劇場公開日 2016年6月4日

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植物図鑑 運命の恋、ひろいました : インタビュー

2016年6月3日更新

岩田剛典&高畑充希、二人三脚で紡いだ初主演「植物図鑑」は「2人の成長日記」

「EXILE」「三代目J Soul Brothers」のパフォーマー・岩田剛典と、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で主人公を熱演中の高畑充希がダブル主演したラブストーリー「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」が、6月4日から公開される。飛ぶ鳥を落とす勢いで人気を集める2人だが、意外にも映画主演は初めて。“初体験”尽くしだった岩田と高畑が、「2人の成長日記でもある」という今作を語った。(取材・文/編集部、写真/江藤海彦)

ヘアメイク:槌田美希(DIFINO akasaka) スタイリスト:ジャンボ(SPEED WHEELS)
ヘアメイク:槌田美希(DIFINO akasaka) スタイリスト:ジャンボ(SPEED WHEELS)

図書館戦争」などで知られる人気作家・有川浩氏のベストセラー恋愛小説を、ホラー映画「のぞきめ」の三木康一郎監督のメガホンで実写化。不動産会社に勤めるごく普通の会社員・河野さやか(高畑)は、仕事で落ち込むことがあったある日、行き倒れていた青年・樹(岩田)と出会う。「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。噛みません。しつけのできた良い子です」という樹の殺し文句を面白がったさやかは、子犬を拾うように樹を自宅にあげ、半年間の同居生活を開始。料理上手で野草に詳しい樹との暮らしは発見と幸福に満ちあふれ、いつしか名字も出自も知らない青年に恋心を募らせていく。

多忙を極める2人が、全国ツアーや撮影の合間を縫い、ラブストーリーの主役に初挑戦した。現場での初顔合わせから1分後には、いきなり中盤の山場である“バックハグ”のシーンを撮影。芸歴11年目を迎えた高畑だが、「『これが恋愛ものか!』という洗礼を受けました」と苦笑し、「接触するということは大きいんです。最初は腰が引けちゃう感じでしたが、そのうち照れていた自分たちが嘘みたいに、慣れてきちゃいました」と急接近した様子を明かす。岩田も同意見で、「緊張しましたよ。ありえないでしょう! というシチュエーションで撮影に入ったので、逆に笑えてきましたね」と照れくさそうに振り返った。

劇中では仕事に疲弊するさやかを、樹が優しさで包み温める。その模様をのぞきこむ観客は、幸福な同居生活を追体験していく。登場人物と観客の心情が一体となるからこそ、2人の悲喜こもごもは見る者の胸をノックし続ける。

ヘアメイク:市岡愛(PEACE MONKEY) スタイリスト:大石裕介(DerGLANZ)
ヘアメイク:市岡愛(PEACE MONKEY) スタイリスト:大石裕介(DerGLANZ)

自然体の魅力を振りまいた高畑が「さやかの目線で見てもらい、樹に恋して欲しかったんです。お客さんの感情を置いてけぼりにしないようにと思っていました」と説明するように、今作は観客の感情移入に心血を注いだ。岩田が「王子様キャラで、決めゼリフも多い役どころ」にキャスティングされた背景には、「三代目J Soul Brothers」のライブに訪れた井上竜太プロデューサーが、ビジョンに映る岩田の笑顔を目の当たりにし、「樹がいる」と確信したというエピソードがある。それだけに岩田は、「監督やプロデューサーと顔合わせした時のままのルックス、髪型でクランクインしました。『そのままで演じてくれるのが樹だから』と言っていただきました」と当時を述懐する。2人の言葉からは、あえて役どころを固めず、岩田と高畑のパブリックイメージを色濃く残すことで、自然な感情移入を促進するという製作陣の狙いがうかがえる。

現場では「気持ちが連動する関係性だった」そうで、さやかの自室や野草が根付く河川敷などの撮影に思いを馳せた時、2人の顔はいっそう華やいだものになる。高畑が「一緒に住むことは、日常に相手の存在が刷り込まれていくということ。相手のテンションで気分を上げてもらっていたので、現場では樹に若干依存していました」とほほ笑めば、岩田も「同じことをして楽しむ時間は多かったですね。同じ差し入れを食べたり、ロケ先で草花を見つけて遊んだりして、テンションが上がっていました」と納得顔。二人三脚で高め合いながら初体験をクリアしていき、さやかと樹の空気感を作り上げただけに、岩田は「物語は恋愛模様もありますが、2人の成長日記でもあると思っています」と胸を張った。

樹が作る野草料理の数々も、物語を彩る重要な装置となった。フードコーディネーター・あまこようこ氏のレッスンを受けた岩田は、「同棲中のカップルにぜひ見てもらいたいです。彼女は彼氏に、『これくらいやってよ』と言うでしょうね」と笑う。高畑も観客に向け「見終わった後、好きな人に会いたくなると思います」と呼びかけ、「心が潤ったり日々の活力になれば私たちは十分です」と思いを込めた。

印象的な場面が数あるなかで、劇中随一の胸キュンシーンを聞くと、2人は「シーツのところ」と意見一致。さやかと樹がシーツにくるまり、ささやき合うひと幕だ。高畑は「最も恥ずかしかったシーンです(笑)。自分たちで見て、『あらまあ……』」と口をあんぐりと開けた。

岩田「僕としては、ほかにも『これ入れてよ!』という場面がたくさんお蔵入りになっています(笑)。シーツで映画のテンションがピークになるよう、三木監督が場面を省いたそうで、作品として『確かに』と納得できました。でも、ディレクターズ・カット版をほんっとうに作ってください!」

高畑「確かに(笑)。じゃないと、岩田さんの体力的な努力が報われない!」

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