劇場公開日 2016年10月14日

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永い言い訳のレビュー・感想・評価

全237件中、181~200件目を表示

4.0余韻

2016年10月23日
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鑑賞方法:映画館

映画を観たあと、余韻に浸り続けられる映画。映像が美しい。特に海のシーンで、現実と夢想が入り乱れる朧げな色合い。
メインビジュアルの撮影は上田義彦で、本木とは伊右衛門の広告ビジュアルでタッグ。この色合いが本編にも反映されたような印象。
子供役の2人が素晴らしい。

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poyu

4.0幸福なシーンがしんどい映画

2016年10月23日
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見終わってすぐは、いい映画だったねー、という感想なのですが、次の日、その次の日、とふとした瞬間に思い出してしまう。ジワジワくる質の良い映画でした。

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りんご

4.0対比と変遷

2016年10月23日
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いい映画です。
本木と竹原の上手い演技。
対比と混じり合いによる変遷の表現が素晴らしい
本木と竹原
部屋の散らかり具合と片付き具合
本木の髪
本木の感情の移ろい
男の子の感情の変遷
季節の移ろい。
西川監督の演出が隅々まで行き渡っているのを感じる。

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SUZUKI TOMONORI

4.5先生は誰も抱いたことがないのよ、愛人からの捨て台詞で分かる自己愛の...

2016年10月22日
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先生は誰も抱いたことがないのよ、愛人からの捨て台詞で分かる自己愛の強さ。
妻をちゃんと愛さなかったことへの免罪符は子供と向き合うことで得る。
大人が子供と触れ合うことの豊かさって西川監督が言ってたけど、他人自分の子供どちらに限らず子供と関わることによって大人も成長するんだよね。

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みこ

3.5高を括った男の遠回り

2016年10月22日
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鑑賞方法:映画館

楽しみました。

大切なものに素直になること。
大切なものをちゃんと大切にすること。
簡単なようで難しい。

主人公が、
遠回りしても、失ってしまっても、
大切なものに向き合おうとする姿勢に、
涙しました。

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十ロ九

4.5クズ男でもダメ男でも

2016年10月22日
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鑑賞方法:映画館

クズ男でもダメ男でも、子育てはそんな自分を忘れるための免罪符になる。しかしそれを続けていけば、やがて自分と向き合い、いつかは前を向いて本の小さな一歩を踏み出すことが出来るのだ。という西川美和監督の辛辣で優しい視線で描かれたとても美しい映画。
失われたものはやっぱりもう戻らないのだけど、それは前を向くことで乗り越えるしかない。それを綺麗事や絵空事でなく見せているのがスゴい。
役者の演技がみな素晴らしい。特に竹原ピストルの存在感と子役二人の演技。脇役も含め文句の付けようがないほど。

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ぱんちょ

2.5悪くはないが

2016年10月22日
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ちょっと不完全燃焼気味かな。
西川さんにしては。

ただ、なるべく奥さんを出さずに、
夫だけで、やろうとしたら、こういう感じになるんでしょう。

スーパー16ミリで撮影した意図もわかります。

デジタルの画面ではあの感じは出ませんから。

しかし、夫がかなり性格が捻くれてて、
思った程感情移入できませんでした。

幾ら愛情が冷めてても、長く連れ添った夫婦なら
何かはあるはずですが、どうも監督自体の実体験のなさが、
お話に影響してる気がします。
いや、しました。

今回は深みが薄く、感じました。

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Y2K2558

3.0タイトルなし(ネタバレ)

2016年10月21日
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鑑賞方法:映画館
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ずん

4.0愛するべき人と暮らしていなかった本木雅弘と、 愛していた妻や子供たちと暮らす竹原ピストルを終始対比するストーリーである。

2016年10月21日
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鑑賞方法:映画館

TOHOシネマズ西宮OSで映画「永い言い訳」を見た。

ネットで空席を見て目星をつけていた席は到着時はすべて、おひとりさまの年配の女性に先に買われていて、カミさんと自分の席の後ろの多くは上映前に大声で話すおばさんたちのグループに占拠されている。
平日の朝一番の上映回ではあったが、チケットの4割以上は売れているようだった。
西川美和監督作品ははじめて見るのだが、一定のファンがいるのかもしれない。

