幸い、もういちどみてみた。
眠くなったらまあ寝ればいいや~と気軽にみていたら、いや~やっぱりさすが、ひきこまれる。3:10AMまでまったく眠くならずに一気にみてしまった。
映像がきれいだし、音楽も重厚で美しい。ゴッドファーザーⅢをちょっと軽くしたかんじかなあ・・・。最初にラストシーンがでてきて、もう観客には、終末がわかっているわけです。神の目でみている。破滅にむかってまっすぐに、カリートの道はつづいていくのです・・・。
パチーノの男の哀愁ただよう名作。クライマックスのセントラル駅でのマフィアとの攻防シーンは手に汗にぎるゴージャスな場面だった。そしてあまりにも切ないラストである。ショーン・ペンのキレた弁護士ぶりもオミゴト。こんな格言を思い出す。「こわいのは強い奴を相手にするより弱い奴を味方にすることだ」
カリートの夢 〜 君と
元麻薬王カリートをアル・パチーノが熱演。
眼光鋭い眼差し、苦悩に歪んだ顔 … アル・パチーノの魅力が炸裂 ✨
ブロードウェイのダンサーを夢見る恋人ゲイルを、ペネロープ・アン・ミラーが魅力的に演じる。彼女の動きの全てが可憐で美しい。
徐々に壊れていく親友の弁護士デイブを、ショーン・ペンが好演。
グランド・セントラル駅でのシーンは息もつけない程。
その美しい瞳を閉じないで … アル・パチーノ。
ー裏社会に友情はない
ー魂を売ったな
ーチーズケーキはどこ
NHK-BSを録画にて鑑賞 (字幕版)
もっと有名になってもいい作品。
彼女と2人、いや子供と3人で楽園に行かせてあげたかった。一般人になろうとあがいたが最後の最後に届かなかった。①彼女がクラインフェルドは悪い人だと言ったことを信じればよかった。②ボートで脱獄を手伝いに行かなきゃイタリアンマフィアに狙われなかった。③のしあがったチンピラを殺しておけばよかった。④クラインフェルドを裏切ることになる司法取引を受けておけばよかった。悪人から善人になろうとしたことが大事だったが、その気持ちこそがあだとなった。セントラル駅のハラハラはアンタッチャブルより上。走る地下鉄での追っかけっこはフレンチコネクションからの影響。死ぬ間際に見た楽園の看板が動き出してジョーコッカーのユーアーソービューティフルが流れてエンドロールはジーンときました。傑作!
存在感が違うアルパチーノ
アルパチーノ扮する元麻薬王カリートブリガンテは、5年収監されたうえで裁判に臨んで自由の身になった。
さすがアルパチーノ、存在感が違うね。ゴッドファーザー以来ギャングの顔になった。ゲイル役のペネロープアンミラーも素敵だったね。
スカーフェイス・コンビ
ブライアン・デ・パルマ監督とアル・パチーノという
「スカーフェイス」コンビというだけで歓喜なのに、
共演がショーン・ペンという!俺的には狂喜乱舞です!
そしてショーン・ペンの弁護士役に合わせたあの風貌!
(撮影当日にあの風貌で現れたそうです)役者根性に脱帽です!
ラストの地下鉄からエスカレーターでの攻防は圧巻!
「アンタッチャブル」で例えると、あの有名な
「戦艦ポチョムキン」のシーンをオマージュした
階段での乳母車の攻防を彷彿とさせる感じ!
Where is my cheesecake?
