「笑える小ネタの連続。ツッコミ無用のスプラッター・コメディ・アクション!!」デッドプール 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
笑える小ネタの連続。ツッコミ無用のスプラッター・コメディ・アクション!!
【賛否両論チェック】
賛:デッドプールのキャラクターや、ちょいちょい挟んでくる小ネタの数々に、思わず笑ってしまう。迫力のあるアクションと共に、愛する者のために決断をする主人公に、油断していると感動もさせられる。
否:グロシーンはかなり多めで、ラブシーンもあり。ストーリーそのものも荒唐無稽なので、好き嫌いは分かれそう。
一見すると、目を覆いたくなるほどのグロシーンが満載の本作ですが、それでも重たい気持ちにならないのは、デッドプールの底抜けにふざけているキャラクターと、コミカルな演出の数々がなせる技。「第4の壁」も軽々と越え、観客にもバンバン話しかけてきます。そして、不謹慎な小ネタのオンパレードにも、笑えること必至です。個人的には、「96時間」のネタが好きでした(笑)。
その一方で、愛する人のために手術を受ける決意をし、醜い容姿となってしまった後は、愛する人を失望させまいと、彼女の下を去るという選択をしたウェイド。そんな彼の愛情物語には、不覚にも感動もさせられます(笑)。
とはいえ、基本的にはスプラッター・アクションなので、あまり何も考えずに、純粋に笑って楽しめる作品に仕上がっています。15歳以上の方は是非。
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