セトウツミのレビュー・感想・評価
全26件中、1~20件目を表示
要は漫才のボケと突っ込みでしょ。 1.一人暮らしだった我が親父は、...
要は漫才のボケと突っ込みでしょ。
1.一人暮らしだった我が親父は、脳溢血で倒れて『1週間ですね~』と医者から言われた。いきなり、葬式の準備を家族全員は考えた。葬式は五年後になってしまった。PLAN75が施行されてればね。10万円貰えたのにね。
2.樫村さんって小悪魔的で侘び寂びがあるか?
3.どこの言葉じゃ?同じ偏差値?後ろ歩く人同じ人が行ったり来たり。
0.協調性の無い青春はどんな事あっても、一人でいる。
4.生きていて『ごめん』はなかろう。ボケを笑うな!!
5.どこから5話
6.どこまで6話
エピローグ 不条理は良いが、馬鹿馬鹿しく感じる。一期一会ではなかろう。
『学生服』と『不良』と『土手際』で思い出すのは、『カツを揚げ』られた事かなぁ?500円!!
タイトルなし
漫画は未読、というか映画を観る直前まで存在を知らなかった。映画を観る切欠に成ったのは知り合いからの勧め。
先ず借りてきたレンタルケースに記された75分という短い尺に驚いた。その短い尺から更に短編化して8話も詰め込んでいる。どのエピソードもほぼ川沿いの階段で男子高校生二人が喋っているだけという、よく映画化に踏み切れたなと素人ながらにも思ってしまうような作品。
どのエピソードも高校生らしいがシュールなやりとりが面白い。菅田将暉さんのナチュラルな演技にも感心させられた。この作品自体は少し古い作品だけれども、この人は今も変わらず演技が上手い。どの役者さんも型にハマってつまらなく成っていく傾向に有るのに、それにはまらない稀有な存在だと思っている。
絶妙なツボ
川辺で2人の高校生がただ会話を繰り広げるだけの話です。僕の中で彼らの会話が絶妙にツボった。これを映画観で観ていたら一人で声を出して笑っていたかもしれないな。
シュールな会話の中で微妙なやりとりがまた良かったです。
何気なく見始めた映画がでしたがとても良かったです
漫画時空の超越に挑む
此元和津也による原作は、私史上一番好きな漫画です。何度読み返してもめちゃくちゃ笑います。言葉が見事なのはわかるんですが、それだけでなく台詞と台詞の間の時間の流れまですべて練られているような印象を受けます。
とは言えそちらを褒める場ではないですね。映画ですが、原作の方が面白かった。
やはり俳優がセトとウツミになりきれなかったところでしょう。どんな作品でもそうなんですが、セトウツミは特殊すぎた。普通の作品は物語に一貫するテーマや見せたいものがあって、そのために演者から衣装、場面、音楽、背景、全てを使ってそのテーマを訴えかけます。漫画原作を実写化すると演者の見てくれは絵から実在の人へ変わりますが、別の素材で同じテーマを訴えかけているだけなので、同じタイトル同じ物語をまた別の素材で見られる楽しみがありますね。
しかしセトウツミは、この二人のキャラと関係性とやり取りと、つまりこの二人が見せたい全てなんですね。そして見せ方において、原作は非常に完成されていました。だからどこをどう変えても難しい、もっというと音楽すら余計な気がしてしまいました。多分これ、アニメ化でもうまくいかないと思います。町田康さんの小説が小説でしかあり得ないように、セトウツミもまた漫画でしかあり得ない。基本的にとある人間ドラマを描写したものは、小説と漫画と映像と互換性があるのでしょうが 、その表現を極めて個性になっているものについては互換が難しくなるのでしょう。
それからウツミの一々長い台詞、読むのに精一杯という感じでしたね。声に出して読み上げるとこんなにくどいのかと驚きました。では原作ではどうだったか思い出してみると、ウツミの(セトもだが)台詞中は、時間の流れが止まっていたように思う。歩きながら喋っているはずの台詞、例えばスロベニア~なんかも漫画では、絡んでくる同級生に一言で切り捨てるように言い放っているような表現です。その意味で現実における時空を超越して編集された漫画という媒体の極致における作品だったと、改めて気づかされる思いです。
