オデッセイのレビュー・感想・評価
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火星に取り残されても諦めない人
火星わくわくサバイバル生活
もしくは、脱出島火星編。
映画館とレンタル開始直後の2回見ていて、今回が3回目。アマプラで見られるようになってすぐ見た。やはり面白い映画は何度見ても面白い。
地球では火星に取り残された主人公の精神状態を心配する中、本人は超ポジティブに楽しんでるぐらい。
思わず笑っちゃう。
火星で生き残るためにあらゆる方法を模索するわけだが、賢い人ってすごいよ。
一番の問題は飯。
次に助けが来る日を想定して、それまでに餓死しないためにはどれくらい必要なのか。当然非常食だけでは足りない。ならば栽培するしかない。火星で!
一般人には到底できない。
また、それだけでは限界があるから、なんとか地球と通信をしたい。
そんなことどうすればいいのか。それも解決していく。
前半の説得力があるので、後半は結構とんでも展開が続くが、割と突っ込まずに見られるのはさすがの構成。
それにしても、視聴者は地球のやりとりや救助の人たち、そして火星の主人公、全員の動きや心情を見てるから分かるけど、主人公はあくまで地球と通信してる文字でしかやりとりしてない。
そんな状態で、火星から宇宙に飛び出すのって、マジで怖いよな。
まさに「I will survive 」
観よう観ようと思いつつ、個人的にはSFものは後回しにする傾向があり、やっと今頃鑑賞。
観終えて後悔!? これは名作、何でもっと早く観なかったのか。
リドリー・スコット監督なので、結構重く創られてると思いきや、ユーモアも交えたかなりくだけたシーンも多用されていて、観ていてとにかく心が弾む。そして度々流れる懐かしのディスコソングが、上がったテンションにさらに拍車をかける。
そして、本来は絶望と隣合わせの緊張ピリピリムードを、スーパーポジティブシンキングで吹っ飛ばしたのは実に爽快。登場人物が皆善人だったのも心洗われる。
そして、エンドロールでのまさかの「I will survive 」。この計算し尽くされた外し方、最後の最後まで心つかまれる。
個人的には、本作はリドリー・スコット監督の最高傑作といってもよいと思う。
「まず始めるんだ。問題を1つ解決したら次の問題に取り組む。そうして解決していけば帰れる」この教訓はこころに刻ませていただこう。
絶対に諦めない。ワトニーならそうする。
公開当時に劇場に行き、最近サブスクでも公開されたので改めて鑑賞。やはり素晴らしい作品だ。「火星でジャガイモを育てる映画」というユニークなシーンが独り歩きしている感があるが、この作品の本質はそこではない。
本作の原作は小説だが、その成り立ちはかなり独特だと聞く。というのも、小説本文を全てインターネットに無料公開し、読者からの指摘を受け付け、内容をレビューした上で本文に取り込んで修正していくという、テック業界でいうところのOSS (オープンソースソフトウェア) に近い形態が取られたとのことだ。こうして「開発」されたシナリオは集合知を武器として圧倒的なリアリティと説得力を備えている。
未来の宇宙開発を舞台にしているにもかかわらず、まるで記録映像を見ているかのような現実感は、この映画最大の魅力だろう。そして「火星に1人置き去り」という果てしなく困難な問題に対して、主人公ワトニーは地道に、泥臭く、しかしあくまでもポジティブに立ち向かっていく。現実とはスーパーマンがひとっ飛びで助けに来てくれるなんてことはなく、チームで協力して限られた資源の中で解決させるしかないのだ。(外部の協力者は現れるが、それだって無敵の解決策ではない)
彼の姿を見て「絶望感が足りない」と言う人はいったい何を求めているのか。目の前の課題を解決してゴールに近づくことを諦めない、科学者としての理想がこの映画にはある。「余裕がありすぎる」という意見は… まあ分からんでもない。あとはまあ、派手なアクションシーンはないので、渋い映画ではある。
それでも、もう一度見たいと思っていて、そして見るたびに励まされる映画だと改めて実感。ワトニーの生きざまは人生の手本にしたいぐらいだ。
久しぶりに見直したが、やはりリアル路線SF映画の傑作。 原作の小説...
