劇場公開日 2016年7月9日

「感動的」祈りのちから kazuyoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0感動的

2016年7月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

この映画もジャンルで言うとクリスチャン映画との事で、この前見た「天国からの奇跡」同様にかなり感動したが、感動の中身がちょっと違った。実現しそうにない奇跡よりも身近に感じられる。
今回は祈りを戦いと言う強さが凄かった。故に原題は「War Room」
メインの人物達が黒人と言うのも新鮮だった。
宗教とか、神とか別にしても、人としてどう生きるか?人とどう関わって生きるべきか?そんな事を考えさせる映画だった。納得する部分が多かった。
そして神に対して祈ると言うのは自分に向けた決意なのではないかと思った。そして「神」とは自分の中の「良心」ではないかと感じた。
何故なら自分には嘘はつけない。隠し事も他人には隠せても自分には出来ないから。
映画では家族の関係修復をする為のポイントとして、相手を赦し、自分は戦わずに代わりに神様に戦って貰うと言う、それがとても的を得ていた事に凄く感動した。
これは他者を操るテクニックのようにも取れた。
宗教感は抜きにしてもこの映画は色々考えさせてくれて、何故か泣いてしまう程の感動があった。
夫婦の絆、親子の繋がり、それぞれのエピソードも良く出来ていて、楽しめる。
キーパーソンである祈りを勧めるおばあちゃん!彼女のパワフルなのが凄く良かった。元気貰える感じで、監督さん、ビジネスガール、ビジネスボーイの為の続編とか作ってくれないかな。

kazuyo