スパイダーマン ホームカミングのレビュー・感想・評価
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己の意志と責任で闘えるのがヒーローだ!
去年鑑賞した作品に対して今頃文句を言うのもなんだが――
いくら人気ヒーローだからってね、リブート3度目は性急過ぎねぇかいSONYさん……。
だいたい僕は前リブートの『アメイジング・スパイダーマン』が気に入っていたし、
次回作も心待ちにしてたんすよ。そりゃ色々と大人の事情があったとは思うけれど、
あんな寂しい形でお終いだなんて、あんまりじゃねぇですかぃ……
本作の予告も、ノリが軽そうだったり、スパイダーマンよりアイアンマンが目立ってたり、
正直言ってかなり不安を覚えていた。これは『スパイダーマン』単品じゃなくて
『アベンジャーズ』の番外編みたいな感じで終わってしまうんじゃないのか?と。
まあ……ね……今回はそうやって最初からあまり良い印象を持たずに
鑑賞してしまったこともあって、やはり最終的な感想としては――
...
いやー、楽しかったっすね! 『ホームカミング』!!(手の平返しがひどい)
初代『スパイダーマン』は王道アメコミをケレン味
たっぷりの映像で実写化することに成功した作品、
『アメイジング~』はよりスピーディかつ青春映画の
ような瑞々しさと苦々しさのあるリブート作品、
で、今回はというと……
これまでで最もノリが軽く爽やかだが、未熟な主人公ピーターが精神的に
“スパイダーマン”となるまでの成長をしっかりと描いた作品だったと思う。
過去シリーズのピーターは、ヒーローとしての人生と個人の人生の両立に苦しむことこそあれ、
人々の為にどんな敵にも臆することなく立ち向かい、自分ひとりで責任を背負いながら戦っていた。
つまりは最初からヒーローとしての精神的な強さをある程度兼ね備えていた訳だ。
だが今回のピーターは当初、ヒーローとしての責任感がかなーり薄い。彼が闘うのは
「自分も一人前だと認められたい」というティーンエイジらしい自己主張が動機だ。
そんな彼が、『認められる為』ではなく、己の正義の意志と責任で闘うことに目覚め、
心のどこかで他人に頼ってしまっていた精神的な弱さを克服するまでが描かれる。
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また今回のスーツはトニー・スターク開発ということで、未熟なピーターを助ける機能満載!
熱感知ゴーグルにドローン偵察機に恋の相談にも乗る人工知能“カレン”など機能は盛り沢山。
まあその盛り沢山の機能にピーターが振り回されるシーンの方が今回は多く、“カレン”との
夫婦漫才なやりとり、バットマンぽい声音になる“脅迫モード”での珍尋問とかは笑えた。
オタクな友人ネッドもナイスサポート。
いつもとぼけたことばかり話しているが、やはりオタクのピーターとは妙に気が合う。
気の置けない友人だし、いざという時にはサイドキック(?)として大活躍。
あとはやたらに色気のあるメイおばさんも新鮮だったが(ちょっと口も悪い(笑))、
ピーターのことをまるで我が子のように案じる優しさは今まで通り。
そして、仇敵・ヴァルチャーおじさんが渋い!カッコいい!
