「答えは、その時に分かる」クリード チャンプを継ぐ男 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
答えは、その時に分かる
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映画「クリード チャンプを継ぐ男」
(ライアン・クーグラー監督)から。
名作「ロッキー」の続編、という紹介もあるが、
それにこだわらず、一つの作品としても筋道がわかる。
(もちろん、知っていた方がよりわかりやすいが・・)
どのジャンルでも、父親が偉大な功績を遺した場合、
二世には、私たちのわからないプレッシャーがあり、
その重圧に負けていった人たちを多く知っている。
そういう意味では、父親(アポロ)のライバルであった
盟友(ロッキー)をトレーナーに頼むのは面白い視点。
練習が過酷なのは言うまでもない。
それに耐えられると言い切れるのならば・・が大前提で
ロッキーが、二世の主人公の要請を受ける前に呟く。
「お前の親父は、特別だ。お前も特別か?
やってみなきゃ分からん。
何度も殴られ、倒され、そして立ち上がる。
答えは、その時に分かる」
特別ならば、何度でも立ち上がってくるはずだと。
その瞬間、お前は特別な存在だと証明できるはず。
父親の血が流れてる「二世」としての評価ではなく、
自分自身の伝説ができる、と言うことだろう。
道具を使わず、自分の拳だけで殴りあうボクシングが
感動しやすいのは私だけだろうか。
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