ちはやふる 下の句のレビュー・感想・評価
全35件中、1~20件目を表示
クイーン降臨!
個人対団体どちらが、純粋なかるたと言えるのか?
を問われる本作。
東京瑞沢を率いるちはやや部長太一とともに、机くん肉まんくん奏ちゃんも力を付けて、全国大会に進めるチームになった2作目。
東京大会を突破すると、競合北央高校のドS須藤清水尋也がなんと、北央を作り上げてきた秘伝の戦略本をちはやに託してくれる。
ちはやは、電話越しにかるたをやめると言った福井にいる新の真意を聞くため、太一と福井へ。
新は、A級に上がれた大会に出た事で留守中にかるた名人祖父を亡くし、深い喪失と悲しみからかるた意欲をなくしていた。
新は心配な状態だが、かるたで強くなって待っていようという太一と、もっともっと強くなるためにクイーンを目指すちはや。
離れていても、太一は流れが悪い時の秘訣を新に聞き、新の祖父譲りの秘訣「立ち上がってかるたが1番楽しかった時のことを思い出す」を教わるなど友情は健在。
後半でも、ちはやもその秘訣を使うが、ちはやが大事な大会で思い出す、かるたが1番楽しかった瞬間は、新・太一・みんな、らしい。
あちゃー、毎日部活で一緒の仲間も、まだ、みんなにくくられてしまうのかーと少し寂しい。
作中みんなもそう感じるようで、新をめぐり、クイーンしか見えなくなっているちはやと、新にちはやを取られそうで調子が狂っている太一を、周りのみんなは1人じゃないんだからもっと頼ってと言ってくれる。
おかげで、チーム感溢れる今作。
頭も俊敏さも耐久力も必要な競技かるた。
進学校だからこその心技体揃ったスピード感ある試合、頭脳ゆえ個人感覚に陥りがちなところが、同レベルの頭脳同士の対戦やチームだと充実感楽しさが満ち溢れて更なる強化になるところなど、見ていて、低次元な人間関係が介入せずとても楽しい。
クイーン連覇の詩暢さんも、ちはやも、ダディベアやスノー丸が好きで、新を好きで、精神年齢とかるたこそ詩暢が上だが、親友同士になれそうな予感。
全国大会は、決勝トーナメント敗退。
個人戦はちはやはクイーンの詩暢に破れるもかるたの楽しさを一層感じる。
結びを見て、この戦績は高2のものだったと理解した。
そういえば下の句の最初で新を訪ねた時既に春だったから、高2の春だったと言うことか。
混乱するほど高校3年間の充実した日々は速い。
どうしても、広瀬すずの輝く躍動感と眩しい表情の側では、上白石萌音の容姿は霞んでしまうが、そこを張り合うつもりなど全くなく、実家呉服屋のパンフにちはやに載ってもらったり、ちはやに美人の無駄遣いなどと言えて、古典を楽しんでいる奏ちゃんを通して、上白石萌音の印象も自然と良くなる。
ちはやと奏も、広瀬すずと上白石萌音も真逆のキャラだが、主人公全開でなく側で支える安心感を与えられるキャラクターの上白石萌音は息が長い俳優さんだろうなと伺える。
別格な佇まいの松岡茉優も関西弁が上手くて、独特なキャラに振り切っていて最高。輪郭の印象が強かったが実は骨格が何で見ても細くて、綺麗。
真剣佑は、高校生の頃こんなにまっすぐな笑みを浮かべる好青年だったのかと俄かに信じがたいが、不敵な笑みで映る写真が多いあの印象は微塵もちはやふるからは感じられず、プロである。
福井弁も上手で、おっとりとすべきことをして邪念のない新は3人から好かれて当然の人物像だ。
なのに、いとも自然に、普通の会話の流れで、
「好きや」?!たった3文字、しかもすき家と同じ音で、
あの天下のすずちゃんが腑抜けになる!