コンクリ柱すら両断する超強力な羽根を持つグライダースーツが武器だが、
装備が強力なだけではなく弁も立つし、ピーターよりも老練で頭も回る難敵だった。
かつてはバットマ……ゲフン、解体業者としてまっとうに働いていたが、スタークへの
逆恨みから、エイリアンの技術を武器転用して犯罪者に売りさばく、悪の道に堕ちた男。
しかし彼の目的は、世界征服でもなければスタークへの復讐でも無い。
家族を食わせるために稼ぐ。家族を守るために邪魔者と戦う。それだけである。
やってる事は完全に間違いだが、一家の長、職場の長としては実にまっとうだ。
本編終了後のあのシーンも含め、男気溢れる敵でした。
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ここから不満点。
アクションシーンは全編に散りばめられているので楽しく飽きはこないし、
スタテンフェリー大破壊という見せ場や、クライマックスの空中戦も良かったが、
1シーン1シーンのアクションスケールは過去シリーズよりやや小規模に感じた。
大勢の群衆が絡むアクションや、より大きな舞台を使ったアクションシーンが
過去シリーズよりも少ないことがそう感じた理由かもしれない。
あとはウェブを使って移動する時の、ジェットコースター感・浮遊感の薄さかな。
その点で一番良かったのはやはりサム・ライミ監督版の1作目だと思うのだが、
以降のシリーズでも大事にされてた要素と思うので、今回そこが薄かったのは残念。
あとはヒロイン(達)の存在感がイマイチ薄かったのも不満点かねえ。
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しかしね、楽しかったっす。
『アベンジャーズ』関連作としても『スパイダーマン』単品としてもバランスよく作られていたし、
これまでとはまた違った視点でピーターの成長をしっかり描いていたので全体的には満足。
アクション面等での満足度からこれまでのシリーズよりは下げるが、観て損ナシの3.5判定で。
次回作はより『親愛なる隣人、スパイダーマン』らしい活躍が見られると嬉しいね。
けど……ホントに続編出ますよね?! だって……ほら……アレとか……大丈夫っすよね?!
<2017.08.12鑑賞>
軽さがいいネ👍
これまでのスパイダーマンのような勧善懲悪的な重さは感じず、良い意味でのホップな軽さが、単純に楽しめる作品でした👍
どこにもいる、等身大の高校生ピーター、それに敵となるバードマンも今ひとつ悪になりきれない、おじさん的な役どころが親しみが持てるかな。
スパイダーマン・シリーズは、友人の父親がキーマンになる事が多いのですが、今回もマイケル・キートンが友人の父親役でキーパーソン❗️ただ、アカデミー賞俳優にしては役が軽すぎるし、マイケル・キートンがバードマンって…シャレかな…(笑)
アベンジャーズやスタークとの絡みは、マーベルの映画作りの面白さや繋がりを広くしますね。やっぱり、ロバート・ダウニーJrは存在感があります。
次のシリーズに繋がりもあるので、最後まで席は立たないでください。
サム・ライミ×トビー版に思い入れがあったけど
スパイダーマン最高ですね
とてもいいまとまり
トムホランド君のスパイダーマンが一番好き
新しいスパイダーマン
映画のギフトカードがあったので初めてマーベル作品を映画館で観ました。
敵にも家族がいる。根本的に悪ではなくて、スパイダーマンの敵って感じだなぁと。
批判が思ったよりあったけど、スパイダーマンは有名作品だから仕方ないか。
子供っぽいと思ってたトニースタークが完全にピーターパーカーの保護者で、トニーがさらに好きになった。
批判も多いし、もちろんサム・ライミ版のスパイダーマンは私も好き。でも、原作に近くて「高校生」のスパイダーマンはこの作品が1番リアルだと思う。アベンジャーズに入りたい〜って言って勝手に動いて、失敗して怒られて。今までのスパイダーマン達と違って自作スーツのクオリティも低い。
スパイダーセンスの有無はわからないが、今回は出てこなかったし、最後の敵との戦いでスタークのスーツを使わなかったものの、スーツの機能に結構頼ってて、まだまだ成長に期待。
登場人物は、メイおばさんがえろい。前はおばさんっていうかおばあさんだったのに、急に若くなってびっくりだけど良いかんじだね。親友もよかった。太ってていかにも地味なグループって感じの雰囲気。
最後スーツをちゃんと受けとらなくて、成長したね〜〜〜って感動。何よりわちゃわちゃしてるのがかわいくてトムホランドのファンになりました。彼自身もネタバレしちゃったりかわいい人です笑
スパイダーマンが幼い
一番最初の頃のスパイダーマンが好きなので、、想像と大分違っていました。
マーベル作品の一員としてアベンジャーズに加わって欲しいと思っていましたが、この展開なら単体でいいかな、と。。
前作までと違い、派手に活躍するヒーロー感があまり感じず、飛び回る感も物足りなかったです。なんか、遊びみたいな。。
衣装もトニー・スタークが作ったものって言うのが、なんだかなぁ…って思い、、でもあの自前の手作り感満載の衣装は笑いましたが(笑)
地味でからかわれるところから入るのは、お決まりのパターンで良かったし、今回は頼りになる友達も良かったし、(余計なところもあったけど)優しさが良かったです。
また次回作も観ますが、友達の設定そのままでもっと前みたいな活躍したスパイダーマンを期待してます!
