トランス・ワールドのレビュー・感想・評価
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よくできたストーリー
映画って不思議だね
サスペンスでもSFでもなくファンタジーとして捉えるのが正解だろう。
かなり低予算で作られていると思うのだが、それでも十分に見応えはある。
多少の謎解き要素はあり、伏線回収もそれなりにあるが、そこに重きを置きすぎなかったのが良かったと思う。
低予算でも脚本がしっかりしていれば良い映画は出来る。
どんなに巨額の予算を掛けても見終わった後に時間を返せと言いたくなる駄作が出来上がることもママある。
映画って不思議だね。
残りあと30分くらいから面白くなる
ワンシチュエーションなのに飽きない展開
時をかける家族たちが先祖のじいちゃんを救う話。全く期待してなかったけど面白かった。良かった点は2つある。
1つめは、「ワンシチュエーションなのに飽きない展開」だ。
序盤はよくある遭難ホラーかと思いきや、全員が血族と分かる中盤以降はがっつりタイプリープ物に。一度に二度楽しめる作品。
遭難、小屋、斧、訳あり見知らぬ男女、ホラー要素の寄せ集めみたいな設定。最初はトムが何考えてるか怪しくて「コイツ絶対裏あるだろ...誰か殺しそう」と思ってたけど、全然違くて予想外れた。そもそもホラー路線じゃなかったのね。トムさん、見かけで判断してごめんよ。
中盤からは登場人物の全員が血縁関係だったという衝撃の事実が発覚。誕生日の伏線だったり、ジョディとサマンサが会話してる時の距離感だったり、なんとなく「もしやこの2人親子なのでは...?」と、若干感づいてしまった部分もあったけどね。それでもワンシチュエーションで家族が一丸となって先祖を救う、という新鮮な設定に終始ワクワクして観れた。
救われる立場のじいちゃんが一番荒ぶってて笑った。アンタをみんな救おうとしてるのに非協力的で、挙げ句の果てには孫をぶっ殺しちまうだなんて...。でも、このじいちゃんが物語に緩急をもたらしたから必要な存在だったのかもしれない。ジョディ、サマンサ、トムの三人だけだったら、のっぺりした展開になって飽きてたかも。ありがとう、じいちゃん。
2つめは、「ジョディの印象が最初と最後でまったく違う」こと。
冒頭からの強盗でワルなジョディと、最後の上品なお嬢さまジョディでは、とても印象が変わって驚いた。髪やメイクだけで人はあんなに変われるんだね、役者さん凄いわ。
ジョディの成長も分かりやすいのもいい。強盗や人殺しの罪を犯すジョディが、本来会うはずなかった家族にあって徐々に改心していく。家族が実際に側に居て会話できる、これだけでも大事なんだと気付かされた。
俺は母子家庭で父親という存在がよくわからないけど、父親が居ない分母親と祖父母にたっぷり愛情注いでもらったから優しい人間になったと思っている。もし、これでだれからも愛情を受けずに育ってたらガラッと悪い方に性格が変わっていたかもしれない。
個人的にエンディングが好き。普段EDは観ないですっ飛ばすんだけど、この映画は最後までずっと観ちゃった。ジョディとサマンサが2人で浜辺を歩いてるシーンと、哀愁ただよう音楽が絶妙にマッチしてたから。余韻が心地よいから皆んなもED味わって欲しい。
知名度低いし、タイトルとパッケージからB級映画臭ぷんぷんしたけど舐めてた。だけど良い意味で裏切ってくれたので、タイムリープものが好きなら観て損はない1本だ。
うーん、複雑。
1.25倍速で見たからか、家系図が無いと理解しづらかったかな?
父、娘、孫娘、孫娘の息子が各々成人した状態で一同に会するって発想は斬新で良かった。
爆弾で死ぬはずだった父を救うことによって?それぞれの人生が良くなるはずだ?って言う息子のセリフが何だか疑問。(どうせ自殺する運命だから…っていう動機付けは有ったが半丁バクチ)娘も言っていたが、それだと私=娘が生まれなくなるかもって。
それと、父と息子がもみ合ってるうちに孫娘、死んじゃってるし=息子も消滅。
でも最終的には無事、皆んな産まれました〜、前世界線より幸せです〜って、なんだか腑に落ちない感じ。
それぞれが荒んだ生活の中で罪を犯し、でも各々が不思議小屋の共同生活を通して悔い改めたシーンを描いておいて、その結果のハッピーエンド…だったら良かったかな。
サスペンスかと思いきや
ハンス→サマンサ→ジュディ→トム
おもしろかった
タイトルで死後の世界か臨死体験か予想がついていたが楽しめた。
始まりは音楽が怖い感じで、結構怖い話だったらどうしようかと思ったけど、ホラー要素はなくサスペンス・ミステリーで大丈夫だった。
こうすれば、ああすればとアドバイスしたくなる。
状況の推理と打開策を真剣に一緒に考えながら見た。
キャラクターがみんな違っていい。
結末、
時間の流れはどうなるのかわからないけど、よかった。
人の数だけ世界があるのかも。
いや世界は人が主体な訳ないから無数に世界があって気まぐれで神が他のパターンを経験させてくれる?