只者でなさすぎるが故の只者でない新役なのだろう。
かるたを通して真剣に生きている彼らは、
天使なんかじゃないのかるた部バージョンに思えた。
詩暢役松岡茉優はマミリン。
無駄美人ちはや役すずちゃんは翠。
肉まんくんは文ちゃん。
新の真剣佑はタキガワマン。
伊織の清原伽耶は志乃。
野村周平だけちびまる子ちゃんの大野くん。
アキラ不在。
アキラは横浜流星以外いない。
かるた×スポ根、そして恋。~其ノ二~
"ちはやふる" シリーズ第2作。
Huluで2回目の鑑賞。
原作マンガは未読、アニメ版は未見です。
主人公が好敵手攻略に気を取られるあまり、仲間との間に亀裂が生じてしまう、と云う展開は青春モノのテンプレながら、そこを経て一層絆が強固となる瞬間はやはり感動的でした。
千早と詩暢のライバル関係や動き出した新など、今後が気になる要素が盛りだくさん。ここで終わってもいいようなつくりでしたが、完結編がつくられて良かったと思いました。
[余談]
松岡茉優の演技が絶品でした。他の出演者もかなりいい味を出していましたが、彼女のそれは別格だな、と…
動の千早に対しての静の詩暢を体現していました。かるたクイーンとしての風格を漂わす佇まいは見事の一言。
前作が楽しめたなら
ライバルの眼鏡君にスポットを当てたお話。
前作が楽しめたなら今作も楽しめると思います。
タイトルが示すとおり続きものなので前作を見ないと微妙かも。
前後編という構成ですが
ちょっと前作より中途半端というか
結びへの繋ぎのストーリーのように感じた。
おもしろくないわけじゃないけど。。
上の句に比べると、ちょっとトーンダウンしてしまったかな。上の句のよかった印象が引っ張られてるから、作品の総合的な印象は悪くないんですが、下の句単体で見ると意外と平凡な作品だったかなと思います。
まずは、上の句で最大の魅力だった競技カルタのシーンがずいぶんと少なくなってしまいましたね。全国大会に向けて、紆余曲折しながらも、最後は一丸となっていよいよ全国大会!否が応でも、ボルテージが上がった中で、肝心の全国大会のシーンはほとんどなし。ちょっと拍子抜けでした。個人戦ものめり込めるほどじゃなかったです。クイーンのカルタが初めて本格的に見れたのはよかったですね。今までにないない音のないカルタは見応えありましたね。結局、部長vs須藤先輩の対決はどっちが勝ったも分からずじまいでしたね・・。
千早のまわり見ずな自分の信じた道を脇目も振らず突っ走る性格は上の句でもあったから、新がカルタやめるとなったときに、千早ならそうなっちゃうよねと理解できるけど、やっぱり「もうちょっと周り見ろ!千早!」と突っ込みたくなる迷走っぷりは、見ていて痛々しく作品の雰囲気を重たくしてしまってましたね。
登場キャラは上の句とほぼ同じなので、よく言えば安定してるけど、悪く言えば目新しさがなかったですね。肉まん君の矢本悠真さんは全体通して、いいキャラ、いい演技でした!
団体戦としてのかるたのエモーション
かるたをやめると言い出した新と、千早の再開シーンから。新、千早、太一は、かるたをやる理由、自分のためだけでなく仲間とかるたをやる意味などに苦悩し、かるたを通じて各自に成長する。
千早等の様子に影響された新の復帰と、千早の「クイーン戦」を暗示して終わる。
原作未読 アニメ版未見
———————————
前作より、孤独や人の結びつきに注目している印象でした。1対1でありながら、団体戦があるというかるたの特徴を活かし、仲間と励まし合うことの良さを表現していると受け止めました。
やや演技の臭みと、偽物感が増した印象だったのは気のせいでしょうか。(必ずしも欠点とは思わないですが。)
シリアスなシーンで、ちょっと恥ずかしいセリフが入っても、すぐにコメディっぽい緩む展開が挿入されるので、ある程度安心できる。が、演技っぽい恥ずかしいシーンが多く少し辛かったです。シーンによってはちょっと長く感じてしましました。
新の部屋のシーン、場所はほとんど動かなくても、人物が注目する小物によって、感情が変化していくのは面白かったです。昔の写真、遺影、干されているタオルなど。
「上の句」同様、須藤、ヒョロ、肉まんくんなど、やっぱり脇役が好きでした。
須藤が試合前に太一に言った「この世に言い残すことはないか」で吹き出してしまいました。大袈裟だ笑。彼等の試合内容はもうちょっと観たかった気もします。
最後の試合は、戦況が分かりづらくてやや楽しめなかった。スローで札が飛ぶのを観て視覚的に楽しむのが中心になっていたように思いますが、いかがでしょうか。