今までと違う
そういうことだったのか!
グウェンやMJが出てこないスパイダーマンなんて!と思ってたら、まさかの!
MJの本名なんて知らないもんだから、まんまと騙されました。
原作読んでる人はわかっていたのかな?
冒頭では、シビル・ウォーで突然出てきたスパイダーマンの登場経緯がわかる仕掛けになっている。
サム・ライミ版、アメイジング版と立て続けに映画化したせいか、なぜピーターがスパイダーマンになったのかなどは大胆に端折ってます。
ただ、今回も正体を隠しながら学校生活を送っているということがピーターにいろいろな弊害をもたらす、というところは健在。
恋愛がうまくいかなかったり、クラスメイトから馬鹿にされたり。
イマイチ冴えない立ち位置なのもピーターらしい。
また、地に足が着いているヒーロー、とアイアンマンも揶揄していたように、スパイダーマンの敵が人間くさくていい。学校という小さな自分の居場所を必死で守りつつ、アベンジャーズに認められくて必死な若者の健気さが好感度大。
個人的には暗すぎず端正すぎない今回のピーターが一番しっくりきた。
バットマンを演じたこともあるマイケル・キートンが敵役なのが、にくいキャスティング。アイアンマンの傍若無人な金持ち思想が、またしても事件の発端なのがこのシリーズらしい。
キャプテン・アメリカが教則ビデオに使われ続けているのも、契約社会のアメリカっぽいですね。きっと、何年契約で使用する、みたいなことをどこかと取り付けたのでしょう。シールドか?
あと、アベンジャーズには絶対出演しないグゥイネスがチョイと出て来て最後に華やかさを添える。
親友のネッドが、力士の御嶽海の若いときにちょっと似てるなぁと思って個人的にツボでした。
シン・スパイダーマン
今までで1番スパイダーマンらしい!
高校生のピーターパーカーがスパイダーマンというヒーローに必要な自覚と責任感を知り大人になっていくというストーリー。
この作品は3つ目のスパイダーマン映画でMCUに加わってから初めてのスパイダーマン単独作品です。
そして、この作品は今までのスパイダーマンの中で最もスパイダーマンらしいスパイダーマンでした。
高校生という難しい感情の時期をトム・ホランドは上手く表現出来ていて素晴らしかったです。
今作のヴィランであるヴァルチャーは今までのMCU作品とは異なり別世界の神などではなくとても庶民的で悪行の動機もとても納得がいくものでした。
そういう庶民的で最強という訳でもないヴィランに苦戦するのがスパイダーマンであり、それを通じて大人になっていくのがスパイダーマンです。
また、今回のスパイダーマンのスーツはアイアンマン/スタークが作ったという設定になっておりこの事を知った時はとても抵抗がありましたが鑑賞後は逆にそのスーツの機能を色々試すシーンはお気に入りのシーンの1つです。見事にハマっていましたし、上手くアイアンマンを絡ませる事が出来ていました。
今までのスパイダーマン映画とは話は繋がっておらず(シビルウォーを除く)全く新しいスパイダーマン作品なので1度もスパイダーマンを見た事が無くても楽しめるので誰にでもオススメ出来る作品です。
アベンジャーズのスピンオフ
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