クリード チャンプを継ぐ男のレビュー・感想・評価
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後継者
正当な続編だった。
音楽にもフレーズの一部が使われてたり、アレンジされてた。繋がっているが新しい作品なんだという事なのだろう。
にしても、アポロに良く似てた…奇跡のキャスティングとでも言うべきだろうか。
年老いたロッキーが、投げ掛ける言葉が、温かく深かった。まさか、スタローンに深みを感じるなんて思いも寄らず…物語の至るところにジーンとした箇所があり、友情と愛情にうるっとした。
「俺は過ちなんかじゃない」
ガツンと響いた。
ラストの試合が、短かったのか何なのか、いまいち食い足りなかった…。
ラウンド毎に山場みたいなのが少なかったせいかな?
中盤のは2ラウンドと少なめだったけど充実してた。
バードマン以降、長回し風味が流行っているのだろうか?
この中盤の試合は1カットだった。
やっぱり自然と入り込んでしまうのか、ピクピク動いてしまう。
ロッキーの眉毛があったり無かったり、髪が生えてたり無くなってたり… 半年程の時間は流れるのだが、にしても、ちと不自然じゃなかろうか?
クリード3部作とかあんのかなあ〜。
闘え!二人のファイターよ!
今年の劇場鑑賞大トリは「スター・ウォーズ」と決めていたが、都合で「母と暮せば」が大トリ…と思ったら!
「母と暮せば」を観に隣町の映画館まで足を運んだら、観たい!!と思ってた本作も時間が合い、年末悔いが無いよう、久々に二本梯子。
「ロッキー」にスピンオフが作られると聞いた時、ほとんどの人が、まだやるのかよ、コケるぞ、と思ったに違いない。かく言う自分も。
でもあらすじを聞いた時、ちょっと胸躍るものを感じたのも事実。
結果は後者に傾いた。
ロッテントマト支持率90%以上!
本当に本当にミーハーで申し訳ないが、日に日に観たい思いが募り、今日に至った。
良かった!感動した!「SW」よりイイぞ!
ストーリーがファン泣かせ。
ロッキーがかつてのライバルの息子をコーチするなんて、胸激アツ!
これに熱くならない男は、男じゃねぇ!
とにかく、監督のライアン・クーグラーがどれほど「ロッキー」を愛しているかひしひしと伝わってくる。
ファンなら堪らないオマージュやリンクネタがあるからじゃない。
「ロッキー」の最大の魅力は、這い上がる者のドラマである事。
「ロッキー」第1作目で“イタリアの種馬”というリングネームの無名ボクサーに胸奮わされたのは、逆境に立ち向かう姿が熱く描かれていたからこそ。
アポロの息子である今回の主人公アドニスは、仕事は充実し、不自由ない生活を当初は送り、ロッキーとは真逆。
が、実際は愛人の子として生まれ、父も知らず、私設に入り里親を渡り歩き…暗い背景を持つ。
仕事の合間、こっそり試合に出る。
体の中に流れる偉大なボクサーだった父の血が騒ぎ、全てを捨て、ボクサーとしての道を選ぶ。
変化球ながら、ゼロから這い上がる姿はうっすらロッキーを彷彿させるものがある。
マイケル・B・ジョーダンの真摯な演技は素晴らしく、造り上げたボクサー体型は言うまでもなく、中盤の長回しのファイト・シーンでは名試合を見せる。
そして勿論、この人について語るのを忘れてはいけない。
リングを下りたロッキーに、これほど感動させられるとは!
お世辞にもシルヴェスター・スタローンは演技が特別巧い訳ではない。
が、“ロッキー”という履き慣れた靴にぴったりと合った歳の取り方。
あのチャンプも確かに老いた。
が、その姿から人生の悲喜こもごもを滲ませる佇まい。
あちこちで囁かれているスタローンのオスカーへの期待。
今度の助演男優賞は本命不在の大混戦と言われており、キャリア、ハリウッドへの貢献度、今回のロッキー=スタローンそのものの存在感から考えても、受賞は絶対と確信している!
