セルフレス 覚醒した記憶のレビュー・感想・評価
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記憶を辿る、記憶を活かす。
ニューヨークの建築王:ダミアンがガンで余命半年と知り、科学者の手を借り新しい肉体へ頭脳を転送するのだが、その身体は遺伝子操作で新しく造られたものでは無く、生きていた他人の身体だった事から始まるお話。
素のままのライアン・レイノルズの活躍というのはあまり観た事は無かったなぁとw
良い体つきの俳優さんです。
また、ハリウッド肉体アクションは頂点まで極めた模様です。キレがいい。
新しい身体の件でいざこざはありますし、更に秘密や家族愛もあり、ゆっくり腰を据えて観れる映画になっておりました。(ラストの移植回避理由があまりピンとは来ませんが。)
ハリウッド大作もいいけど、低予算映画もいいけど、このくらいの規模の作品公開をもっと増やして貰いたいな。
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自宅にて鑑賞。贔屓のT.シン監督、旬のR.レイノルズ主演作。監督お得意の潜在意識系を弄る物語だが、有り勝ちな手垢の附いたテーマであり、『ヒストリー・オブ・バイオレンス('05)』を想起したが、過去の残像や微かな記憶に苦しめられる『トータル・リコール('90/'12)』か『クローン('11)』辺りに近いテイスト。やや舌っ足らずで説明不足な箇所もあり、観る人を選ぶのだろうが、いい映画であり、云い換えるなら好きな作品だ。何よりアート系に偏った人だとばかり思ってた監督がエンターテインメントもしっかり撮れると知ったのは大収穫。80/100点。
・珍しく「覚醒した記憶」と云うオリジナルの邦題(副題)が、鑑賞の邪魔になっておらず、端的に本作を云い表している。自己中心的なアイデンティティと一旦、消し去った筈の他人とその過去を思い遣る板挟みに陥り、このジレンマを産み出した者達に怒りをぶつけ、葬り去ろうとするエディプス・コンプレックス、更に些細な誤解により生じた確執で不和な関係となってしまった娘への詫びと贖罪──ごくオーソドクスで王道中の王道なストーリーであり乍ら、厭きさせる事無くがっつり最後迄、魅せてくれる。
・敢えて苦言を呈するなら、肝となる設定のシェイディング(脱皮精神学)後、“ダミアン”の自我が随分縮少されている事と金属があると巧く処置が完了出来無いと云う装置の弱点(薬莢を銜えていたので自己を保てたと云う後半の伏線)を知り乍ら、碌な対策や検査を講じず弱点の対処を怠る“フェニックス”の連中と云う間抜けに思えるプロットホールとも云える微妙な展開が散見出来る所である。更に薬の服用を止めた時点でと云う設定が判った段階で、結末は想定可能な上、実際それを超えない予想通りのラストを迎える感傷的な物語ではあるが、それを差し引いても充分満足した。
・冒頭から僅か15分だけの出番ながら近作ではこのテの役が多い印象の“ダミアン”のB.キングズレーとどこか憎めない初代“アントン”のD.ルーク、先頃鬼籍に入った宇宙物理学者を髣髴させる“フランシス・ジェンセン”博士のT.F.マーフィー、温厚で頼れる相棒“マーティン”のV.ガーバーとその上品な妻“ジュディ”のM.ハーディン、難しい役どころの“クレア”のM.ドッカリーと芸達者な面々が脇を固める中、善人にも悪人にも見える謎めいた仇役“オルブライト”のM.グードが特に佳かった。
・監督にとって初めて石岡瑛子抜きでの製作となった。彼女は物故('12年没)の為、参加出来無かった。本作で“(“ダミアン”転送後の)マーク”を演じるR.レイノルズがしている腕時計はパネライPAM00312である。