なんか微妙
最近The Planet Crafterというゲームを始めたのだが、未開拓の荒れ果てた惑星に降りたって人が住める環境にテラフォーマーしよう! 的な作品でこれがまた面白い。面白すぎて連日夜遅くまでやってしまうせいで寝不足気味……
てな訳で、「なんかこんな映画あったよなぁ」と思い出して鑑賞する為にNetflixに登録。
期待大にして観ていたのだが、中盤で退屈になりウトウト……。半分寝てる状態で観ていてよく内容は覚えてない
いやいや、寝てるせいで内容覚えてないから低評価なんてあんまりじゃないか!? と思われるかも知れないけど、マジで面白い映画は2日間寝てなくても目ガンギマリで見入っちゃう自分が寝ちゃうってことはつまりそういう事なのである
とにもかくにも設定は凄くいいのにそれが活かしきれてない。ドクターストーンのように化学お勉強知識無双映画かと言われるとそこまでではないし、極限の漂流サバイバルかと言われるとそんなに緊迫感はない
そもそもマークのメンタルが鬼すぎて(というかそのくらいの鬼メンタルじゃないと火星開拓チームなんかに務められないのかも知れないが。友を見捨てる判断早い奴然り)、全然緊張感がない。火星に1人取り残された絶望感というのが演出的に今ひとつなのだ
いやいや、それこそがこの映画のテーマにおいてもっとも重要なんじゃねーの!? って思いたくなるんだけど、鬼メンタルのマークは普通に何事も無かったかのようにじゃがいも栽培し始める
じゃがいも栽培もそこまで苦なく、一度の失敗があった程度で難なく成功。絶望感ゼロ。
しかも早いうちにNASAと交信できたおかげで1人取り残された感も中盤も早い内に解消されてしまい、どうやって助けるかに物語はシフトしていく。もはや火星に取り残されたサバイバル映画感はこの時点で皆無である
その後のことはなんかもうウトウトでほとんど覚えてないけれど、火星という環境で1人取り残されてサバイバルする映像が観たかったのに肩透かしもいいところで飽きて寝てしまった
もし中盤から後半にかけてその映像がこれでもかと詰まっていたのであれば寝てしまった自分を恨みたいところではあるが、序盤でその面白さを引き出し切れてない時点で微妙な映画である
期待して観たもののアメリカマンセー的なよくあるクソ映画って感じ。中国が見返り求めずに助け舟出すなんてあるわきゃねーだろよ、となった時点でリアリティの欠片も感じずリタイアのきっかけにもなったかな。とにもかくにも残念な映画だった
中国が米国を支援する筋書はファンタジー
感想です
タイトルなし(ネタバレ)
火星に一人取り残されるってこれ以上の絶望ってないと思うんだけどマークのポジティブでユーモアのあるキャラクターのおかげで落ち着いて見ていられる。
精神論や都合のいい奇跡で乗り切るんじゃなくて持てる知識で挑んでいくところが良い。
誰一人見捨てようとせずみんなが全力で助けようとするのが好感が持てるし感動的だった。
マット・デイモンと賢者の芋
ポジティブ・シンキング
宇宙飛行士の方々を見て感じること。
めちゃめちゃ明るい人たちですね。
夢が叶った人だし、頭が良い、健康(病気をしそうにない)
人間関係に苦労したことがない。そんなラッキーな人たち。
2016年。監督・リドリー・スコット。
原作は『火星の人」アンディ・ウィアーが2011年に自費出版した
SF小説。映画化は早かったですね。アンディさんも若くて今51歳。
2053年設定の小説です。
月に較べて火星は160倍も遠くにあるそうです。
住めそうにないですね。レアメタルはありそうな気がしますけど、
将来、地球人が移住して住めるとか考え難いです。
そんな火星にアクシデントで取り残されたマーク・ワトニー(マット・デイモン)が
決して諦めずにサバイバルして、遂に地球に帰還するまでを描いています。
専門用語はチンプンカンプン。
それでも飽きなく楽しく見れる映画でした。
食糧が足りないため植物学者のマークは火星で野菜栽培を試みます。
まず水です。
ビニールテントを張り巡らせたビニールハウスに、有機物質を燃やして
水蒸気を発生させて、運び込んだ土にじゃがいものカケラを植えて、
遂に芽が出た時の感動。
収穫したじゃがいもで生命をつなぐのです。
私のマット・デイモンのイメージって「じゃがいも」なんですよ。
その彼がじゃがいもを育てて食べてる絵・・・最高じゃないですか。
それからネタバレになりますが、宇宙遊泳でマイクを救出するシーン。
これって漫画でもよく見ましたけど・・・とても好感持てます、
ここだけは理解できた気がします。
という訳で2053年には人類は月に普通に行けてるでしょうか?