けどこの傑作の映像化に挑んだのは素晴らしいし、私も観ていて寒いとかは全然なくて、ずっと楽しかった。観ていて楽しいなら、いい映画です。
シュール
シュールって単語の意味はよく分かってないんだけど、この作品にはこの単語が当てはまるような気がする。
1話を受け入れられたら、以降は結構観ていける。何気に深い話しが展開…あ、いや、これも1つの要素なのだろう。
全編通して、とてもつまらなく貴重な時間が流れてる。
なんだか、自分の高校生活を観てるようでこそばゆい。重たい話も軽い話も、やっぱり同じトーンで話してた時間の事を思い出す。
ただでも、やっぱり冷静になって思うのは、演者2人の資質と、監督の感覚の絶妙さか。
公開当時、お2人のどちらかが言ってた。
「2人で喋ってるだけなんです。オモロイと思うんかなぁと思うんですけど、なんか見れてまうんですよね。変な映画です。」
みたいな事を。
そう、観れてしまう。
ホント、不思議。
何も完結しないし、何が始まってるわけでもない。でも、あの時期が詰まってるし、友情も恋も描かれてる。
映画とコントの中間のような感覚なんだけど、さて、他のコンビで観たいかと問われればそうでもない。
おかわりは、もういらないかなぁ。
あの時期が戻ってこないのと同じく、この作品に帰る事はないと思う。
脱力できる癒しの空間
ストーリーは、川辺で高校生2人がただダベってるだけの作品で、盛り上がりもクソもない作品ですが、池松壮亮さんと菅田将暉さんが作り出す雰囲気が作品とマッチして、極上の癒し空間を演出してくれる作品でした。2人とも20代前半の若手俳優とは思えない味のある演技で、絶妙にシュールな空間を作り上げてた。「間」というか、呼吸というか、無言、無動作の「間」の使い方が絶妙でした。これは、俳優2人だけじゃなく脚本、演出が見事なのもありますよね。
池松さん、夜の花火のシーンで、「夏休みが終わらへんかったらなぁ」「・・・それは無理やな。」のところ、素で笑っちゃってるように見えましたね(笑)2人とも、楽しんで演じてた感が出ててなんか微笑ましかったです♪
原作は、映画見たあとにちょこっと読んだけど、個人的に原作よりも映画の方がよりシュール空間が完成してて断然おもしろかった。この作品の大きな魅力の1つの「間」の取り方とかはマンガではなかなか伝わって来ないですね。。原作≪映像化作品という稀なパターンでした。そして、劇場の大スクリーンじゃなくても大丈夫です(笑)
やっぱりなぁ。
序盤が良かったので凄く期待したけど、中盤の中だるみ以降、立ち上がることがなかった。
もともと、原作は面白いが、これを映像でやるのは難しいと思っていた。
ワンシチュエーションの会話劇なら「ザ・サン名様」とか成功例があるけど、この作品の面白さに「間」の面白さがあり、漫画は自分の間で楽しめるが、映像はそういう訳にはいかない。
菅田将暉は、やっぱり良かった。
喋るだけの青春
通常スクリーンで鑑賞。
原作は第1巻と第2巻のみ既読。
テンポ良く会話が展開され、めちゃくちゃ面白かったです。
何度も笑ってしまいました。
池松壮亮と菅田将暉の組み合わせからして傑作の匂いしかしない。ふたりとも関西出身なので、大阪弁に違和感が無かったです。役柄にピッタリなキャスティングでした。
中条あやみもまさにヒロインと云う感じの存在感で、作品に華やかさが出ていました。基本男ふたりの会話なので(笑)。
瀬戸と内海は実際のイマドキの高校生よりもちゃんと会話しているのではないかと思いました。ボケとツッコミと云う漫才的要素はあるにせよ、相手の言ったことに的確に考えて返し、尻切れトンボみたいに途切れてしまうことが無い。
ある意味知的な会話が、本作の魅力かもしれません。
[余談]
映画館で観た時、笑っていたのが私ともうひとりの観客くらいで、他の皆さんは黙って観ていました。
それほど大声を出していたつもりはありませんでしたが、笑っているのがいけないような気になりました。
リピーターばかりだったのか。楽しみ方は人それぞれだとは思いつつ、笑いどころは笑っても良いのでは?
