「1970年代のヒット曲多数!中国人の自尊心をくすぐる描写!」オデッセイ ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)
1970年代のヒット曲多数!中国人の自尊心をくすぐる描写!
TOHOシネマズ伊丹で映画「オデッセイ」(The Martian)を見た。
出かける前にwebで空席情報を見たがけっこう売れていた。
上映開始30分前に到着。
前から6列目が4席空いていた。
座ってみるとまあまあ見易い席だった。
原題の「The Martian」は「火星の人」という意味らしい。
監督はリドリー・スコット。
巨匠と称されるリドリー・スコットだが「悪の法則」、「プロメテウス」は好きじゃない。
主演はマット・デイモン。
火星有人探査船の船長は「ゼロ・ダーク・サーティ」(Zero Dark Thirty)
のジェシカ・チャステイン。
他に「ファンタスティック・フォー」(Fantastic Four)のケイト・マーラ(Kate Mara)が出演。
妹のルーニー・マーラ(Rooney Mara)は「PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜」(Pan)のタイガー・リリーである。
火星に独りで取り残されたたマット・デイモンが、
通信手段がない、
少ない酸素、
水も少ない、
食料は31日分という絶望的環境で、4年後に次の探査船が火星にやってくるまで生き延びようと、あらゆる手段を尽くしていく物語である。
時代を感じさせる描写として、米国NASAの宇宙飛行士の救出に手を差し伸べるのは日本でもロシアでもフランスでもなく、中国の中国国家航天局なのである。
時間的に長くは無いのだが中国人の自尊心をくすぐる描写がある。
ハリウッドも人口14億の中国マーケットを無視できないのだろうという観測がある。
In the movie, China offers to help NASA bring the astronaut stranded on Mars back to Earth.
劇中ではデビッド・ボウイの「スターマン」やABBAの「恋のウォータールー」などの1970年代のヒット曲が多くかかる。
船長のジェシカ・チャステインの音楽の趣味はディスコ音楽ばかりで、マット・デイモンには趣味が悪いとこきおろされる。
マット・デイモンが帰還する瞬間はちょっと泣けた。
映画を観る時はちょっと涙もろくなる。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。