「ちくしょー!乗れなかったぜ!」デッドプール showさんの映画レビュー(感想・評価)
ちくしょー!乗れなかったぜ!
本国ではR指定にも関わらず大ヒットを記録した、掟破りなミュータント不死身男映画を、日本公開初日に横浜ブルク13にて鑑賞。
初日+1100の日とあって、場内満席!
日本ではPG15なので、10代後半から20代前半を中心に、ぎゅうぎゅう詰めでした。
問答無用に殺しまくるし、とにかく下品で、観客にもしゃべってくる、むっちゃくっちゃなヒーロー映画ってことで、こりゃつまらない訳がない!っと、昨年の今頃から公開を待っていた本作ですが。。。
くやしい!
しょーじき乗れませんでした。
ギャグもエロもグロも、自分が期待してた以上のものはなく、「こんなもんか」と表紙抜けしちゃいました。
確かに、ヒーロー像としては型破りかもしれませんが、近年のアメコミ映画のほとんどが従来のヒーロー像を逆手にとった作品が多いし、
「下らない映画が始まるよ!」って冒頭で言っておいて真面目くさったシーンも多いし、あまりトキメキを感じませんでした。
また、観客に語りかけてくる「第四の壁」演出も、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」で超絶な免疫がついてしまっているので、そこまでフレッシュ感もなく、特に笑える箇所もなく。
エロはモザイクだし、グロは「アイアムアヒーロー」の100分の1だし。。。
…それもこれも、期待値を高く見積もりすぎた、自分の失態です。
鑑賞後、観客のほとんどが満足げな笑顔でしたし、
後ろに座ってた映画好きと思われる高校生3人組のうちの1人は「こりゃあ、たまらん!」と鼻息荒くしてたし、
なにも前情報もなく、ピュアな心で観たら、きっと大喝采をしたかもしれません。
結論。
期待しすぎると誰も得しない。