「シュール」セトウツミ U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
シュール
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シュールって単語の意味はよく分かってないんだけど、この作品にはこの単語が当てはまるような気がする。
1話を受け入れられたら、以降は結構観ていける。何気に深い話しが展開…あ、いや、これも1つの要素なのだろう。
全編通して、とてもつまらなく貴重な時間が流れてる。
なんだか、自分の高校生活を観てるようでこそばゆい。重たい話も軽い話も、やっぱり同じトーンで話してた時間の事を思い出す。
ただでも、やっぱり冷静になって思うのは、演者2人の資質と、監督の感覚の絶妙さか。
公開当時、お2人のどちらかが言ってた。
「2人で喋ってるだけなんです。オモロイと思うんかなぁと思うんですけど、なんか見れてまうんですよね。変な映画です。」
みたいな事を。
そう、観れてしまう。
ホント、不思議。
何も完結しないし、何が始まってるわけでもない。でも、あの時期が詰まってるし、友情も恋も描かれてる。
映画とコントの中間のような感覚なんだけど、さて、他のコンビで観たいかと問われればそうでもない。
おかわりは、もういらないかなぁ。
あの時期が戻ってこないのと同じく、この作品に帰る事はないと思う。
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