「悪の根っこ」マーシュランド kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
悪の根っこ
ハリウッド産ホラー映画に出てきそうな荒涼たる湿地帯。冒頭では不思議な姿をした湿地帯の俯瞰図で始まる。
刑事二人のむしろ主観的な映像ばかりで、ミステリーの魅力は満載。序盤から、故郷を離れたい興味津々の女子高生が悪い男にだまされて殺されたという展開がわかるが、何もないところから捜査するには熟練のカンがものを言う。意外にも単純な構図ではなく、拷問の末に町のすけべ有力者の餌食になっていたということか・・・
ストーリーだけみると大したことないかもしれないが、混とんとした社会の中で厭世的な雰囲気が観客を引きずり込む。雰囲気の映画。
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