・“クレア”のM.ドッカリーは“メアリー・クローリー”として、“オルブライト”のM.グードは“ヘンリー・タルボット”として、TVドラマ『ダウントン・アビー シーズン5('14)・シーズン6('15)』で共演を果たしている。そこでは伯爵家の長女“メアリー・クローリー”のM.ドッカリーに対し、カーレーサーである“ヘンリー・タルボット”のM.グードが求婚する役所である。
・本作の設定と展開は、J.フランケンハイマー監督、R.ハドソン主演の『セコンド/アーサー・ハミルトンからトニー・ウィルソンへの転身('66)』に巻き込まれ型サスペンスとしてよく似ている。
・鑑賞日:2018年12月7日(土)
単調
高評価だったのでワクワクして観たら全体的に大した事が無くガッカリ。
先が読めたり話のテンポも悪いのか観ていてしんどくなり倍速を何度も使い何とか最後迄鑑賞出来た。
物語は理解出来るけど理解した上で個人的に感じたのはつまらない、の一言でした。
奥さんが何をしたいのか解らず同情や共感も全く感じない。
ストーリーはよくまとまっていたと思う
・心残りの娘に謝罪して、伝えたいことが手紙としてだけど出来て、もらった肉体や記憶を然るべき人に戻して、ラストも良い形で終わっているので、良かったと思う。
・表向きは封印された研究なのでだろうけど、施設がスゴくショボいように見えたのは残念…。
・転送装置を見た印象は昔懐かしのザ・フライの装置を思い出してしまった。
面白いが、、
不老不死は古来ひとの憧れだ。
サイエンティストが大富豪にこんな話をもちかけるのも、近未来にはありそうな。
とても面白いが、気になるのは、
SFサスペンスとしてはよい題材だが。
こんなにドンパチ、アクションをする必要があるのかな?
アメリカ人が期待するのはやはり
アクションなんだろうか、
と疑問に思った。
見終わってから、みなで議論すると面白い映画かもしれない。
こりゃ微妙 悪いところならひたすら書けそう なんだかご都合主義の塊...
こりゃ微妙
悪いところならひたすら書けそう
なんだかご都合主義の塊と妙な好奇心と正義感に辟易…
大富豪がどういう人間なのかもよく分からんまま体が交換されて征くので、主人公の後々の行動もあまり共感出来ず(悪いことは嫌だったのだろうがそれにしてもねぇ…)
組織のほうも全体的にツメは甘いし、イマイチ組織力も見えてこないし…
もう終わってる過程なのかもしれないが、あんなリスクのある人間使うなら、その辺のホームレスやら自殺志願者でも整形させて使えばよくない?とか思ったり…
確かに優秀な頭脳や権力者を優秀な肉体に入れておきたい気持ちはあるけど、ああなるリスクは頂けない
大体、あの技術で将来どうしたかったのやら…
敵役に魅力を感じないのも頂けない要素だ
さらに主人公。
…正直に言おう。個人的には「別によくない?体手に入ったし」である。
最低だろう、でもそう思った。
幻覚の正体が気になり、元の体の家族が危険。だからとりあえず助ける。まあ良いだろう。
そこからの行き当たりばったり感は否めないし宣伝文句の頭脳が活かされる場面はほぼない。
体術的スキルが活かされる場面もあまりない。
伏線が後で活きてくる。これもない。
見所となる場面不足
主人公への感情移入もまるでなく、終わってしまった…
設定とかは良かった気がするのだが…
他の人のレビューを見てから↓
元の家族に出会った苦悩
全く感情移入出来んかった!と断言
正直、主人公の妙なというか素直すぎる正義感に感情移入出来ないのが敗因。人間もっと真っ黒だよ
出だしに(゚д゚)!
