劇場公開日 2016年2月5日

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「トニーへの捧げ物」オデッセイ ハルさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5トニーへの捧げ物

2016年3月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

やはり今作はリドリーからトニーへの捧げ物なのだろうと思う。
ドラマは深めることなく小気味よく流れるストーリー展開はトニーの作品におよそ通じるものだ。そして絶望的な状況から主人公が極めて明るくサバイヴしていく姿勢を見せることで弟の悲劇に対する答えとしたリドリー。
彼の作品群の中でも異色なのだが、そこはリドリー作品なのでやはりビジュアルが素晴らしい。船外ヘルメットのライトやビークルなどの造形だったり無重力での船内の小慣れた感じの動きとかのアイデア群はSF作品として歴代でもトップクラスじゃないだろうか。
軽いノリの作品だけどその背景を考えると悲しくもある。そしてスターマンの選曲はダブルミーニングだったと思うが、ボウイの死去によってトリプルにもなってしまった。合掌。

ハル