鶏を捕まえる練習、ランニング、ミッキーのジム、「女は脚にくる」の台詞、星条旗の柄パン、チャンプvs無名ボクサー、「ロッキー」と言ったらのあの名所…。
第1作目だけじゃなく各シリーズとのリンク…。
あのテーマ曲もここぞという時に流れ、かかった時のタイミングに目頭が…。
オマージュやリンクがあざとくではなくさりげなく挿入され、新たな物語を邪魔してない点にも好感。
戦い方にも生き方にも迷う若者に、人生の酸いも甘いも経験した年長者が道を示す。
完全に消えたと思われた男の闘争心に、若者が火を灯す。
父を知らぬ若者と愛する者を失った男の間に育まれる絆。
若者は偉大な父のプレッシャーに押し潰されそうになり、男にはある影が忍び寄る…。
だが、挫けない。
その拳で立ち向かう。
クリードを受け継いだ者として、伝説のチャンプとして。
闘え!二人のファイターよ!
地元では公開してないので一時は観るのを諦めたが、観れて良かった!
年間my BESTに入れられるこの喜び!
なんだこれはっ!?
素晴らしい!素晴らし過ぎる!
劇場でこれほど涙が溢れてきたのはいつ以来だろう?
別に泣かせるために作っている作品という訳でも泣きたい訳でもないのに…。
このシリーズを知っていればいるほど感涙に咽ぶこと必至の作品だ!
奇しくも70年代の同時期(正確には77年と78年)に公開された『スター・ウォーズ』と『ロッキー』。
この傑作シリーズ2本が時を越えて今、同時に公開している。
そしてどちらも親子の話だ。
私的には『スター・ウォーズ』シリーズは文句なく面白いと思うし、良い作品で大好きだが、思い入れという点では断然『ロッキー』シリーズの方なのである。
初めて観た時のあの感動、衝撃は当時少年だった私にとても大きな影響を与えた。
自分の限界に挑み続けること。
そして勝つことだけが大切ではないことを教えられたのだ。
その後の人生においてもいつもどこかに『ロッキー』の教えのようなものがあったように思う。
本シリーズで常に人生のスピリッツを語ってきたスタローンも御歳69歳。
その彼が次の世代に遺す(託す)物語は
またまた素晴らしい作品だった。
まずは序盤に出てくるYouTubeのシーケンスがとても映画的で秀逸だ。
私はここですでに本作の素晴らしさに胸が踊った。
そして全編を支配する男の友情…。
あのテーマ曲がどこで挿入されるのか?そしてロッキーと言えば、フィラデルフィア美術館前の階段(ロッキー・ステップ)がどこで出てくるのか?
その辺りもお楽しみの1つです。
2015年を締めくくるに相応しい作品でした。
ありがとー!スタローン‼
本年のベストとさせていただきます!
余談ですが、相手選手の入場のシルエットがダース・ベイダーに見えたのは気のせいだろうか?……。
世代交代とネタ不足が一気にやって来た、ハリウッド。
スタローン・ロッキーももう終わりかー。
リメイク版で世代交代させるのばっかを出すハリウッド、とうとうネタも役者も尽きたってことかな。どうせ、ロッキー1のリメイク版だろうと思ってたら、案の定だしw。筋書が読める映画ってのは、つまらないし、ついつい余計なこと考えてしまいながら、…Zzz・・・(途中、寝たわ)。そう言えば、この間は日本でネタ探しして、カイジュウやらハチ公を拾っていったそうで…。あと、ネタがないぶん本題以外の、3Dやら4DXで誤魔化そうとしても、コアな映画ファンは直に離れていくだけ。終りの始まり、長い端境期への突入を感じさせる映画だったな。
世代を超えて受け継がれる魂。これぞ戦う男達の生きざま。
【賛否両論チェック】
賛:人生の全てをぶつけ、ボクシングに生きようとする主人公の姿が、感動を誘う。強敵と戦う主人公と、病気と戦うロッキーとの、立場を越えた絆にも感動。