人気小説家である本木雅弘は黒木華と不倫をしているのだが、
その逢瀬の最中に、妻である深津絵里が旅先で客死したとの報を受ける。

本木雅弘と深津絵里の結婚生活は20年以上になるのだが、冒頭の十数分間のシーンにおいてその仲がすでに冷え切っていることをがわかる。

愛するべき人と暮らしていなかった本木雅弘と、
愛していた妻や子供たちと暮らす竹原ピストルを終始対比するストーリーである。

子役の2人がかわいい。
上映時間は124分。長さは感じない。
話題作ではないが良作と思う。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。

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ドン・チャック

5.0繊細

2016年10月20日
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繊細に語られるすれ違いと、繰り出される心打つ言葉に、突然感涙してしまいました。

モッくんが他のレビューのようなダメ人間には感じず、むしろ頑張ってるように感じました。

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アリンコ

3.0竹原ピストルの妙

2016年10月20日
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のりまき

2.0泣けない映画

2016年10月20日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

難しい

主人公の対象者となる妻の描写があまりなく、現状だけのセリフで「愛していない。ひとかけらも」となるのか、設定が疑問。
西川さんの文面を読めばわかりますが、頭の中は「おっさん」そのもので女性らしいものはあまり感じられない。
テーマは愛、メッセージは人間関係において夫婦も友人にも完全なものはない。しかしはかなくも美しい。という事。
やはり小説としてはいいが、映画としては3つの「見たい」「わかる」は理解できるが最後の「感じる」つまり泣けるという要素はなかったことがマイナス。小説で終わっていたほうがいいと思いました。
ただし、女性受けはします。

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tomokuri0315

5.0モックンのダメダメぶりが見ものです

2016年10月20日
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鑑賞方法:映画館

子役の2人や竹原サンも良かったけれど、本木サンの自然体過ぎるダメ男演技に脱帽ですw
観ていて「うわぁ〜、イタイわぁ…」の連続。特に子供の誕生日会で、アレはあかんだろう?!
でも、コンナ人って周りに居るよね。
自分もその時は気づかなくても、後から振り返ってみると似たコトしちゃったコトあるよなぁと考えて、切なくなったり愛おしく思えたりもした。
夫婦で揃って鑑賞するのは、チョット勇気のいる作品かもしれません。

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ひらぞう

3.5西川美和さん末恐ろしい

2016年10月19日
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鑑賞方法:映画館

難しい

幸せ

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himaru

4.0トラック野郎父ちゃん最高!!!

2016年10月19日
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鑑賞方法:映画館

ディアドクターを、監督した西田美和作品。&モックン主演だったので、見に行きました。

子供苦手な衣笠幸夫が、見つけ出した生き甲斐は、子供とのつながりだった。

あの、素直で優秀な真平君と、天真爛漫な灯ちゃんだったから、頑張れた子育て。

そして、妻大好きな、トラック野郎の、お父さんだったから、幸夫に、違う、人生を、見せてくれたのかな?!

吃音役の、山田真歩を、加えての全ての役者が好演でした\(^o^)/

私は、全く泣けませんでしたが、友達は、自分の息子が、バスで塾に通ってた頃と重ねて(涙)
回りも、シクシク(*T^T)ずるずると、泣き声が、止まらない劇場でした。

私の気持ちは、トラック野郎が、亡くなった妻の留守電を、消した瞬間!!!
好きだった人の声は、なかなか、消せないものなのです。
次へ進む為には、次の人が必要なのですよ(ノ_・、)

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ふにー☆ママ

3.5色に例えたら中間色

2016年10月19日
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鑑賞方法:映画館

ストーリーは紹介文の通り。
一般論でいう最低な男の人を魅力的な人にみせた本木雅弘さん
の演技力と竹原さんの自然体な演技で成立した映画。
正直印象と言われると??だが、人を丁寧に扱い描いているところ
がよかった。こういう映画がまたみたいと思う。

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エキュート

5.0タイトルなし(ネタバレ)

