「食料は31日分という絶望的環境で、4年後に次の探査船が火星にやってくるまで生き延びようと、あらゆる手段を尽くしていく物語である。」オデッセイ ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)
食料は31日分という絶望的環境で、4年後に次の探査船が火星にやってくるまで生き延びようと、あらゆる手段を尽くしていく物語である。
TOHOシネマズ伊丹で映画「オデッセイ」(The Martian)を見た。
2015年製作/142分/G/アメリカ
原題または英題:The Martian
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2016年2月5日
マット・デイモン(マーク・ワトニー)
ジェシカ・チャステイン(メリッサ・ルイス)
ケイト・マーラ(ベス・ヨハンセン)
クリステン・ウィグ(アニー・モントローズ)
セバスチャン・スタン(クリス・ベッグ)
原題の「The Martian」は「火星の人」という意味らしい。
監督はリドリー・スコット。
巨匠と称されるリドリー・スコットだが「悪の法則」、「プロメテウス」は好きじゃない。
火星に独りで取り残されたたマーク(マット・デイモン)が、
通信手段がない、
少ない酸素、
水も少ない、
食料は31日分という絶望的環境で、4年後に次の探査船が火星にやってくるまで生き延びようと、あらゆる手段を尽くしていく物語である。
時代を感じさせる描写として、米国NASAの宇宙飛行士の救出に手を差し伸べるのは日本でもロシアでもフランスでもなく、中国の中国国家航天局なのである。
中国人の自尊心をくすぐる描写がある。
ハリウッドも人口14億の中国マーケットを無視できないのだろうという観測がある。
In the movie, China offers to help NASA bring the astronaut stranded on Mars back to Earth.
劇中ではデビッド・ボウイの「スターマン」や
ABBAの「恋のウォータールー」などの1970年代のヒット曲が多くかかる。
船長(ジェシカ・チャステイン)の音楽の趣味はディスコ音楽ばかりで、マークには趣味が悪いとこきおろされる。
マークが帰還するシーンはちょっと泣けた。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。