否:展開としては、やや駆け足感が否めないか。ボクシングのシーンがあるので、苦手な人には向かない。
前作までの知識は、なくても問題ありません。まるで導かれるかのように、ボクシングと出逢い、やがて亡き父の盟友・ロッキーとも出逢い、人生を賭けて勝負の世界に挑んでいく主人公・アトニスの姿が、荒々しくも清々しく心に響きます。また、そんなアトニスに心を開き、やがて固い絆で結ばれていくロッキーもまた、切なくも微笑ましく映ります。
中でも後半、アトニスは強敵との勝負に、そしてロッキーは迫り来る病魔にと、お互いに支え合いながらそれぞれの戦いに挑む様子が、観ている者の胸を打ちます。
ボクシングのシーンが多いので、殴り合いが苦手な人には勿論向きませんが、ラストのまるで本物の試合のような緊迫感は必見です。是非劇場でご覧下さい。
抑えの効いたロッキー・バルボア
ロッキーは4以来の鑑賞でした(5、ファイナルは余り興味も湧かず未鑑賞)。久しぶりに見たロッキーはもはや久しぶり過ぎて、最初はエクスペンタブルズのスタローンに見えてしまいましたが、抑えの効いたスタローンの演技で徐々にロッキーワールドへ入り込む事が出来ました。ストーリーは単純ですが、主要キャストの演技力と迫力有る試合展開で概ね満足出来る作品でした。試合終了の瞬間はしっかりと泣いてました。続編はもう必要無いかな…とも思うのですが、どうなのでしょうね。
想定外に素晴らしい
軽い気持ちで見に行きました。
何の期待もせず。
ところが‼️
私が見た映画の中でも、五本の指に入る感動でした。
スターウオーズの影に隠れていますが勿体無い。
ロッキーを街のみんなで励ますところ
トランクスをプレゼントされるところ
チャンピオンとの試合
試合あと
泣けます。良かった。
自分がいま生きている意味を見つけたもの同士の二人に感動
ロッキーを観たのは全部TVで、おまけにオールドスタイルのサクセスストーリーってことくらいしか記憶がなく、だいたい、アポロってどんなキャラだったっけ?てなレベルでの鑑賞。
が。良かった!
それでも十分楽しめたし、ワクワクしたし、ついつい感動もした。
観てない人にアラスジを言ってみ?って尋ねても、まあだいたい言い当てられる話だ。
だけど、それでも観た甲斐があったと思わせるのは、ロッキーとクリードの演技の力量なのだろう。
試合の場面。倒されて、それまでいろんなことがフラッシュバックしてきたとき、ピクリとも動かなかったクリードが、散々ビデオで観てきたアポロの残像が浮かんだ瞬間に、飛び跳ねるように立ち上がった姿に、震えがきた!!
カッコいい!!
カメラワークだったり、音楽、台詞、全てがカッコ良かった。
話も中だるみせず、終始夢中で見れました。
途中、映画会社が同じ?だからだと思うんですがスタローン達が007 スカイフォール を見ていて笑ってしまいました。
クリード役の人は、演技だけでなくボクシングも相当練習したようで違和感無く良かったです。
思っていたよりも、凄い楽しめました!
小さい時からずっとリアルタイムで観てきたロッキーが帰ってきて、ただ...
小さい時からずっとリアルタイムで観てきたロッキーが帰ってきて、ただただ涙です!
物語的にも、最初の施設のシーンから涙でしたけどね……。
でも、いつからスタローンは、あんなに抑えた演技ができるようになったんでしょうかね?
歳をとって円熟味が増したというだけでは説明できないような気がします。
まるで、演技なんてしていないんじゃない??と思わせるくらい、スタローンはやっぱりロッキーそのものでした。
まさかのロッキー続編に本当に感謝です!!
生きてて本当に良かったと思いました!!