とにかくよかった。
序盤は退屈、予想できる展開だが味わい深い
こうなるのか〜!!
掘り出し物みっけ!
設定は好みだったけど、、、
設定はかなり好みだったけどストーリーは少し尻すぼみに感じたかな。
言葉の壁はなくてもよかった気もするんだけど、それだと歴史が簡単に変わり過ぎちゃうから敢えてそうしたのだろうか?
何故、彼らが選ばれて何の為に、このシステムがあるのかが謎のままで、もしかしたらCUBEみたいに真相は続編で徐々にって事もあるかも知れないけど、現時点では不満要素の一つ。
ラストも結局、あの二人は謎の空間で奮闘してた二人とは見た目は似てても別の歴史を歩んだ人格が異なる別人だから、何というか知らない人が最後に立ってるって感じに見えてしまって私には少し不満でした。
考えてはダメ
ネタバレ、絶対に出来ない話。ネタバレされたくなくば読まないで下さい。
面白いが、一点だけ矛盾がある。しかし、そうしないと、そうならなかったから、仕方ないのかなぁ。
その点をもう少し綿密に脚本すれば、もっと、面白くなると思うが。
アイデアはいい
何も先入観無しで見ました。
ミステリー・ホラーかと思っていたら違って、いい意味で裏切られた。
あの何も軍事的に意味のない場所を空爆する疑問を感じる前までは興味深く拝見しました。あのところをもう少し自然に描いてくれれば…
でも、最後は少し心が暖かくなりました。
時空を超えた家族の絆
近場の映画館での公開は無く、話題にもならなかった作品でしたが、Amazon primeで高評価だったので、鑑賞。いい意味で期待を裏切り、最後まで、謎が謎を呼ぶミステリーとしての面白さを堪能。
前半は、ミステリー・サバイバルの様相で,展開していくが、後半からは時空を超えたSF要素も絡み始める。ラストは,それだけに終わらず,思いもよらない家族の絆がテーマとなっていく。内容としては、それほど目新しいモノではないが、偶然に出会った登場人物が、実は必然だったという反転するシチュエーションは、斬新と言える。
登場人物も主に4人だけ。最初は、別々の目的地に向かう途中で、山道で事故やガス欠となった男と女が、助けを求めて、山中を彷徨う中で山小屋で遭遇。しかし、そこが何処なのかも分からず,連絡手段も無く夜を明かす。そこに新たに若い女性も加わり、サバイバルな生活が始まるのだが、そこの場の違和感を感じ始める。
その違和感こそが、本作の謎の要因であり、それが明らかになった時には、「そういうことだったのか」とその展開と演出の巧みさに、引き込まれた。そこで、題名でもある『トランス・ワールド』の意味にも、納得した。
主演は、『ファンタスティック・ビースト』にも出演していた、キャサリン・ウォーターストンが、弱々しく妊娠している女性を演じ、その妊娠こそが、この作品の顛末へと結びついていく。また、あのクイント・
イーストウッドの子供であるスコット・イーストウッドが、サバイバルのリーダー的な役割を演じ、歌手でもあるサラ・パクストンが、スレた悪女を演じている。
ネタバレなしで見てほしい
なんとなく再生しただけなんですが、ものすごく面白かった!!
予備知識とかネタバレなしで見た方が絶対に面白いので、私のレビューはこの先読まない方がいいかも!
気付いたら森の中に揃ったお互いに面識のない男女3人が最初は警戒しながらも段々と協力していく内に、3人のいた場所や時代が違う事が明らかに。
しかも4人目のドイツ兵が現れて、ペンダントの存在から全員の関係が明らかになる辺りは「なるほどー!」と画面に釘付けでした!
ドイツ兵は攻撃的すぎて最初取り付く島もないのがちょっと嫌だなぁ…と思いましたけどね。本人からしたら戦争中だから目の前に怪しい3人がいたら攻撃的になるのは理解できますけどね。
いやー、しかしまさかのタイムトラベルものだとは思わなかった…。
全員近い未来に死ぬ運命なんだけど、過去改変で回避できるかもって展開も私は熱くて好きですね!
でも、ジュディがグレずに育ったら同じ相手との子供はできないだろうしトムは結局消えてしまうんじゃ…?と思って悲しくなった。ラストもトムが産まれるのかどうかもわからないのが辛い…。
タイムトラベルした原因とか理由もフワッとなので、明らかにしてほしいって人だとちょっとモヤるかも?
てか、ガソスタのおじさんは結局死ぬ運命なのね…。
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