「何だかんだで一定の満足感、しかし20年経ってもよくもまあ同じ事を(苦笑)」インデペンデンス・デイ リサージェンス スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)
何だかんだで一定の満足感、しかし20年経ってもよくもまあ同じ事を(苦笑)
さすがは破壊王、今回もローランド・エメリッヒ監督は、好き勝手にやりたい放題やってくれましたね。
あぁ~エメリッヒの映画見たなぁ~的な満足感は、間違いなく得られた映画と言えましょうか。
もうここまで来るとある意味さすがとしか言いようがありません、20年経っても進化したのは映像技術だけで、やってることは前作とほぼ同じですからねぇ。
こんなの他の監督では許されません、でも何故かエメリッヒならまあいいかと思えてしまうから不思議なもので・・・。
まあこれも大画面ならではのマジックでしょうか、生々しくない笑いさえ出てしまうような破壊の数々を見れただけでも、一定の満足感は得られてしまいましたから。
ただ前作と比較すると、何かが足りないんですよねぇ。
映像技術は飛躍的に進歩してるのに、むしろ前作の方が圧倒された感があった気もしましたし。
それと熱く感動させられたあの感覚をもう一度と期待していた部分もあっただけに、微妙に肩透かしを食らった感は否めなかったかなと。
あと結局基本やってることは同じなので、楽しいのは楽しいのですが、正直途中で飽きました(苦笑)
とは言え前作からの続投キャストであるジェフ・ゴールドブラムやビル・プルマンが登場すると、何だかんだで見入ってしまいます。
前作の残像恐るべし、大統領はやっぱりビル・プルマンに限りますなぁ。
今回の女性大統領は、仮想ヒラリー候補?つまりは無能を予兆してるのかな(笑)
ゴールドブラム演じるデビッドの微妙に軽い感じもやっぱり好き、そしてデビッド父の不死身ぶりにはもう脱帽です!生きてたのか、そして今回もまた・・・。
終盤の子供達との突っ込みどころ満載なパニックシーンは、エメリッヒお気に入りのジョーイ・キングちゃんを出したいが為の演出臭たっぷり、いつの間にかムチムチになってクロエ・グレース・モレッツ風に成長してましたね。
一方古参メンバーに比べると、若手はやや印象薄、故ウィル・スミス(←ギャラ的なやつでしょうか?)の息子役もキャラが薄すぎて目立たず、でもマイカ・モンローが演じた大統領の娘があんなに立派に成長してたのは妙に嬉しかったですね、中国人パイロットよりも私は断然こっち派です!
一応更なる続編もありそうなラストでしたが、お腹一杯なんでもういいかな・・・宇宙人もアホなら、地球側もアホ、20年経ってもそれかいと、突っ込み疲れしましたから。