劇場公開日 2016年6月1日

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「星5つ以上付けられるなら付けてあげたい」デッドプール Jynさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0星5つ以上付けられるなら付けてあげたい

2016年2月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

ライアンレイノルズが11年越しにようやく公開にこぎつけた映画。デップー本人曰くこれはラブストーリーです(笑)
スーツを初めて見たときにライアンが「本気で泣いた」と言っていただけあって、原作から飛び出したかのような素晴らしい出来です。原作知らない人から「もともとデッドプールってどんなキャラクターなの?」と聞かれたら、「こんなヤツ」って指さして即答できます。映画開始数秒後からデップーワールドです。
それと、これまで公開されてきたアメコミヒーロー映画を観ておくと、確実に笑えます。
少なくとも、Xメン(特にゼロ)やライアン主演のグリーンランタン(笑)を抑えておくと吉。
というか、この映画を観ようと思う方であれば、重々ご理解されているかと思います。

11年越しではありましたが、この時期に公開できたのは逆に良かったのではないかと。ここまでヒーロー映画が蔓延しているからこそ、デップーのキャラが際立つというものです。

脚本やテンポ、映像(殺陣が素晴らしい)すべて良く練られており、まさかティムミラー監督が映画監督初体験というのが信じられないくらい。これもライアンはじめスタッフのデップーへの愛あっての結果でしょう。他のアメコミものと比べても低予算(配給元FOXが「勝手にしていいよ」と言うくらい)なのに、ここまで面白いというのは、初代スターウォーズ同様映画創りは金ばかりではないことを証明しています。(新F4は更に立場が無いですね)

スタンリー翁のカメオは今作も健在。

最後に、クレジット後のオマケもお見逃しなく。
レイノルズは生涯デップーを演じると言い切っていますし、既に決定している次回作も安心して観る事ができそうです。

<<追記>>
我慢できず、2回目観てきました。
正直中毒性があります。
今更ながら気づいたのですが、アメコミ(映画含め)に特に興味の無い方や、全くこのキャラクターについて知らない方からすれば、評価は半減(以下?)すると思います。
あまりに原作の再現率が高過ぎて、ファンは絶賛するでしょうが、初見の観客はハマるか拒絶するかのどちらかに割れるのではないか、と。

2回観たあとでも、僕個人の評価は全く変わりませんでした(笑)

Jyn