[以降の鑑賞記録]
2017/05/21:レンタルDVD
※修正(2024/02/21)
今見たから思うこと。
これはこれで面白かった。
特に今見たのでテレビ版との比較が出来たのも良かった。
個人的には内海は映画版、瀬戸はテレビ版がイメージ近いかなぁ。ていうかテレビ版の内海は棒過ぎて…
あ、あとハツミも田中くんも出てきてないのが残念。特にハツミはいるといないでは作品としての完成度に影響が出るレベルだと思う。
原作も最後まで読んでいますが、ぜひ後編を製作してほしいと思います。
このまま面白い雰囲気だけの映画で終わらせるのはもったいない。
あ、樫村さんは映画版は世界観のわりに綺麗過ぎたかも。テレビ版くらいでちょうどいいかな。
原作も少し読んでから いやーいい空気感! 原作のユル~い感じが存分...
原作も少し読んでから
いやーいい空気感!
原作のユル~い感じが存分に発揮されてた!
池松壮亮も菅田将暉もとってもいい!
観たことあるエピソードばっかでオチも分かってるけど笑える!
特に花火の時は思わず爆笑しそうになる!
特にメッセージ性もなくただユル~い日常
それがいい!
他のエピソードもぜひとも映画にしてほしい!
他の人の感想をみて
連ドラ化も良いなぁ
毎週欠かさず観る!
自分のあの時代、少し思い出したし、あんな日常を愛おしく思える
そんな作品かも
この前ブログに書いたDVDボックス、特典映像も含め堪能しました! ...
この前ブログに書いたDVDボックス、特典映像も含め堪能しました!
大好きなふたりがただただしゃべっているだけの映画。
私的最高映画でした。
顔がタイプの中条あやみちゃんの演技がイマイチだったのが
多少残念やけど、まあかわいいからとりあえずよし!笑
内海くんいいわ~私も好きになるわ~
関西弁も上手だった!
今の目標はスタンディングオベーションの完コピです(´^ω^`)
割と好きでした
見ていてらふふふってなりますね。
割と好きな映画でした。
ただただ話してる所を見るって言う単純な流れですが会話が面白いですねw
そして演技が自然で余計見やすかったです。
向かい合わない幸せ
男子二人が座ってダベっている映画。
二人の視線は同じ方向、川の方を向いていている。
顔を向かい合わせなくても、二人で同じものを見ている、ただそれだけでほんわかと救われた気分になる。
(二人が向き合っているカットは案外少ない。並列、単体のアップ、瀬戸肩越しの内海のアップ、そんなカットが多い。)
—
男子二人に、女子・樫村さんが混じってくる。
通学路のシーン。樫村さんと内海は最初同じ方向に向かって歩いている。男子二人なら、それだけで充分関係は成立するのだが、女子はそれでは満足しない。向かい合うことを内海に強要する。さらにはビンタまでする。
面倒くさいなあ、女子は。
内海にとって、向かい合いは面倒くさく、だが、ほんの少し嬉しく照れくさいことでもある。(瀬戸には樫村さんと向き合うことすら許されていない。青春とは何と残酷か)。
ラストは三人が同じ方向を向いているカットで終わる。その余韻がイイ。
クスっと笑えるセリフや俳優さんたちの演技だけでなく、さりげない構図の妙が光る映画だったなあと思う。
雑談の想い出。
上映時間75分、そのほとんどが男子高校生二人の河原での喋り。
このインパクトの無さが意外な結果を生んでいる快作なのだが、
原作もこんな感じなのかな(読んでないので)と思わせてくれる。
