トランス・ワールドのレビュー・感想・評価
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役者は4人のみ、撮影は雑木林のみ、セットはボロ小屋と防空壕。でも目...
役者は4人のみ、撮影は雑木林のみ、セットはボロ小屋と防空壕。でも目が離せない。 会話劇なのに飽きさせない脚本が見事。少なめ予算(50万ドル)で短かめ時間(90分)の見本のような小品が、お蔵入りにならずに評価されたのはアマプラのおかげさま。表情でサスペンスをむちゃ醸し出すサマンサ役のキャサリン・ウォーターソン、どこかで見たことあると思っていたら、ファンタビの地味ヒロインのティナだったか、なるほど。カーチューナーのダイヤルを廻す、レトロな店でシーリングファンが廻る、置き物の飛行機を廻す、、、しょぼい風景なのに、廻って廻って二度見してしまう佳作。
だまされた!良い意味で!
タイトルなし(ネタバレ)
どこかわからない場所で迷子になってしまった3人。3人が3人とも状況を飲み込めずに警戒し合う。やがて、場所の検討はおろか、生きる時代さえ異なることに気づく。4人目の人物が現れることで事態は急展開を見せる。それぞれが親子関係にあること。全員自らが死んでしまう夢を見ていること。その事実に気づくのだ。
わからないことばかりの世界で、唯一はっきりしてることは、自らの不幸な未来の結果としてそれぞれが存在すること。であるならば不幸の元凶となった現実を変えることで未来を変えられるのでは?
種明かしの後は一気にハッピーエンディングに向かう感じでもう一声欲しかった気もするけど、時代も場所も違う世界に迷い込むという荒唐無稽なミステリーにどうやって結末をつけるかと思っていたら予想以上に綺麗なオチでプロットが実に見事。
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自宅にて鑑賞。劇場未公開作で原題"Enter Nowhere"。もしもやたらればを前面に押し出した物語だが、中盤辺りでネタに気付いてしまった。細かい矛盾や綻びが散見出来るが、最小規模の舞台設定に少ない登場人物で飽きさせず見させるのは出色の出来栄えと云えよう。ただどうしても見劣りしてしまうのはご愛敬。クライマックスでのカメラのブレ方は尋常でないレベルで気になった。亦、何度か意味有り気に登場するK.ウォーターストンの“サマンサ(サム)”が見付けた飛行機の玩具は伏線でも何でも無かったのも微妙。60/100点。
・少ないシーン乍ら、K.ウォーターストン演じる“サマンサ(サム)”とS.サイポスの“ハンス”が使うドイツ語の発音に違和感を憶えた。
・“トム”のS.イーストウッドはC.イーストウッド(父)、“サマンサ(サム)”のK.ウォーターストンはS.ウォーターストン(父)とE.ウォーターストン(母)、“ジョディ”のS.パクストンはB.パクストン(父)と二世俳優が集結した形となっている。
・鑑賞日:2017年10月13日(金)
面白いと思うけど……
サスペンスだと思って2/3観たら実は違うっていう。笑
「誰かに聞いたり、前情報が入る前に絶対に観て欲しい」そんな映画です。
冒険とか、ドキドキとか、ヒーローとか、そういのは一切ありません。
しかし、スリルやサスペンスを味わいますが、僕は最後には感動しました。
お世辞なしに10年に1本の映画だと感じました。
殆ど予算はかかってないだろうに、こんなに作り込めるなんてすごい。
タイムリープものを漁っていたら、ある個人ブログに「タイムリープものと分かると面白くないから教えたくないけど、みんなに観て欲しいから、ブログで紹介するしかない」と書かれていた本作。
サスペンスと思って2/3を観たら、実は違うっていう。
衝撃の事実が発覚する時の音楽や、サスペンス的な風景描写もすごいね。
出ている俳優も、クリント・イーストウッドの息子や、ファンタビに出てた女優さんも。
家族の力で人生はやり直せる・・・そんなメッセージなのでしょうか。
◇下記の映画が好きな人にお勧め
・ヴィレッジ(雰囲気が似ている)
思わぬ拾い物!
スコット・イーストウッドが見たくて
鑑賞したんだけど、メッチャ面白くて思わぬ拾い物!
超低予算でも脚本の勝利!
好きだなぁ、こんな不思議系の作品。
3人それぞれが、それぞれの理由で森の無人の小屋に
たどり着く。森からの脱出を試みてもなぜか小屋に
戻ってしまう。お互いの身の上話しをすると
スンゴイ事実が判明する!
「君のダウンジャケット、古いな」
「何言ってるの、買ったばかりよ!」
時間と空間を推理してる私の頭はぐっちゃグチャ!
「トランスワールド」と邦題を付けたのは立派!
原題は「Enter Nowhere」(どこにも行けない)
、、うん、確かに何処にも行けない。
父親ソックリのスコット・イーストウッド。
なーんか嬉しくなってくる。この作品が初主演かな。
「エイリアン:コヴェナント」で主演してる
キャサリン・ウォーターストーンも二世俳優。
父親サム・ウォーターストーンの
「キリング・フィールド」は大好きな作品。
と、くれば3人目のサラ・パクストンは
ビル・パクストンの娘?
・・・、どーやら違うよーです。
サスペンスというよりややSF寄りかも
森の中に迷い込んだ3人の見知らぬ男女を待ち受ける奇妙な運命を描いたサスペンスミステリー。
とある森の奥深く。夫とドライブ中にガス欠に陥り、ガソリンを買いに行ったまま戻ってこない夫を探していたサマンサは、1軒のキャビンにたどり着く。
するとそこに、同じように車のトラブルに見舞われた青年トムが出現。
さらに、今度はジョディという女がやって来る。ジョディは恋人と強盗をしてきたばかりで、なぜキャビンにたどり着いたのかわからないという。
3人は助けを求めに森を出ようとするが、いつの間にか同じキャビンに戻ってきてしまう。
さらに、3人がやって来たのはそれぞれ別の場所や時代であることが判明する。(解説より)
なんとも不気味な雰囲気でストーリーは進行していくが、この他にもうひとり登場人物が出てくる。
そこからストーリーは急展開。
ハッピーエンドといえばハッピーエンドではあるが、結局誰かがやらなかった未来は他の誰かがやる未来に変わるだけで、至極現実的な残酷さをさらっと見せつけれた部分もあった。
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