バジュランギおじさんと、小さな迷子のレビュー・感想・評価
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よかった
里親映画であるとのことで見たのだが、一緒に度をしているものの家族として迎えていたわけではなく、それほど養育もしておらず、あくまで親元に返そうとおじさんが頑張る話だった。女の子が可愛らしいのだけど、口を聞けない設定がどうしても作者の都合にしか感じられない。
「迷子になる」→「口が聞けると簡単に帰れる」→「口が聞けないことにしよう」
決して障害児の女の子が描きたいわけではなく、物語の都合でそうしていることに無神経さを感じるのだが、踊りや音楽が楽しいし、ロケーションも素晴らしかった。ただやっぱり長い。
脚本演出主演、全てが緻密で完璧😭
試写会で見ました。 もう…もう私は何を見たのか…感動しすぎて…なによりハルシャーリーちゃんが可愛すぎる!!! 演技もすごいです!すごいすごい! 実際に子供がやる!という動きと、インドらしいアニメ的なジェスチャーを両方するんです。 そのことで、映画にリアリティが増したと思います。 とうもろこしのシーンが好き🌽 サルマン・カーンはこの作品で初めて見ましたが、やはりさすがスター!登場の一瞬で主人公だとすぐにわかる目力。ビジュアル。でも可愛らしく真面目で憎めないキャラクター。 小さく可憐なハルシャーリーちゃんと並ぶと、凸凹で非常に魅力的でした。 抱きつかれるところが好き。 そしてもう1人のヒロインのカリーナ・カプール。 どの映画でも魅力的な演技の彼女ですが、この映画はカリーナでなくてはいけなかったと思います! 一度だけダンスをしますが、彼女の古典舞踊を感じる安定のダンスが説得力を増すし、ナヨる主人公に喝をいれる真っ直ぐさは、彼女でないと出せなかったと思います。 インドとパキスタンの戦争や宗教についての映画ですが、前知識は無くともわかると思います。 そのくらい演出で丁寧に、しかもくどくなく、表現されています。 とにかく見て欲しい! あまり長くやらなそうです。週末にでも、ぜひ、ホント!
号泣必至!インドの王道エンターテイメント!
とっても良い話だった! 後半は、涙なくして観られない感動作! インドのデリーで暮らすヒンドゥー教徒のバジュランギは、ある日、一人の小さな迷子の女の子シャヒーダーと出会う そこで、バジュランギは、信仰しているヒンドゥー教のハマヌーン神に、シャヒーダーを親元に返すと誓うのだが… 華やかな色遣いの中で繰り広げられる楽しい歌とダンスや、観客を笑わせて楽しませる場面が盛りだくさんという、いかにもインド印のエンターテイメント作品になっているこの作品 しかし、そこの背景に描かれているのは、様々な現代のインドの社会問題である その中でも、最大の問題はインドが独立してから約70年間続くパキスタンとの対立問題であり、 さらに、デヴ・パテル主演の「LION/25年目のただいま」でも描かれていた、インドの迷子多すぎ問題や、そこからくる人身売買問題も合わせて描かれている それらの社会的な問題がある中で「パキスタンからやってきな小さな女の子」をインドで迷子にさせ、彼女に対する大人たちの反応にインドの現状を映し出している 元々が、インドとパキスタンは一つの国で、イギリスから独立する時に「イスラム教徒の国」として、パキスタンが分離。 それ以来、インドとパキスタンは宗教的な理由から対立を繰り返している その現状を描きながら、シャヒーダーとバジュランギを仲介役として「今までいろいろあったけど、そろそろ仲直りしませんか」とこの映画は訴えている インドの中にも悪い人はいるし、パキスタンにも良い人はいる 信仰している宗教が違っていても、助けてくれる人はたくさんいる シャヒーダーと出会うまでは、バジュランギも熱心なヒンドゥー教徒で、イスラム教徒を異教徒と言って毛嫌いしていたけれど、シャヒーダーと旅をしながら、様々な人と出会い「異教徒の優しさ」を知ることとなる それは、バジュランギだけの視点ではなく、これまで「パキスタンは異教徒の国」だと思っていた多くのインド人の心境を代弁しているのだ 多少の良心がある人なら誰だって、迷子を見つけたら「親元に帰してあげたい」と思うだろう しかし、そのとてもシンプルな問題を複雑にしているのは、宗教や、国境、貧富の差など、大人たちの勝手な都合なのだ まぁ、まぁ、いろいろ問題はあるけれど、とにかく、このシャヒーダーがかわいくて 彼女とパジュランギを助けてあげたいと思うけど、現状では、そう簡単にいかないという話だった しかし、この映画はインドで大ヒットしたそうなので、この映画を観て、多くの人たちの意識改革になると良いなぁと思った
インドの様々な問題をコミカルに
迷子になった口の利けない小さな女の子と彼女を家に帰そうと奮闘するお人好し中年男の物語、と聞くとハートウォーミングなほのぼのストーリーを想像しますが、歌あり踊りありアクションありのコメディです。そこに階級、人種、宗教、貧困などの差別問題、印パの緊張関係が絡み、とにかく想像の上を行く怒涛の展開が続きます。問題だらけの社会を面白おかしく描きながら、インドの人々が世界がこうなったらいいなという祈りが詰まっています。たくさん笑ってたくさん泣きました。
約4年前の映画
印象にも示した通り、泣けて、笑えて、いつものインドのダンスなど楽しい映画であることは間違いない。しかし、なぜ4年もの間、日本では日の目を見なかったのか、不思議なくらい50か国では大当たりをしているのに?上映時間は少々長めの159分間。途中で休憩があったが、日本の映画館ではどうかわからない。しかし、時間的には個人的にサックと観ることが出来た。途中から、二人プラスレポーターのロードムービーとなり、映画の質感が変わり、インドとパキスタンの間の関係など見え隠れしているが、後半のカシミール渓谷は劇中でも言われているようにスイスの山々を観ているような美しい景色も堪能できる。劇中に流れる音楽もインド色を減らし、聞きやすく、14億円の製作費も音楽のように軽くなっている。 シャヒーダ役のハルシャーリー・マルホートラサンの笑顔がかわいい。ラストはこれでいいやと思ってしまう。
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