大御所キングスレー。大富豪の成金じいさんが、最近板についてきましたね。出てるって知らずにびっくり。
代わりの身体を手に入れた、その元の身体が実は・・・という核となる内容がなかなかわからず。何か喉に引っかかった違和感を感じながらのストーリー展開。終盤でやっとわかったという(わざと?)。
身体は若者、脳は、じいさん。記憶が若者のものと爺さんのものと。その悩める表情が、ライアン・レイノルズにはちょtyと足りなかったかな。でも濡れた子犬のような眼は、どこか悲しげでよかった。
ゴーストじゃなかった
末期がんの大富豪(ベン・キングズレー)は、娘と仲直り出来ず悩んでいた。
そんな時、新しい肉体(ライアン・レイノルズ)に脳の情報を移す技術があることを知り、受けることに。
新しい肉体は培養されたものと聞かされていた。
移転は成功するが、フラッシュバックに悩まされ・・・。
意外性に乏しい。
なんで命が狙われるのか?
薬が切れるまで待ってればよかったんじゃないのか?あんなに大暴れしてバレちゃうよ。
主人公の葛藤が欲しかった。主人公が生き延びたい理由って主人公だけで完結しているので、体の主のために、消えたれよと思ってしまう。例えば、俺(主人公)には、(病気の)妻の治療のために長生きしなければならない。俺がいなくなったら妻は死んでしまう。でも、この体を主とその家族に返すべきだとも感じている。俺は一体どうしたらいいんだ的な展開。あんなに殴って解決みたいな派手な展開にしなくてもよかったのではないか。
未来には、こんな事があるのかもね
科学や医学が進歩した未来で、実際に起こり得そうなテーマではあったのかなと。
入れ替わりがお得意になりそうなライアン・レイノルズw
頭の回転の良い、高飛車で人を見下した ベン・キングズレイ演じる金持ちのダミアンが、人間としての感情を取り戻す過程を描いてる作品なのでしょう。
まぁ、それなりに楽しく観ることは出来ました…が、
子役の子がポンコツ過ぎて興醒め。
ターセム
あきらかにマンハッタントランプタワー最上階のトランプの家みたいなとこに住むNYの不動産王ダミアンaka666ベンキングスレー。あきらかに利己的な悪そうなヤツなのに、でも結構な人格者で、マッド科学者に立ち向かうのが腑に落ちない。ターセムはインド人なのに。ちょっと小高い丘を越えるカメラワークが印象的。
物語はライアンレイノルズの良さがわからないからちょっと乗れない。
ビミョー
死を前にした大富豪が、意識を人工的に作った体に移すが、実はその身体は。。。という話。
面白いけど、どっかで見たような印象を覚えました。おじいちゃんの中身と若者の外見のギャップとか、あったら面白いのになー(コメディになっちゃうか)と思いつつ、実の娘とのシーンなんかはよかったな。
中途半端な…。
何かが起こりそうで起きない音楽や連続しないアクションシーン、捨てがたい戦闘能力とは言い難い強さ、とかとかなんとも全編半端な出来上がりで消化不良。
博士の狂気も説明されてわかるけどあまりに冷静すぎて狂気に見えず。
全体的にゆるい仕上がりでした。
医療が発達していけば、その究極として、臓器売買もいずれこうなっていくのだろうな。
自分の命を惜しむことなく捨てることができるのは、わが子可愛さなのだろう。先日の「ダークプレイス」だってその親心は共通のものだった。
ダミアンだって、表現が下手なだけでその思いは同じだったのだ。ただ、相手の気持ちを思うことができずに押し付ける一方だったのが仲違いの原因だった。それにようやく気が付いた。娘の笑顔が救いになったことだろう。
最後にダミアンがとった選択には、悲しき愛が伝わって来た。
ご都合主義はあれど、全体的によくできていた。期待以上に家族愛に満ちた作品だった。
久しぶりの満点でした
ストーリーが私好みの展開でとても面白かったです。
ライアンレイノルズはデッドプール観てがっかりしてたけど、この映画観てやっぱりこういうのがはまり役だと感じました。
娘に対してどうしても自分本位な接し方しかできない男親の気持ちが同じような境遇の自分に重なって最後の部分は涙腺がバリバリ緩んでしまいました。
しかも最後がまた私好みのハッピーエンドで映画館出た後は晴れやかな気持ちで帰路につけました。
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