誘うゲイルにチェーンを壊すカリート。デ・パルマの趣向が各所に散らばる。再び駅へ、好きですね。破滅的なショーンペンのそんな髪形。役者魂がこもる。対する安定のアルパチーノ、全てを捌く円熟味。
これがやくざ道…任侠の世界
パチーノが渋いの一言。正にマフィアのかつての大物感、男の生き様、カリスマ性を体現している。以前見たことがあったが、その時よりも感動した。愛する女性と暮らすため、マフィアの世界から足を洗いたいが、恩人のヤク中弁護士のために最後の汚れ仕事へ。これが失敗だった。しかも、自分を裏切ってたし、とんだクソ野郎だった。この弁護士、最期までするショーン・ペンと分からなかった。電車の中、駅の中でのマフィアから追われるシーンは緊張感があった。冒頭、撃たれるシーンから始まるので、バッドエンドなんだろうと思っていたが、どんでん返しはなく残念。それなら、冒頭の種明かしは不要だった。ペネロープ・アン・ミラーは美しく、踊りのキレも素晴らしい。マフィアに惚れた女の運命なのか、悲しい。
グランド・セントラル駅
麻薬密売の大物(アル・パチーノ)が敏腕弁護士(ショーン・ペン)により釈放される。
足を洗い、金を貯めて恋人(ペネロープ・アン・ミラー)と海外に行こうと考えていたが、そんなことは許されなかった。
ショーン・ペンの怪演は強烈、ラストのグランド・セントラル駅は前作を彷彿とさせる。
ちょっと見るつもりがラストまでいくのがアル・パチーノ映画
主人公のカリートは闇の世界から足を洗うつもりで出所、ところがシャバの連中は簡単にはそうさせてくれません。事件に巻き込まれそうになりながら何とか堅気の商売で生きていこうとします。
最初に死にそうなシーンから始まってラストにつながるまで愛をはさみつつ楽しませてくれます。
驚いたのは、ショーン・ペンが出てたのを知ってながら見終わるまで彼だとわからなかったことです。あの人やったん?!快演でした。
引き込まれ続けの2時間半
アルパチーノの出演作は数本観たことがありますが、その中でも一番格好良い姿が見られたように思います。彼のファンは観て損はないかと。
黒のロングコートがとても様になっていました。
昔裏稼業をやっていて、今は引退したいと考えているけどゴタゴタに巻き込まれてしまう、という話です。ありがちなストーリーではありますが、カリートの仁義を重んじる生き方に感情移入して、ぐっと引き込まれて見られました。約2時間半の作品ですがダレることもなく、良かったと思います。たまに入るカリートのモノローグも好きでした。
序盤のバーのトイレでのハッタリ怒鳴りシーンはちょっと笑ってしまいました。でも、あそこから既にマフィアに友情なんて存在しないことを示しているんですよね。
ショーンペンが最近のイメージと全然違ってビックリしました。演技は良かったです。ドラッグと精神的疲労でヤバくなっていく様子が怖かったです。そして終盤はクソ野郎で、腹が立つこと請け合い。
ペネロープアンミラーもとても綺麗でした。女性らしさがあるうえに、芯の強そうな感じが素敵でした。
カリートがヴィニーの警備員姿を浮いている、と言っていましたが、私から見ても絶妙な浮き加減なのがおもしろかったです。
そしてその後、カリートがクラインフェルドの銃から抜いた弾を捨てるのが格好良くて…印象に残るシーンでした。
カリートの昔の仲間との繋がりに絆なんて全くないのが哀しすぎました…それよりひどいのが一般人、しかも弁護士のクラインフェルドなんだからもう絶望しかなかったですね…。
終盤の地下鉄シーンはドキドキしっぱなしでした。エスカレーターに仰向きに隠れて乗るところ、なんだか好きです。
そしてオープニングと同じ展開に…もしかしたら、と違う展開を期待してしまいましたが…。ラストの曲がまた沁みる…。
格好良く、哀しい、いい作品でした。
裏社会に生きた男の代償
刑務所から釈放された元麻薬の売人、カリート。裏社会から足を洗い、堅気として愛する女性と生きていこうとするが…
なんと言っても、アルパチーノが良い。ゴッドファーザー、スカーフェイスなどで染み付いた、裏社会に生きてきた男役が今作でも決まってた。
堅気になろうと奮闘するが、裏社会特有の仁義を重んじたが…こういう、あるミスをきっかけに破滅へと向かっていく展開が裏社会モノの面白さなのかなと思った。
やはり、アウトローでも誰でもそうだが、楽園への脱出は困難で大きな代償を払わなくてはならないのかなと思った。
全42件中、1~20件目を表示