僕だけがいない街のレビュー・感想・評価
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僕にも、リバイバル起これ!
原作未読。なので、既読者の抱く物足りなさを感じずに観れたのは、むしろ良かったのかも。
クライマックスへ向かうストーリーの組み立ては、おそらく駆け足過ぎて、もっと表現してほしい心の内面や人物造形があるのだろうけど、これはこれで十分楽しめた。
なにより、子役の熱演が光る。そして藤原竜也、個人的には適役だと思う。あの、どこまでわざとクサい演技なのか?っていう過表現が、かえって、大真面目な一生懸命さに見えて気に入った。石田ゆり子も、歳とらないのかよ?って突っ込みたくなるが、だからこそ、ずっと変わらずに一人息子を支えてきた母親を伝えることができてると思う。
いつどこで起こるかわからないリバイバル。それって、何が作用して起こるのだろう?神様っていうんじゃあまりに陳腐。すべては夢オチっていう筋書きも面白いだろうけど。
ただ、すべてをやり遂げたあと、一番の理解者協力者だった愛梨が自分を知らなくなってるなんて切ないね。
自分にも、リバイバル起こるだろうか?正義の味方になる決意など持てないだろうから、無理か。
原作読んでいると最低評価
原作読んでいます。
映画の尺を考えれば、細かい所で変更があるのはまあ納得です。
しかし、主人公が最後殺される結末だけは許せなかった。勇気を出して行動した結果が悲劇でいいはずがない。そこは変えちゃいけないでしょ。原作ありだと原作と展開や結末を変えないといけないという暗黙の了解でもあるのかと思いました。
他にも改変した事でつじつまが合わない所がある(小学生でも中身大人なのに犯人ではないかと疑った八代の車に乗るとか、犯人だと告白されて泣くとか、車から降りてのこのこ川に落とされに行くとか、川に落とされてからの15年間をうやむやにするとか)。作中の言葉で言えば、監督は馬鹿なの?良かったのはキャストの演技だけです。
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