30年後には答えが出ますね。
たまや~。
重大な誤りがある。
NASAなら絶対にやらない事。それは、例え死体であっても、火星に人を残す事は絶対にしない。したとしても、死体の確認は絶対にする。ては、映画でなぜそれを表現できなかったか?それは、そういった突然の状況を現代の科学力では、クリアーできないのだ。言い換えれば、人類を火星に送り込む事が、現在の科学力ては、未だに無理と言う事だ。そして、この映画ては、それが露見されないように、アメリカ合衆国政府やNASAに対して、忖度しているのだ。つまり、
人間を火星に送り込む事は出来るが、再び、救出しに行く事は出来ないのだ。所謂、エマージェンシーな事故などに対応していないのだ。それでは、自由と民主主義を基本とした国家事業にはならないのは言うまでもない。
月に人類を送り込む事が出来たのは、その哲学がまだ、確立されていなかったからであり、保安と言う概念も無かったからである。人類は未だに地球を脱する事すらままならない下等(?)な生物なのである。
小説は読んだので、結果は知っている。まぁ、小説は『長いな』と感じたので、映画でちょうど良いと思う。
かなり小説と映画は違う。小説がオリジナルは当たり前だが、緊張感がヘンテコなデスコミュージックとは違う。
嵐は火星では起きない。年に2回目だけ、火星全体を覆う嵐はあるが、火星の大気は地球の100分の1。また、嵐は予期出来る。つまり、映画の中の事故は、確信犯的な作り事。
平◯啓一郎さんの『ドー◯』と言う小説を読む事をお勧めする。また、手塚治虫先生の『クレーターの男』を読む事をお勧めする。
また、地球の素晴らしさを実感しに近くにある公園に出掛ける事をお勧めする。
『久方のひかりのどけき春の陽に静心なくはなのちるらん』
火星は二酸化炭素が会っても、植物は花を結ばない。なぜなら、火星には食物連鎖が育たない。それをやるとすれば、地球から持っていかねばならない。そして、それをやってしまうと、質量保存の法則で、地球の食物連鎖が崩れてしまう。
小学校5年の理科で教えてくれる。
追記 オデッセイとは冒険だろうが、地球上でのパイオニアワーク的な冒険ではない。つまり、ダウラギリの北壁へ無酸素で登攀すると言った冒険とは違う。それが、火星であるからではない。謂わば、ヘリコプターを使って、エベレストへ登頂するのと同じである。テンジンとイギリス人がエベレストへ登頂して以来、バリエーションルートを色々考えて、アルピニズムは展開して来たが、ヘリコプターでエベレストに立つ事は、登頂と認めていない。従って、人類が月に立ったのも冒険と言えないと思う。寧ろ、冒険であっては、駄目なのだ。絶対に失敗してはいけないのだ。
冷静に考えれば、なぜ人間が行かなければならないかだと思うが。
追追記
都市伝説に核廃棄物を月面でやるって言う話を聞くがそれだけは止めてね。まだ、まだ、無理だから。勿論、核融合も。僕は良いけど、愛しい地球を火星みたくなってもらいたくないからね。オデッセイする訳にはいかない。
『恋のウォータールー』は勘弁して。
で、あと、20分。最悪の展開だ。
この宇宙船は核燃料で動いているんだ。なんで、そんな事、出来るの?
最悪だ。
ファンタジーから出鱈目になった。これでは、子供だまし。
だが、しかし
恋のサヴァイヴァル
グロリア・ゲイナーが良かった。
I will survive
公開時に観て以降、だいぶ経ってからたまたまCSで再会。
途中から何気なく見始めたのに、気がつくとかぶりつきで最後まで観てしまうのはいい映画の証拠。
たぶん原作の内容をかなり圧縮してプロジェクトX的にまとめたんだろうけど、2時間程度の映画にするにはいい方法だったと思う。
探査中の火星に人が取り残される、という近未来SFなのに、それをアポロ13号(も、映画になってるけど)など実際の事件のドキュメントのように描くことで、自然とこちらも画面に引き込まれてしまう。
話はもうこれ以上ないくらにシンプルな「生きて帰る」。
よく映画のストーリーはシンプルな方がいいと言われるけど、これはまさにその極みともいえる。
そのストレートなあらすじを、地を這うようにひとつひとつの行程を見せることによって映画が成立している。そして絶妙にリアルなディティールがそれを支えている。
まあSF映画のディティール描写においてリドリー・スコットに抜かりはないでしょうが。
終盤のマット・デイモンの痩せ方もリアルなら、ビタミン不足?であちこち皮膚炎になってたりとか、歯が汚いとかのメイクの細かさも、再見してようやく気づけた。
猛スピードで話が進んでいく中でも、ちょっとしたことで人物の心情を感じさせる演出が心に残った。
たとえばかなり無謀なミッションに挑む直前、マット・デイモンが鏡に映る自分を見て、黙って髭や髪を剃る。それだけでもう「この人、ナチュラルに生き残る気だ」と伝わる。
髭がボーボーっていうのは古式ゆかしい漂流ものの定番だし、そういう意味でも新しくて古典的な作品を作ろうという狙い通り。
あとは一見クールなのに豪胆、火傷注意な熱さを秘めた女性といえばおなじみのジェシカ・チャスティン。
最後まであきらめずリスクをとってでも全力で部下を救おうとする古き良き「船長」像がどこか懐かしく、なおかつ新鮮でもありました。
まるで宇宙史の新たな1ページを目撃したかのような気分にさせてくれるエンディングもうれしかった。
全761件中、21~40件目を表示