エンディングで華やかなアニメが観れたのは嬉しかったです。私は前作に続き、このアニメーション表現が好きです。前作のエンドロールはただの黒バックでしたが、今作のエンドロールの彩りに主人公たちの変化が表れているようで、感動しました。
砕けた要素も入っている
前回同様、綺麗さが際立つ映画。
ストーリー展開に意外性はないが、単純に楽しめる。
松岡茉優の綺麗さと広瀬すずの可愛さを楽しむ。
次回作は何か新しい展開に期待したい。
いい映画だ。
『ちはやふる 下の句』(2016)
日テレ放映を録画して観た。競技かるたにしのぎを削る角度からの面白さと、それぞれのかるたの表している内容から察する挿話や、加えて、というよりメインかも知れないが、幼馴染との三角関係や高度なライバルへの挑戦など、売れ筋が幾重にも入れてあるメジャー路線の物語である。勝負という人間の一側面は基本的な構成になるはず。対面勝負事に関しては基本的構成はわかりやすいかも知れないが、揺れ動くのは三角関係以上の、特定の人対その他の人との恋愛関係。主人公の千早は、自分でかるた競技部を作っておきながら、クイーンに挑戦したい気持ちが出てしまい、左利きのクイーン用の練習に身を入れてしまい、右利きの多いはずの大事な団体戦の練習うの仕方を疎かにしてしまい、仲間とはずれてしまう。これは千早が悪いと思ってしまう。だがそれも克服され、クイーンと千早が闘うことになる。かるたというような個人対個人のものの団体戦というものが一体、個人を超えるものなのかどうか。深いテーマが入っている。クイーンがライバルが現れたと察したのだろう、笑みを浮かべたシーンもすごみがあった。「団体戦こそ個人戦だ」という言葉が映画とは言え、効いて来る。個人戦でも、一緒に練習してきた時点で団体戦だったのか。男2人と女1人の幼馴染の友情と恋愛の手前。相互して繋がって詰め込まれている。その継続が人生か。示唆してくれてはいるけれど。エネルギーだなと思う。上の句、下の句と、勧められる映画というのはこういうのを言うのだろう。
前作よりパワーダウンした印象でした
前作よりパワーダウンした印象でした。 前作は [友情パワーで優勝だ!] というストーリーでしたが、 今回は特別な まとまりがあるわけでは ありませんでした。 皆でいろんなことをしました、 というストーリーでした。 最後にクイーン戦の映像が挿入されますが、 理解できませんでした。 皆で競技カルタを頑張ることが目標であって、 一番になることが目標ではないと思ったからです。
うまくまとめた二部作
前作で違和感のあった広瀬すずの演技も慣れたのか千早として観ることができた。共演者、特に真剣佑と松岡茉優も素晴らしかった。
全国大会の団体戦を体調不良で欠場し、個人戦ではクイーンにあっさり敗れるのは二部作の後半としてはげんなりするところ。原作通りだが、盛り上がりに欠ける。ただし、映画オリジナルのクイーン戦を入れてくるあたりはうまい脚本だなと思った。
さらなる続編もあるようだが、そちらの方が盛り上がることは間違いない。期待したい。
下の句も良かった‼
原作未読。上の句を観た後、続きが気になり連続で下の句を鑑賞。舞台は、全国大会。千早達は、憧れの大会に出場でき大喜びしますが、そこには「クイーン」と呼ばれる最強の選手が立ち塞がります。クイーンに勝つため、必死に練習していきます。部員同士の意見の食い違いのシーンもありますが、一致団結していく部員達に胸が熱くなりました。主演の広瀬すずちゃんを始め、共演の野村周平さん、真剣佑さん、松岡茉優さん、國村準さんなど若手実力派から経験豊富なベテランまで、競技カルタに懸ける思いや、大会の試合での緊迫感がリアルに表現されていて、一気に引き込まれました。エンディングは、少しモヤモヤ感が残り、展開が気になりますが続編があると言うことで、公開まで首を長くして待とうと思います。キャスト・スタッフの皆さん、続編決定おめでとうございます!楽しみにしてます。
本当にやめてほしい
広瀬すず使いたいだけで
原作が食われた感がすごかった
これは、ちはやふるとはまた別物です
原作での熱いものが見事に消失されてました
またアニメ漫画の方を見たいと思います
もー悲しい
本当に悲しい
広瀬すずは海街diaryがよかったよ
みたいならそっちみなよ
嫌いな訳じゃない
ただ本当に好きなものに「簡単に触らないで」欲しいだけ。
からくれなゐに みづくくるとは 競技カルタの青春映画後編
上の句、下の句一気観!
