ちはやふる 下の句のレビュー・感想・評価
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これも良作!でも、上の句を見てからどうぞ〜
またしても、うるうるしてしまいました。上の句でチームとしての絆が芽生えたかるた部に、少しずつ生じ始めた不協和音。それを乗り越え、チームの絆をより強いものにしていく過程がしっかり描かれていて、ラストは涙があふれてきました。
本作のいいところは、かるたをただの設定としているのではなく、物語のぶれない軸として据えているところではないでしょうか。かるたがなければ出会わなかった仲間と、かるたがあったからこそ結ばれた友情、そしてかるたを通して自分と向き合い、大切なことに気づいていく。この「かるた」にあたる何かが、見ている人の中にもきっとあるから、心を打つのだと思います。
それにしても、本作の広瀬すずの演技もよかったです。そして、それに勝るとも劣らぬ松岡茉優!すばらしいです!脇を固める國村さんもさすが!肉まん君もいい味出してました。
ただ、いい作品だとは思いますが、前半はやや重苦しく、長く感じました。とくに、千早の行動に共感できないというか、理解できない部分があり、置いていかれたような感じで客観的に見ちゃいました。また、新との絡み、若宮詩暢の登場でしかたないのですが、机くんと奏ちゃんがややトーンダウンしたのは残念でした。あと、上の句のように、和歌をストーリーに重ねてほしいなと思いました。全体的には上の句ほうがよかったなという印象ですが、本作も見て損はありません。上の句を見た方には絶対オススメです!
全は個、個は全
団体に重きを置きすぎた失敗作
かるた競技には和の淑やかさがありながらも、それにそぐわない斬新な部分もある。そんな魅力を最大限に引き出しながら、友情から繋がる団体行動の大切さも密に描いていたのが「上の句」であった。
だが「かるた競技」の魅力をなんとなく理解してきた「下の句」では当然「上の句」のような衝撃は半分以下になるわけで、ほかに何があるのかと思えば甚だ疑問が残る。結果から言えば「下の句」では何もできずに「上の句」からの延長線上を興業目的で果たした、言わば最近指摘されている邦画が世界に進出できない要因の一つを露呈する形になった。
「下の句」で焦点になる部分は松岡茉優演じるかるた界のクイーンこと若宮詩暢が登場することで、主役の3人である千早、太一、新のかるたに対する考えが変わっていくこと。そして、全国大会に向けたかるた部の一体感の成長も見どころの一つ。
気づくかもしれないが今回は若宮詩暢が登場すること以外は「上の句」でやっていることと何ら変わりはない。そして、まだ演技の発展途上でもある彼らにこのドラマパートで同じことをやらせても突出したものが出てこないのは当たり前のこと。清水尋也や松岡茉優(クイーンと言われていながら登場シーンは少ない)といった若くてもある程度演技に定評のある役者を少しでも登場させたのが唯一の救いといっていいかもしれない。
そして、「上の句」よりも圧倒的に無駄なシーンが多いのも気になるところ。笑いをとるシーンの中途半端な描写や恋なのか友情なのかどっちつかずな演出をくさい芝居で片づけたりと「上の句」に比べ一気にクールダウンさせられる。極めつけは吹奏楽がかるた部にお礼を言いにくるシーン。平凡な高校生の集まりである吹奏楽と容姿整ったかるた部が対面したのを見た瞬間、一気に現実へと引き戻されて気分になり、ありえない設定とはわかっていながらもこのシーンがあるだけで興醒めしてしまった。
これで続編の製作とは・・・。ある意味で日本の映画スタッフはハートが強いのかもしれない。世界から何を言われても興収だけを求めた映画作りにぶれを感じさせないからである。
満足できた
静かな中にも熱があって上の句とは違った良さがある。
続編も楽しみ(o´∀`o)
しのぶちゃん!
すごく良かったけど、少し物足りなかった
湿っぽくて泣きすぎ
これぞ“ちはやぶる”。絆が生んだ本当の強さ。
【賛否両論チェック】
賛:個人戦においてもなお、仲間との絆を信じて戦う主人公達の姿がまぶしい。心身共に離れてしまった友への想いが、そんな彼女達の戦い方にリンクしていく様子も、感動を誘う。
否:前作の知識がないと、何となく分からないまま終わってしまいそう。前作よりも感傷的な主人公にも、好みは分かれるか。
まず、特に説明もなくお話が進むので、「上の句」の鑑賞は必須です。前作では、かるたを共に戦うチームとしての絆がメインでしたが、今回はそれに加えて、身も心も共に遠く離れてしまったかつての友への、主人公の熱い想いがクローズアップされていきます。
1人1人の力が試される個人戦にあっても、互いを励まし合い、鼓舞し合う主人公達。そんな中で、主人公の得意な札が、いつの間にか全員の得意な札になっていたりして、絆の持つ強さが印象に残ります。師匠の原田が語る、
「個人戦こそ、本当の団体戦。」
という言葉の意味が、次第に分かってくるようです。
そんな絆の力を否定し、ひたすら自分の力だけを信じることで、クイーンとして君臨し続けてきた若宮詩暢に対し、千早がどう立ち向かっていくのか、ラストは思わず手に汗握ります。
そして、そうしたかるたでの“仲間の絆”が、そのまま千早と新の関係性にもリンクしていく様も、また甘酸っぱさ満天です(笑)。
今青春真っ只中の方は勿論、青春時代のひたむきさを思い出して感動したい方にも、是非是非オススメです。
行間を読もうって、国語で習ったよね?
青春かけた部活の熱さは伝わるものの・・・
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