蜜のあわれのレビュー・感想・評価
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女は常にしたたかな夢の案内人である
午後11時の映画祭
昭和の文豪・室生犀星が晩年に発表したシュールレアリズムの代表作を鬼才・石井岳龍が今まさに旬の女優・二階堂ふみと濃厚に組んだら、何とも不思議な世界ができ上がった。
新作を執筆中の大御所作家・室生犀星先生(大杉漣)の書斎で、溺愛される金魚の化身・アカコ(二階堂ふみ)との摩訶不思議な同棲生活を、彼女が羽織る真紅のワンピースの如く鮮やかに、かつ妖艶に染めていく。
全裸で愛をはぐくむ夜も、金魚の尾びれをモチーフにした紅のドレスは先生を甘く覆い、花びらの様に華麗であり、恥唇の襞の様に濃密なる官能を幻想的に誘っている。
其の危うい宵の瞬きは、天真爛漫に跳ねる少女と、色気で挑発する大人の女の両面を魅せる二階堂ふみだからこそ、表現可能であり、心身ともに脂が乗っている勢いを、千疋屋の最高級桃と劣らぬお尻の瑞々しさに酔いながら想った。
特に、先生が浮気相手の女性の宅に隠れて通い詰めているのに嫉妬し、彼女の金魚鉢に忍び込むエピソードは、今作の夢の色合いを象徴しており、実に可愛らしい。
しかし、平和な日々は、かつて、先生が愛し、亡くなった女が幽霊となってつきまとうと、現世と幻想のバランスが狂いだす。
ゴーストを演じたのは、真木よう子。
斬れ味鋭い存在感は其のままに、尾行しても直ぐにバレる愛嬌も兼ね備えており、二階堂ふみとはまた異なる不思議なドアをこじ開け、歪んだ快感へ案内しているのは、ヘンタイとして感慨深かった。
男は常に愚かで、女はしたたかな生き物である事実を今作で改めて実感した翌日、コンビニに寄ると、二階堂ふみがバニーガールに扮して、《プレーボーイ》の表紙を刺激的に飾っていて、驚き、絶句したまま、またも彼女のキュートなお尻に観入っている自分がいる。
時に金魚に、時にウサギに変身して、男を誘惑する色気の幅広さに、《恐るべし、二階堂ふみ》と、唸ったのは、云うまでもない。
では、最後に短歌を一首
『夢まるく 抱いて紅 染める宵 裂け(咲け)て水面の 炎ぞ甘く』
by全竜
そして、恒例の《スッポンポンデータ》で候
《制限区分》
G
《全編》
105分
《お楽しみ時間》
約4分(ランジェリー・セミヌードも含む)
《お楽しみ時間所有率》
3.8%
《乳首の披露》
なし
《陰毛の披露》
なし
《ベッドシーン》
あり
《プロポーション》
★★★★☆
《芸術度》
★★★★★
《物語性》
★★★★☆
《エンターテイメント性》
★★★☆☆
《興奮度》
★★★★☆
《オススメ度》
★★★★☆
《総合》
★24
理解するのは難しい。
趣味で小説を書いていたことのある私にとって、
ストーリーがすんなり頭に入ってきたことには驚いた。
冒頭から、説明がなくいきなり「金魚」としての女のシーンが
始まるので、まずここでゾクっとする。
そして、話が進むにつれ、作家である主人公の脳内が
画面に現れることで、気味の悪さがスクリーンに広がって
なんとも言えない感情になる。
二階堂さんの演技は妖艶な部分も含めてご存知の通りだと思うのでなにもコメントはないが、金魚とお化けのやり取りというのも、ああ、変態的で面白い。
フィクション映画なんて、作家の小説を映像化したに過ぎないが、
その映画と作者自身、そして他の作品や他の作者まで出てくるとると、ここまでぐちゃぐちゃになるのかと思い、またそれも変態的で面白かった。
解説シーンをみて納得した。シュルレアリスム。
そう、これは作家が作り上げたシュルレアリスムの世界だ。
二階堂ふみがとにかく可愛くてエロい。 特徴的な喋り方も最初は違和感...
二階堂ふみがとにかく可愛くてエロい。
特徴的な喋り方も最初は違和感があったが進むにつれて全然違和感なく聞けて、赤子にしか見えなくなってきた。
赤子の奔放さ、妖艶さとおじ様の翻弄され具合がいいコンビで見てて面白い。
人を好きになるという事は楽しい事でございます。ですね!見ててそう思えます。
レトロな雰囲気もいいですね。
ただ、めちゃくちゃ良いとは思わなかったかな。
ストーリーの展開がちょっと唐突だったりして感情移入出来ないって所が原因かなあ……
ひらひら揺れる尾ひれ
小説や漫画ならまだしも、実写でこの世界観は素敵だなと思った。
二階堂ふみの金魚は、まさにそう見えるからすごい。
ひらひらした尾ひれの動き、無邪気さ。
昭和なファンタジー感が心地よかった。
一度は想像したことがある擬人化。
美しい擬人化でした。
やはり独特の世界観だった。話の内容には特別心を持って行かれなかった...
やはり独特の世界観だった。話の内容には特別心を持って行かれなかったけど、二階堂ふみの魅力的な演技と高良健吾の存在感はすごかった!
ある女優さんが、芝居は、扮装が8割、芝居が2割と話していたが、まさ...
ある女優さんが、芝居は、扮装が8割、芝居が2割と話していたが、まさに、金魚
二階堂ふみの演技は、さすが
衣装をデザインした方も、素敵です
高良健吾は、化けるねぇ〜芥川龍之介そのもの、わずかな時間の出演にもかかわらず、存在感半端ない
真木よう子の肌の衰えは、スクリーンではNGでしょ
まぁ、映画館で観るファンタジー、音楽とあいまって良かったです
金魚ちゃんの魅力にメロメロ(笑)
フリーペーパーに載っていた真木よう子さんのインタビューを読んで、これは観なければ! と思い立ち、劇場へ行きました。
その結果、真木さんよりも、大杉漣さんよりも、これまで名前しか存じ上げなかった二階堂ふみさんの、そのちょっとエロいキュートさにやられました。
丸いお尻の赤い金魚。まるで当て書きしたかのように、彼女にぴったりです。
赤いひらひらした衣装を身にまとった彼女がとても愛らしく、そのぶんラストが切なかったです。
高良健吾さんの芥川が、インパクトありすぎてズルい(笑)
二階堂ふみさんは、山﨑賢人さんとダブル主演の『オオカミ少女と黒王子』が控えているので、とても楽しみです。
可愛かったファンタジー
二階堂ふみがかわいくて全てが綺麗でした。が、真木よう子があまり綺麗にうつっていないなと思いました。
あと、長い。
ふみちゃんはヒミズのキャラを思い出しました。指先がとても綺麗でした。
妄想が作り出した?
ユーモアもあり、素敵なファンタジーにもなってました。
二階堂ふみさんの妖艶、可愛さ、と素晴らしく、魅入ってしまいます。
真木よう子の幽霊も魅力的でした。
大杉さんの声がとても作品にマッチしてます。
作家の頭を覗き見た感じなんですかね。(笑)
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