若手実力派の二人が(おそらく台本通り)ベラベラと雑談をする
だけなのにまるで面白い。関西人特有のボケツッコミはあれど、
漫才というのでもない。本当にほっこりと単純にムダ話なのだ。
あぁこれぞ青春!こういう時間が後で極上の幸せだった想い出
に変わるのをセトとウツミは気付いてるだろうか。そんな過去
を幾らでも思い出させてくれるダラダラほっこり全く飽きない
貴重な時間をどうもありがとう。大森立嗣毎回やってくれるね。
(菅田くん池松くんのキャラが素に見えるわ~上手すぎて絶妙v)
観る価値あり‼︎‼︎
久しぶりに評価5の映画。
原作の漫画からファンで公開を楽しみにしていました。
今の日本の映画界を牽引する池松くんと菅田くんの
演技をみるだけでも価値の高い映画。
変わらないスチュエーションにも関わらず、
二人の絶妙な間とやりとりが映画館全員の笑いを誘い、
あっと言う間に終わってしまった。
最初はセトのことをうざそうにしていたウツミが、
最後にはセトの誕生日をあんなにテンション高く祝う様子に
二人の友情の深さを感じてなんか嬉しくなった。
意外にも福岡県ではわずか2会場でしか上映されておらず、
私が行ったキャナルの劇場では、レディーズデイということもあり、
満席に近く、初の前から3列目の席になってしまった…。
もっと多くの映画館で上映しても十分動員できると思う。
原作の単行本もまだ完結していないはず…続編を是非期待したい‼︎‼︎
間がよい
原作の雰囲気が出ていて素晴らしかった。全体の長さ、短編集形式の映画、出てくる場所の少なさ、色々と初めての要素が多くて斬新。これによくタンゴ合わせようと思ったなと思うほど作品に溶け込んでた。
2人が生み出す空気感が素晴らしく、再現率も高かったと思います。なんといっても間が素晴らしい。
この作品は世の中のしがらみとかをそんなこと気にしなくていいんだ、だからそれをあえていじってるところから、優しさが伝わってくる。内海がペットの死んだ瀬戸を励ますシーン、上っ面ぽいコメントしか出来なかった内海にもう一回言わす辺りこれは優しさなんだとか思ってしまう。
中条さんはもっと見たかったなー、この人ホントに綺麗だった。池松壮亮、菅田将暉はやはり素晴らしく、これ二人好きになる人増えるだろうなと。バレンタインのくだりでの菅田将暉の無邪気さはこれファンにはたまらないだろう。
続編作って欲しい。
でもこの映画は短編は短編でも一話がもっと短くてもいい気が。ピークは予告編のような気もする。
クスクスと笑える
ほんまに内容はほぼないねんけど!
映画館で1800円で見る必要はないと思う(笑)
ただただクスクス笑えるところが随所にあって笑える。
一時間半はあっという間。
家でのんびりしながら見たいなーと思う。
菅田くんは、大阪出身なだけあって、関西弁は完璧‼
池松くんの関西弁は若干気になるとこあるけどなー、まぁ関西人じゃなかったら、気にならないレベルかな。
いやー、おもしろかった‼
今度は家のテレビで見たい‼
青春2
いや、予想外(といったら失礼かなw)に面白かった。
超シュール。
間とか話のテンポとか凄く好み。
この映画 雰囲気的に映画で見なくても…と思われるかもですが、大きいスクリーンで見た方が良いかと思います。
大画面でこれをやるからこそ面白い。
多分家で見たらそうでも無いんだろうな。
あ、あとは話が細かく別れているのもよし。
飽きないですね。
こういうのもありだなーと思う作品でした。
全26件中、1~20件目を表示