劇場公開日 2016年10月28日

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「良質のスリラー復習劇」ザ・ギフト kazzさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0良質のスリラー復習劇

2016年11月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

人間は誰でも二つの顔を持つ。
例えば、職場ではイヤな奴でみんなから嫌われている男が、家庭では良き夫・良き父で友人も多かったりする。
家族や友人は職場でのイヤな一面を知らない。

イジメっ子は、いじめられる側の気持ちが分からない。
イジメ行為で相手が大きく傷ついたとしても、些細なイタズラにすぎず、その程度で傷ついている相手が悪いと考える。
イジメっ子は大抵狡猾なので、案外社会に出て成功しているかもしれない。
そうなると、一生イジメたことを反省したり心を入れ換えたりはしないだろう。

…と、いうような主題て作られたのだろう。

主人公夫婦は引越先で夫の高校時代の同級生と出会う。
その男が不自然な行動を見せるのだが、やがて、妻は夫の真の姿を知るに至り、夫はキャリアの危機を迎える。

オーソドックスなスリラーの手法で、地味な演出だ。
極上とは言えないが、良質な仕上がりだと思う。

kazz