「25年の歩みを過不足なく描いた電気入門書」DENKI GROOVE THE MOVIE? 石野卓球とピエール瀧 mimiccuさんの映画レビュー(感想・評価)
25年の歩みを過不足なく描いた電気入門書
電気はテクノをできるだけポップスに消化して卓球個人は海外シーンに同期した音楽といったように、アウトプットの仕方の違いが興味深い。意気込んだドイツのステージでケンタウロス着ぐるみの瀧。「シャングリラ」が出た1997年は夜中のエロ番組をこっそり見ながら耽ってるときに、よくかかってた印象が今でも強く残ってる。コンビニに行く感覚でフジロックのメインステージに向かう瀧の背中のなんとカッコいいことか。レコード会社の能天気なまでの商業主義スタンスが潔い。ラストは2015年のライブリハで仲睦まじく談笑するふたりのヒトコマで幕。
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