2016年10月18日
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HISAKO

3.0裸の自我(エゴ)を持つ男

2016年10月18日
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 主人公の幸夫くん、監督さんのキャラが、色濃く投影されているそうで。監督さん、自分の名前の後に、作中で使われた単語入力して、パソコン検索したこと、あるんですかね?。
 かつてティム・バートンは「ビートルジュース」で、陽のあたらない世界で、息を潜めていたサブカルっ子に、そのままでいいんだよと、照明あててくれたそうです。私、観てませんけど。
 で、本作、゚よう、そこの中二病~、俺の話を聞け~゙と、言われてスクリーンに脚を運ぶかは、分かりかねますね。とは言え、嗚呼、生きるって恥ずかしい。どうせ、恥多き人生なら、みんなに見せつけちゃう!的な話に、惹き付けられるのは、やはり私が自意識の井戸の底の住人なのでしょう。
 それでも生きていかざるを得ない訳で、私にとって、本作は、明日を乗り切る活力剤なのか、恥ずべき過去を映す鏡なのか?…って、そんなこと考えてるから、大人になれないんだよなぁ。
 以上、裸の自我を持つ男(と、その監督さん)に想い馳せる、私の永い言い訳でした。

 追記。竹原ピストル、再び少年の心を持つ、あばれる君でしたね。そろそろ第二形態に進んでは。…俺、昔、バカやってたんだ。今は、もっとバカだけど…。みたいな、ずっこけ感と、人に寄り添う強さと優しさを持つ、彼の歌のようなキャラを引き出せる監督さん、いませんかね?。

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機動戦士・チャングム

4.5男とはいつまでも甘えん坊なガキである

2016年10月18日
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泣ける

笑える

幸せ

売れっ子の流行作家・本木雅弘は、妻・深津絵里を旅行先のバス事故で突然失う。

当日の夜も妻の惨事を知らず、愛人を抱いており、急な別れに涙1つさえ流れない。

孤独に事実を受け止める虚しい日々の最中、同じバス事故で妻を失ったトラック運転手・竹原ピストと知り合い、ひょんな事から彼の幼い息子&娘の面倒を見る機会を設け、絆を深めていく物語。

本木雅弘はどこまでも上から目線でイヤミったらしいヤな奴なのに対し、竹原ピストルはどこまでも無骨で裏表が無いイイ奴だ。

仕事も環境も価値観も総て対照的な二人だが、唯一の共通点は、《愛する家族への想いは、いつまでも不器用》ってぇ事である。

周りの仕事仲間にも、亡くした妻にも、勿論、遺された子供達にも。。。

事故をキッカケに、居なくなった妻と向き合い、家族とは何かを問いながら、お互いの心に大きく空いた穴を埋めていく。

特に、本木雅弘は進学で悩む竹原の長男を見守るうちに、幼少時の自分と重ねている様に思え、親とも似た愛情が芽生え、歪んだ性根に温もりを戻していく過程が愛しい。

一方、生前の妻の留守電を涙ながらに聴き、ウジウジと感傷に浸る竹原ピストルの泣き顔にも同様の共感を覚える。

忘れたいけど忘れてはいけないジレンマが様々な葛藤を生み、擦れ違いを繰り返した末、ゆっくり強めた絆を、互いの涙と笑顔で認め合う。

妻としてだけでなく、母親として、失ったトラウマを1つ1つ克服した時、最も成長したのは、紛れもなく、子供よりも親の方・竹原ピストルと本木雅弘である。

あいにく、私は夫も父親も未だ未経験だが、「男ってぇ生き物は、いつまで経っても甘えん坊な子どものまま」なのは、切ないぐらい解ったような気がした。

では、最後に短歌を一首

『淡雪と 去りゆく君の 道のりは 筆の躊躇(ためら)い 愛しさを描く』
by全竜

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全竜(3代目)

4.0痛いとこを突いてくる…

2016年10月18日
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鑑賞方法:映画館

つららのような氷の刺が心臓に突き刺さる。自己と対峙する映画だった。

大切な人の突然の死。でもそれが自分にとって大切な人かなんて自分にだって分からない。自分がどれだけ思われていたのかさえも…
周りにどう見えてるかが一番で妻の死に向き合えない男と、対照的に悲しみにとらわれ抜け出せない男。
モックン(幸夫)も竹原ピストル(陽一)も凄く良い。子供たちもとても自然体で素晴らしい。

人生は他者、他人に対しては自分なりのご立派な自分になれる… 私の事だ…
私も母親を突然の死で亡くしている。幸夫も陽一も私だった。まるで陰と陽のよう。自分の凄く嫌なところ嫌な自分を見せられた感覚に落ちる。本当に嫌だ。抉られて痛くてツラい。
こんなにも自分と対峙しなきゃいけない映画なんて…

私にとっては次また観る勇気がでない映画。でも傑作!
氷はいつか溶けることを願いつつ…

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豆