スキャナー 記憶のカケラをよむ男のレビュー・感想・評価
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7本目。多くの伏線を見事に回収できた作品。
野村萬斎さんが初めて現代劇に挑んだ本作品。
最初、それを聞いたとき、意外性を感じた。
でも、それと同時に、新しい一面を見れるという点で、興味をもった作品である。
ストーリーの展開としては、典型的なサスペンス、という感じだった。
比較的分かりやすく、色んな伏線を時間内に回収できたため、スッキリ見れる映画だった。
最初に映る子どもたちの正体、
雪絵先生が「マイティーズ」のファンである本当の理由、
所々にある疑問が、作品の中で明らかになるという点で、とても面白い作品だった、
ただ、割と最初の方から、真犯人がバレバレのような気がするのだが(笑)
だから、初めから気づいた人も多いのでは?
萬斎さんと宮迫さんのコンビも面白かった。
人間嫌いの仙石と、ただのクズな丸山。
コミュ力やら考え方やら、何もかも正反対な二人。
だけど、それぞれが助け合って、事件解決へと導く姿は、とても良いコンビだなぁと思った。
萬斎さん演じる仙石の根暗で人間嫌いなところは、なんとなく分かる気がするなぁ。
でも、時間が進むにつれて、「人間も悪くないな」と思ったのは、大きな一歩だ。
「残留思念」という才能を、人のために使ったことで、そう思ったのだろう。
宮迫さんに関しては、役作り0じゃないっすか(笑)
でも、唯一違うのが、標準語を話されてたところ。
宮迫さんは関西人だよね?、と確認したいくらいだった。
杉咲花さんも演技が上手くて何より。
あと、ちょっと贔屓目になるが、
安田くんがとてもおいしい役だった。
全体いいが確かにテレビシリーズの方が適切だとー
万斎さんやっぱりかっこいい!(先にこの一言。
ミステリープラス特殊能力って結構気にいり、
最後まで楽しめた!役者の演技力全体もすごかったし、特徴もつけられてる。
が
話には結構誇張する部分があって特に最後犯人と対峙するとき、記憶・特殊能力などの処理は曖昧でストーリーにごまかしているかのように思った。
確かに最後万斎さんのあのセリフもあやふやな感じで、なぜそのように思えるか事件が心理的に彼をどのふうに変化を起こしたかよく分からない。木村文乃さんのあの先生役も事件経験も影響がそんなに深くもないかとー
主人公についてまだ謎も多い!
そんなに複雑な話でもないし、テレビシリーズになってもっと詳しく根掘り葉掘りされた内容を見たい!
映画ならせめて続編!
でも最後のペンダントの話が暖かくて好き。いい締めはなっていると思う。
見るがい映画であるのは確実!
終わりがちょっと
孤独な萬斎。
脚本・古沢良太に惹かれて観に行ったが、野村萬斎に当て書き
したオリジナルという意味では標準点ながら、どうもスッキリ
しない終着点という仕上がり。何気に合っていないというか…
ドタバタでもなく、喜劇にもならず、悲劇にしては単純すぎる。
後半のどんでん返しで「あ~」とはなるが、それまでの伏線は何?
というくらいにお粗末では、せっかくのキャストが勿体なく感
じられる。萬斎本人の強烈な個性を活かすところまではいかず
無難に仕上げてしまった感じ。とはいえミステリーなのだから
ストーリー性を欠くワケにもいかないし…という感じで苦しい
面が観ていても分かる。発想と効果に期待が持てるので構成を
もっと綿密に練るべきだったような…映画にするくらいならね。
(何で病弱な女の子はいつも白いワンピなんだろうな^^;不思議)
悲しすぎる真相。異色だが本格的なミステリー!!
【賛否両論チェック】
賛:先の読めない展開と、伏線の見事な回収が、まさに本格ミステリー。人間不信だった主人公が、事件を通して少しずつ変わっていく姿も印象的。
否:結構ホラーテイストなシーンが多いので、苦手な人には不向きかも。展開も少しだけ強引。
「記憶を読み取れる」という異色な人物が主人公ではありますが、ストーリーはまさに本格的なミステリーです。散りばめられた伏線の回収も見事で、ラストも1本取られます。
「そう来ましたか!!」
っていう感じです(笑)。
そして主人公自身も、その能力ゆえに人間が持つ醜い部分を知りすぎて苦しみ、他人と関わらずに生きてきたという傷を背負っています。そんな彼が、亜美や雪絵の純粋な心に出逢い、事件を通して少しずつその人柄が変化していく様子も、また印象に残ります。
若干ホラーチックなところもありますが、ミステリー好きな人には是非オススメです。
良かった!
ストーリー良い
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