「ちはやぶる~」の句を読んだ在原業平はとてもプレイボーイで一説によると3,733人の女性と夜を共にしたらしいです(誰が数えた!?)。業平には「オイ、お前」っと言いたくなりますが、千早はそんな事はなく今作も純水で真っ直ぐです。
というわけで、漫画「ちはやふる」の実写映画後編。原作は未読ですが、今回もきっと原作を上手くアレンジしてあるのでしょう。映画は2作に分けてありますが、後編はタイトルもなく始まったので作り手側は2作品で1つな気持ちだったのではないでしょうか?
内容はライバルが出て、千早が自分を見失って、また復活して、最後に強敵との闘いに挑むっと王道中の王道。そんなストーリーを個性豊かなキャラクターで支えています。
今回印象に残ったのは松岡茉優演じるクィーンの若宮詩暢。微妙なファッションセンスでツンデレですが、新にツッコむ時などセリフのテンポが最高です。クィーンの名に恥じないキャラでした。
最後の方がちょっとバタバタで「団体戦2試合勝った後どうなったんだろう?」とか「太一の最後の試合の結果は?」とか気になる点が残っているのは残念!でも続編も決まっているようですし次にも期待です。青春っていいなーっと思いつつも、自分も何か頑張ろうっと思わせてくれる作品でした。
地元愛で見た。上の句に比べると。。。
近江神宮や琵琶湖やら、地元愛で観た。
上の句の熱さに比べるとめんどくさいシーンも多かったし、主人公あんまり活躍しないし、なんか最後は尺あわせ感があったので、ちょっと微妙だった。
上の句が良過ぎただけに、期待値上げすぎたのも一因かな。
よかった
『上の句』にあった、心の深いところまで手を突っ込まれてかき混ぜられるような感覚はなく、普通に上質な青春映画で楽しい映画だった。
クイーンの服が極めてダサいところなどすごくよかった。松岡茉優さんはどんどん松嶋菜々子に似てきている気がする。
広瀬すずちゃんは照明スタッフや裏方などを下に見ていて、感じが悪かったのだけど素晴らしい演技と魅力ですっかり好きになってしまった。
ふつうやった
上の句がすごくきゅんきゅんしたのに比べて、そんなに盛り上がれへんかった。
松岡茉優さんは演技上手なんやろうけど、バラエティ番組とかの姿がちらついて、松岡さんとしてしか観れへんくて残念やった。
でも続編は楽しみ。
ワクワクが止まらない
上の句とおなじく、試合シーンのスピード感にワクワクしっぱなしだった。
千早、太一、新、クイーンの4人に焦点が当てられ、瑞沢高校かるた部としての見所は減ったかなという印象。
だがクイーンの松岡茉優の演技が抜群すぎて、ずっと見ていたかった。
ひとつ苦言する点を挙げると、太一が新に「1番かるたをしていて楽しかったとき」をイメージするようアドバイスを受けたあと、昔に新、千早とかるたをしていたときをイメージしたが、太一は千早に気に入られたくてかるたをやっていただけで、上の句でそれは語っている。そして肉まん君にも「ようやくかるたが好きになってきたか」とも言われており、太一のかるたをやっていて1番楽しかったときは、現在の瑞沢高校かるた部でかるたをしているときではないのかと、ふと疑問が浮かんだ。
続編に期待
上の句よりキュンキュンしたり泣ける場面がなかった。
松岡茉優ちゃんのしのぶちゃんがやっと登場!!カルタ姿見れてそれだけで満足でした。
ちょっとちはやが漫画と比べてそんなキャラやっけ?と思ってしまったけど、
お話としては面白かった。
続編が楽しみです^^!
全35件中、1~20件目を表示