期待以上でした
今は昔、とあるアニメ映画の同時上映作品ということで何の予備知識もなく『ランボーⅡ怒りの脱出』を鑑賞し、シルヴェスター・スタローンという俳優のことを知りました。
以来、映画を劇場で観る楽しさに目覚めた私には、翌年公開の『ロッキーⅣ炎の友情』は至高の一品でした。
「ロッキー・シリーズ」はその後レンタル・ビデオで繰り返し観ることになります。
サントラCDなども手に入れその世界観に浸ったものです。
時は流れ、現代。
かつて米ソ代理戦争の犠牲になるかのようにリングで死亡したアポロ・クリードが遺児に伴われて蘇ります。
その子、アドニスはアポロの心優しい妻によって育まれ、アポロの残した財産を受け継ぎ、エリートとしての人生を約束されていました。
しかし彼が真に継承したのはチャンピオンの中で脈打っていた闘志であり、必要なものは自分の努力で手に入れなければならないというプライドなのではないでしょうか?
父親であるアポロもまた『ロッキーⅡ』の中で、自分はロッキーという無名の男にチャンピオンとしての威信が脅かされたことを悩み、それを払拭するために再度試合を申し出ます。
ビジネス的にもキャリア的にも行なう必要のない試合ですが、アポロは闘志とプライドの塊のような人間であり、拳で決着をつけることを選択するのでした。
その結果チャンピオンの交代劇が行われます。
更には『ロッキーⅣ』においては、もともとはロッキーを対戦相手に名指したソ連のボクサー、ドラゴと強引に試合を組み、帰らぬ人になりました。
アドニスが昇進した直後に会社を辞めた時、観ていた私もその展開には少なからず疑問を感じましたが、アポロが如何にリスクを恐れず人生に挑戦してきたかを再確認したとき、アドニスの心情、そしてこの脚本を書いた若き監督の心境がなんとなくわかった気になりました。
アドニスは<You Tube>でロッキー対アポロの試合を観ます。
私はこのあたりの演出が素晴らしいと感じております。
アドニスはこの動画を壁のスクリーンに投影して観ています。
ぶつかり合う2人のボクサーが拡大されます。
静かだけれど重厚感のある音楽が流れ、ここからは過去の映像を懐かしむべき編集構成かな、と思いきや2人の姿にアドニスの影が重なります。
つまり、アドニスもまた2人のチャンピオンが視ていた光景を観ており、進むべき道を確信した、その心像を表現しているのです。
アドニスにとって亡くなった父親も老境に達したその親友もリアルタイムでチャンピオンであり、決して消え去ることのない目標なのです。
彼の生い立ちは不幸というべきなのかもしれませんが、それ自体を武器に変え財産と変えることができたのはロッキーという指導者、ビアンカという恋人、心優しい養母の影響なのでしょうか。
彼がノックダウンを喰らい朦朧としたとき、脳裏に閃いた人物がいます。
会ったことのない存在。
これからも出会えない存在。
しかし彼の本質を成す存在。
クリード。
クリード チャンプを次ぐ男
ロッキー好きな私には、見に行きたくなる映画だ。
しかし、ロッキーと思うとまた違う映画だ。
アポロの息子を育てる映画だけど、これはいい。
こんな、ストーリーができるとはいい。
ロッキー見たいに熱くなるとはいわないが、
感動する映画。
試合の前にもらったプレゼント。
あれは、よかったな。
サイコーだよな。
3か所で号泣
1作目の公開がスターウォーズと同時期、そしてこのタイミングで新たな展開と言う、どちらもBIGシリーズですね。
クリードはいままでのロッキーシリーズから装いを新たにということですが、やっぱりロッキー・バルボアの存在は嬉しい。
最初の試合をカメラの長回しで撮りきるという技。いろいろな長回しを観てきたけど、これは役者の技術が試されるもの。見ごたえありましたね。
闘う理由付けが弱すぎるなぁと納得しないまま見ていたのだけれど最後の試合でやっと気づいた本当の理由。あのひとことで涙腺崩壊。さらにあるシーンでのフラッシュバックでボロ泣き。最後は嬉しすぎるラストシーン。これでノックアウトです。
なんて素敵な映画を、この年末にプレゼントしてくれたのでしょう。ストーリーの持って行き方とかなんだかんだ残念な部分もあって、それがなければ今年のベスト10に入れたいくらいの映画でした。
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